アングレカムの育て方!水やり・肥料など基本的な管理のコツを解説!

アングレカムの育て方!水やり・肥料など基本的な管理のコツを解説!

アングレカムは着生ランの仲間で、南国の植物らしいエキゾチックな魅力を持っています。洋ランのなかでは入手しづらく育て方も簡単とは言えませんが、この記事では置き場所や水やり、増やし方などアングレカムの育て方のポイントをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.アングレカムはどんな花?
  3. 3.アングレカムを育ててみよう
  4. 4.アングレカムの育て方①置き場所
  5. 5.アングレカムの育て方②鉢
  6. 6.アングレカムの育て方③用土
  7. 7.アングレカムの育て方④水やり
  8. 8.アングレカムの育て方⑤肥料
  9. 9.アングレカムの育て方⑥病気・害虫
  10. 10.アングレカムの育て方⑦植え替え
  11. 11.アングレカムの増やし方
  12. 12.まとめ

はじめに

アングレカムは主にマダガスカル島を原産地とする着生ランの仲間です。着生ランとは他の樹木などにしがみつくようにして育つランのことで、胡蝶蘭やオンシジウムなども着生ランの一種です。木にしがみついているといっても木から栄養を取っているわけではなく、雨水や霧から水分や栄養分を吸収するために独特な根の構造を持っています。

アングレカムはどんな花?

アングレカムの花は色のバリエーションが少なく、白や薄いイエロー、グリーンくらいしかありませんが、花のもちがよく甘い香りを持っています。園芸店などに出回ることは少なく、ラン園に直接出向いたりインターネット通販を利用して購入する人が多いようです。寒さに弱い特徴があるため日本でアングレカムを栽培するには温室で育てるのが理想的ですが、ここでは自宅でなるべく簡単にできる育て方をご紹介します。

アングレカムを育ててみよう

アングレカムの原産地は日本とは環境が大きく異なっています。そのため栽培にはやや手間がかかり、一般的にガーデニング中級者向きといわれています。ですがここではなるべく初心者の方もチャレンジできるように、ポイントを分けてご説明します。開花期は冬から春にかけてなので、たくさん咲かせられるように頑張りましょう。

アングレカムの育て方①置き場所

春から秋の置き場所

アングレカムは日光を好むため日当たりのよい場所に置くのが基本です。春から秋にかけては日当たりと風通しのよい屋外で管理できますが、梅雨時期など雨が続くときは室内に入れてください。強い直射日光に当たると葉っぱが黄色く焼けてしまうことがあるので注意が必要です。日当たりがよすぎるようなら、置き場所を変えるか遮光してあげましょう。

冬の置き場所

冬の間は日当たりのよい室内で管理します。ある程度の風通しがあったほうがよいですが、エアコンの風が直接当たらないように気を付けましょう。寒さに弱い特徴があるので部屋の温度は必ず10℃以上をキープしてあげてください。5℃以下になると完全に枯れてしまいます。

アングレカムの育て方②鉢

Photo bycongerdesign

アングレカムは鉢植えが一般的です。小さな株ならプラスチック製のものでも大丈夫ですが、ある程度大きな株は重さのある陶器の鉢でしっかり支えてあげましょう。素焼きの鉢を使うと通気性がよく、水分の状態を確認しやすいという利点があります。また着生植物らしく鉢を上から吊るす、いわゆるハンギングもおすすめです。

アングレカムの育て方③用土

ほかの着生ランと同じく用土には水苔やバークチップを使います。バークチップは水苔よりも保水力が弱いため、根腐れしにくくなる半面、水不足で枯れてしまうリスクが高くなります。鉢の大きさにもよりますが、素焼きの鉢には水苔、化粧鉢やプラスチック鉢にはバークチップを選ぶとよいでしょう。

アングレカムの育て方④水やり

Photo bymanfredrichter

季節に合わせた水やりが必要です。温かい時期は用土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをします。気温が低くなるとともに水やりの回数を減らしていき、冬は乾燥気味にしましょう。葉っぱの表面に少しシワが寄るくらいでも大丈夫です。ただ部屋の湿度が低すぎると弱ってしまうことがあるので、加湿器を使うか葉水を行うといいでしょう。

アングレカムの育て方⑤肥料

出典: https://www.hyponex.co.jp/item/62/?tmid=59

肥料の与えすぎはかえってよくありません。春から秋にかけてはよく成長するので、液体肥料をあげましょう。指定してある倍率の2倍程度に薄めて使います。与える頻度は10日に1回くらいが目安です。

アングレカムの育て方⑥病気・害虫

アングレカムの病気

アングレカムは病気の心配があまりありません。ですが次にご説明するカイガラムシの排せつ物が原因で、すす病という病気にかかることがあります。すす病にかかると葉や茎が黒く変色して、最終的には枯れてしまいます。すす病を見つけたら、変色した部分とカイガラムシをすべて取り除き、専用の薬剤で殺菌します。

アングレカムの害虫

アングレカムを屋外で育てているとカイガラムシという害虫がつくことがあります。このカイガラムシは、それ自体が害を及ぼすだけでなく、すす病の原因にもなります。見つけたらすぐに駆除しましょう。ピンセットや歯ブラシで地道に取り除くというのが確実な方法です。病気や害虫を予防するためにはなるべく風通しのいい場所に置き、こまめに状態をチェックすることが大切です。

アングレカムの育て方⑦植え替え

Photo byPexels

アングレカムの根はとてもデリケートなため、あまり頻繁に植え替えを行いません。植え替えの頻度は2~4年に1回が目安です。植え替えは、元気に成長を始める春に行います。また植え替えのあとはしばらく水やりや肥料を控えて、株が落ち着くのを待ちましょう。

植え替えの注意点

植え替えの際に根を傷つけないように注意してください。根についた古い用土を無理に取り除く必要はありませんが、黒くなっている根は切り取ってあげます。根が全体的にきれいになったら、そのまま水を含ませた新しい用土に植え付けます。また空中に伸びている根はそのままにしておきましょう。

アングレカムの増やし方

増やし方①子株の株分け

アングレカムは増えやすい植物ではありませんが、環境や管理がよく元気な株は子株が出ることがあります。この子株が成長して根が空中に伸びてきたら、株分けをして増やすことができます。親株ごと鉢から抜いて古い用土を取り除いたら、消毒したハサミやナイフで親株と子株を切り離し、子株を水苔に植え付けます。親株は植え替えの手順で鉢に戻してください。

増やし方②注意点

子株を植え付ける際は、植え替えと同様、根を傷つけないよう慎重に作業してください。子株、親株ともに植え付けたあと半月ほどは、水やりや肥料を控えて様子を見ましょう。株分けをするとアングレカムに大きなストレスがかかります。失敗するリスクも高いので、栽培経験を充分積んでから行うことをおすすめします。

まとめ

Photo by sunoochi

アングレカムの栽培はやや手間がかかりますが、普段の管理に特別な技術がいるわけではありません。いくつかのポイントさえ押さえれば、そう簡単に枯れたりもしません。手間をかけたぶん、花が咲いた時の喜びは大きなものになるでしょう。ぜひトライしてみてください。

ぬーとりあん
ライター

ぬーとりあん

植物も動物も大好きな生き物ライター。自然への好奇心が尽きません!

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