胡蝶蘭は花色が豊富!
胡蝶蘭はエレガントな花姿だけでなく、存在感や華やかさも魅力の植物です。開店祝いや快気祝いなどお祝い際の贈り物に好んでよく選ばれることもあり、生花店やデパートなどあちこちでよく見かけられます。白やピンクの胡蝶蘭が主流ではありますが、実はそのほかにも花色は豊富です。花色にはそれぞれ意味があり、贈るシーンにあわせた選び方ができる点も人気の理由です。
ボタニ子
胡蝶蘭が贈り物に選ばれやすい理由は、ステキな花言葉にあるんだって!
胡蝶蘭の花自体が持つ花言葉
胡蝶蘭の花は艶やかで日に当たるとキラキラと輝き、また蝶が羽ばたいているような花姿をしていることから「幸福が飛んでくる」という花言葉がつけられました。もうひとつ「純粋な愛」という花言葉を持っていますが、これは花びらの丸みのかわいらしさや、枝垂れて咲く様子が控えめで純粋な雰囲気を表現していることが由来です。
ボタ爺
胡蝶蘭は、花色によっても異なる花言葉や意味を持っているんじゃよ。
胡蝶蘭の色の種類【定番カラー】
胡蝶蘭の色の種類は、大きく「定番カラー」と「珍しいカラー」の2種類に分けられます。日本で古くから広く流通しているのは定番カラーの「ピンク」と「白」ですが、近年「リップ系」品種も高い人気から定番カラーの仲間入りを果たしています。
①白
胡蝶蘭の定番カラーといえば「白」です。非常に品種が豊富で、一つひとつの花の大きさや花数、枝の本数などは実にさまざまんです。流通量が多く手に入りやすいのも嬉しいポイントで、手ごろな値段のものから高級なものまで幅広いラインナップがあります。白は誠実を表す色であり、「お祝いの贈り物に困ったら白の胡蝶蘭」ともいわれるほど重宝されています。
主な品種と花色
- アマビリス:艶があって真っ白
- ヴィーナスポット:白の花びら+中心部分が淡いピンク
- ダイヤモンドスター:透き通るような白さ
白の胡蝶蘭の花言葉
白の胡蝶蘭が持つ花言葉は「清純」「純粋」です。優美な花姿が特徴の胡蝶蘭の中でも、白の胡蝶蘭の透き通るような花色は清らかな印象を与えてくれることから、このような花言葉がつけられました。ブーケや装花などブライダルシーンで好んでよく使われるのは、ピュアで柔らかな印象と「清純」という花言葉を持つことに理由があります。
②ピンク
白に次いで定番なのが「ピンク」の胡蝶蘭です。ひとえにピンクと言っても、淡いものや濃いタイプ、明るいものやグラデーションタイプなど、種類によって花色はさまざまです。花色が豊富な分品種も多く、「明るい人には濃いめのピンク」「ふんわりした人にはパステルカラー」というように、贈る相手のイメージにあわせた選び方を楽しめます。
主な品種と花色
- ヴィーナスピンク:淡いピンク色
- ユメザクラ:桜のような薄いピンク色の花びら+中心部分が白
- トロピックジュエリー:淡いピンクと濃いピンクのグラデーション
ピンクの胡蝶蘭の花言葉
ピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛します」です。ピンクは優しさや女性らしさ、華やかさを表す色であることから、ロマンティックな花言葉がつけられたといわれています。ピンクの胡蝶蘭は愛を伝えたい相手にプレゼントするのにピッタリで、異性はもちろん友人や家族など大切な人に気持ちを伝えるのにおすすめです。
ボタニ子
ピンクの胡蝶蘭は小さめサイズの品種も多いよ!お返しやちょっとした贈り物にも人気なの。
③リップ系
リップ系とは、花びらの中心部分が濃く花びらの色が薄いタイプの胡蝶蘭のことです。リップ系の中でも有名なのが「赤リップ」と呼ばれる品種で、中央部分が赤く花びらが白いのが特徴です。赤リップの花の中心部分はとても鮮やかな赤色で、まるで唇にみえることから「リップ系」という名前が生まれました。リップ系の色の組み合わせは赤と白に限らずさまざまです。
主な品種と花色
- ユミ:白の花びら+濃い赤紫色のリップ
- サクラヒメ:白に近い淡いピンク色の花びら+赤のリップ
- キャンディーソレーラ:薄い赤紫色の花びら+濃い赤紫色のリップ
リップ系の胡蝶蘭の花言葉
リップ系の胡蝶蘭は比較的新しい品種であるため、定まった花言葉はつけられていません。花言葉はありませんが、リップ系胡蝶蘭の代表ともいえる「赤リップ」は、白と赤の組み合わせが紅白を連想させ、縁起のよい花として親しまれています。ほかのリップ系の胡蝶蘭も2つの色を重ね合わせていることから、「幸せを重ねる」というすてきな意味があります。
ボタニ子
次も引き続き、胡蝶蘭の色の種類について紹介していくよ!
出典:写真AC