デージーの特徴
真っ白い花びらの中心に太陽のような黄色い花を咲かせるデージーは、日本だけでなく世界中で愛される花です。そこで初心者でも育てやすく、幅広い世代から人気があるデージーの特徴を簡単にまとめました。
原産地はヨーロッパ
デージーは、ヨーロッパが原産の植物です。日差しを好むうえに開花時期も長いため、原産国のヨーロッパでは庭だけでなく街の中でもよく見かけます。
基本的には多年草
日照時間が長い場所であれば自生することもあるデージーは、多年草に分類されます。しかも耐寒性もあるため、冬越しの手間もほとんどいりません。
日本では1年草に分類
日差しを好み耐寒性もあるデージーですが、高温多湿の環境は苦手です。そのため夏の季節になると気温・湿度ともに高くなる日本では、夏になると枯れてしまいます。このような理由から、本来は多年草であるデージーですが、日本では1年草に分類されます。
花の形は2種類
デージーの花の形は、平弁タイプと管弁タイプの2種類に分かれます。平弁タイプは花びらが放射線状に生えるので、可愛い印象の花になります。これに対して管弁タイプは丸く立体的に花びらが生えるので、ポンポンのような見た目の花が咲きます。
管弁タイプは品種改良種に多い
可憐で可愛い印象のデージーですが、管弁タイプのデージーだとボリューム感があるため、フラワーアレンジの素材としても人気があります。なお品種改良されたデージーには、管弁タイプが多いです。
和名はヒナギク
ヒナギク属のデージーは、和名をヒナギク(雛菊)といいます。ただしヒナギク属ではないのに名前に「デージー」がついている花もあるため、分類のためにヒナギクを「コモンデージー」と呼ぶことがあります。
ヒナギクのほかにも和名がある
デージーは、ヒナギク(雛菊)のほかにも和名がいくつかあります。例えばエンメイギク(延命菊)もデージーの和名ですし、チョウメイギク(長命菊)やトキシラズ(時しらず)もデージーを表す名前です。
花言葉は「愛」「美人」「無垢」
デージーの花言葉はさまざまあるのですが、全般的に「愛」「美人」「無垢」という意味があります。ちなみに「無意識」「平和」「希望」「純潔」なども、代表的なデージーの花言葉です。
ガーデンウェディングでも人気
可憐で可愛い花を咲かせるデージーは、結婚式のブーケや花嫁の髪飾りなどにも使われます。特にナチュラルな印象の白いデージーには「無垢」無邪気」という花言葉があるため、ガーデンウェディングに人気があります。
花の色は白だけではない
デージーの花の色といえば白が多いのですが、カラーバリエーションが豊富なのも特徴なので、さまざまな色のデージーがあります。特に日本ではヒナギクと呼ばれ親しまれてきたので、品種改良も盛んです。そのため日本に流通する品種だけでも赤や紫、ピンクなどがあります。
黄色い花もある
デージーの花の色といえば白が一般的ですが、中には黄色い花を咲かせるデージーもあります。なお黄色のデージーは和風の庭との相性も良いので、日本では昔から人気があります。
ダールベルグデージー
ダールベルグデージーは、黄色い野菊のような可愛い花を咲かせるのが特徴です。本来は多年草ですが、日本では1年草に分類されます。なお開花時期が長いのがダールベルグデージーの特徴で、日本でも季節を問わず1年じゅう花を咲かせます。
ユリオプスデージー
ユリオプスデージーは、控えめな黄色い花を咲かせます。11月頃から開花し始めるため、冬の季節を彩る花として日本でも人気があります。なお栽培方法も簡単なので、初心者にも人気です。
ボタニ子
次ページからはデージーの育て方を紹介します!