ダールベルグデージーの育て方!冬越しの方法や上手な増やし方などを解説!

ダールベルグデージーの育て方!冬越しの方法や上手な増やし方などを解説!

ダールベルグデージーは、寄植えで人気の花です。黄色く小さい花が特徴的で、花壇や鉢を彩ります。育て方も、水やりなどに気をつければ決して難しくありません。ダールベルグデージーの増やし方は種まきが一般的ですが、苗を買うこともできます。

記事の目次

  1. 1.ダールベルグデージーとは
  2. 2.ダールベルグデージーの育て方
  3. 3.ダールベルグデージーの増やし方
  4. 4.ダールベルグデージーの仲間たち
  5. 5.まとめ

ダールベルグデージーの育て方

出典:写真AC

ダールベルグデージーは、コツをつかめば育て方は決して難しくありません。水やりはこまめに行う必要がありますが、それ以外のお手入れがほとんど必要ないので、比較的初心者向きです。しかし、花期をできるだけ伸ばす場合には、花が枯れたら摘んで液肥を与えるなど、花後のお世話が必要になります。

水はけのいい土を使用する

ダールベルグデージーはやや根腐れしやすく、多湿が苦手です。そのため、苗は水はけのいい土に植える必要があります。おすすめの用土は、草花用培養土と軽石を4:1の割合で混ぜたものですが、水はけが良いとされる土なら大抵のものが使えます。地植えの場合も、川砂利などを少量混ぜてあげると良いでしょう。

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日陰は苦手なので日当たりのいい場所に

またダールベルグデージーは、日当たりのよい場所を好みます。そのため、一日中日陰や半日陰になる場所に苗を植え付けるのは避けましょう。ただし、そのような場所は雨にもうたれやすくなりますから、地植えの場合は長雨の時期には気をつけなくてはいけません。鉢植えの場合は、移動させられるので心配は不要です。

毒性があるのでペットは要注意

ダールベルグデージーの苗を植える際に気をつけなければいけないのは、実は全草が有毒だということです。そのため、ペットが口にしない場所に植えなければいけません。さほど強い毒ではないため、人間にはあまり影響がありませんが、キク科の花粉症を持つ人の場合、花粉がアレルゲンになることもあります。

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こまめな水やりが必要

ダールベルグデージーは、水やりを多く必要とします。そのため、土の表面が乾いてきたら、そのたびにたっぷりと水やりをしてください。この時気をつけることは、常に土の表面が湿っているほど頻繁に与えてはいけない、ということです。水が多すぎると、すぐに根腐れを起こしてしまいます。特に冬越しを見越している場合は気をつけてください。

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切り戻しをすると長く花が咲く

ダールベルグデージーは、普段のお手入れはほとんど必要ありません。しかし、花後に切り戻しをすることで、より多くの花を楽しむことができます。茎が半分ほどの長さになるまで切り戻すと、すぐに脇芽が出てきて新しい花を咲かせます。また、花が枯れたらこまめに摘むようにすると、より長持ちします。

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耐寒性は高くないので霜が大敵

ダールベルグデージーで気をつけなければいけないことの一つは、耐寒性があまり高くないということです。そのため、本来多年草であるものの、多くの場合一年草として扱われています。特に霜は天敵で、一度見舞われるだけで枯れることが多くなります。地植えの場合、シートや敷きわらといった対策が必要です。

暖かい地域なら冬越しも可能

出典:写真AC

どんなに対策をしても、耐寒性そのものが高くない以上、冬越しは困難です。しかし暖かい地域なら、冬越しをさせることも可能です。その場合は地植えにせず、鉢植えを暖かい場所に移動してあげるとよいでしょう。とは言え、非常に開花が早い花です。そのため無理に冬越しをせずに、枯れたら春に種をまく、というほうが向いているとも言えます。

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病気や害虫にとても強い

ダールベルグデージーは多湿に弱く耐寒性が低い代わりに、とても丈夫です。耐病性・防虫性ともに非常に高く、ほとんどの虫や病気と無縁です。特に防虫性の高さは、他の植物と一緒に寄植えにすることで、コンパニオンプランツとしても働きます。とはいえ、弱った株にアブラムシが付くことはありますから、枯れる前に見つけ次第駆除してあげてください。

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元気がないときは即効性の化成肥料を

花期に元気がないときは、水やりのしすぎ、もしくは少なすぎかもしれません。その場合、即効性の化成肥料を少量与えてあげると、すぐに元気が回復します。また、花が枯れるごとに液肥を少量あげると、花が増えやすくなります。しかし多肥は向かず、与えすぎると肥料やけを起こして枯れるので、量に注意が必要です。

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ボタニ子

ボタニ子

コツさえつかめば、たしかに育てるのは難しくなさそう。じゃあ、増やし方ってどうするのかな?次のページで見てみよう。

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ダールベルグデージーの増やし方

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