ダールベルグデージーの増やし方
ダールベルグデージーは、苗も市販されていますが、種まきが一般的な増やし方です。発芽率も高く、花期の終わりに種を採取すれば何年でも楽しむことができます。また、こぼれ種でも増えるため、地植えの場合はほとんど種まきの必要もないかもしれません。
種まきの時期は春と秋
ダールベルグデージーの
— ツナ缶/繋が龍048 (@king_048) July 17, 2018
微細な種👀 pic.twitter.com/ygj02r8Wqi
ダールベルグデージーの種は市販されている他、花が枯れた後に種を採ることもできます。植える季節は、寒さが和らいだ春と暑さが落ち着いてきた秋。箱まきで種まきをし、本葉が2・3枚ほどになったら種苗ポットに仮植えします。この時期も、水やりはこまめに行います。地植えの場合は、直接種まきをしてもかまいません。
秋まきは寒さに注意
三年前に採取したダールベルグデージーの種、試しに蒔いてみたら無事発芽して大きくなってきた(*^_^*) pic.twitter.com/A5QUnPRAMN
— HIROKO (@mariposa22f10) May 3, 2016
耐寒性の低さは、種まきにも影響します。秋にまいた苗は冬越しをする必要がありますが、多くの苗はここで枯れてしまいます。そのため、種苗ポットごと屋内へ移動するなどの対策が必要です。もっとも、種まきから平均70日ほどで開花するため、春に蒔くほうが花が咲かない時期も短く、長い間楽しみやすいのでおすすめです。
こぼれ種でもどんどん増える
ダールベルグデージーは、特に増やし方を意識しなくても、こぼれ種で増えることが多いです。特に地植えの場合は、何年も同じ場所で咲き続けることがよくあります。また、寄植えにしている場合、他の花の肥料をもらっていつの間にか増えていることもあります。とは言え、種を作るとそれだけ株は栄養を使いますから、不要なこぼれ種を作らないためには花後に花を摘むことが大切です。
ダールベルグデージーの仲間たち
ダールベルグデージーは、デージーと名がつくようにヒナギクの仲間です。そのため、近縁の種類の花が非常に多い植物です。似たような形の花が多いためときには見分けがつかないこともありますが、色のほかに、花期などがそれぞれ異なります。
冬に花期を迎えるユリオプスデージー
ユリオプスデージーは、ダールベルグデージーとよく似たヒナギクの仲間です。大きな違いは、花弁が細長いこと。また、耐暑性は低いものの耐寒性が非常に高く、なんと秋の終わりから春にかけて花を咲かせます。そのため、花が咲いている時期で見分けが付く場合も多いです。育て方にも違いがあり、こちらは根詰まりを起こしやすいので植え替えが必要です。
カラフルなブラキカム
ブラキカムは、紫や白など様々な種類の色を持つヒナギクの仲間です。ダールベルグデージーに比べると耐寒性が強いものの、水やりが少ないとすぐに元気がなくなってしまうので、育て方は比較的難しい方だといえます。また増やし方も異なっており、種は秋にまくのが一般的です。
まとめ
ダールベルグデージーは、黄色い花をたくさん咲かせる、寄植えなどに向くキク科の花です。様々な種類の花と取り合わせることで、長く楽しむことができます。また、生命力が強いため、増やし方もそう難しくはありません。水やりと冬の寒さにさえ気をつければ、庭やベランダをいつまでも彩ってくれます。
出典:写真AC