はじめに
みなさんは風邪や喉の痛み、咳止めに効果があるといわれる「はちみつ大根」をご存知ですか?今回ははちみつ、大根のそれぞれの効能やはちみつ大根の食べ方、簡単なレシピや保存方法、日持ちなどを分かりやすくご紹介します。まずは、蜂蜜と大根それぞれの栄養や健康への効能をおさらいしましょう。
はちみつの栄養・効能
はちみつの主な成分は糖分8割、水分2割で構成されています。栄養としては、糖類である炭水化物が占めており、糖分の中には免疫力を上げるといわれる「オリゴ糖」も含まれています。その他にも微量にビタミンやミネラルが含まれ、この中に風邪に有効とされるビタミンCやB1、B2が含まれています。また、はちみつに含まれる殺菌効果や保湿効果により、喉の痛みや咳止めに有効といわれています。そのため、市販ののど飴にははちみつがよく使われています。
ボタニ子
はちみつが喉にいい理由
はちみつの中には「グルコン酸」という成分が含まれています。このグルコン酸は、強力な殺菌力があるといわれており、医療現場では消毒に使われている成分です。喉がイガイガするような、痛みがあるような風邪の時ははちみつをお湯に溶かし飲んだり、うがいをしても喉の違和感に効果があるといわれています。
ボタニ子
はちみつでうがい!殺菌作用があるなら試す価値あるかも!?
はちみつの種類
はちみつには「アカシア蜜」「レンゲ蜜」など花の名前がついた種類があります。ミツバチが蜜源にしている花の名前がついているものもあれば、同じ蜜源でもさまざまな商品名があります。日本では「サクラ」「ソバ」「リンゴ」「ミカン」などの蜜源がありますが、世界では4000種類以上もの蜜源があるといわれています。蜜源によって蜂蜜の色や風味が違うことも特徴です。はちみつ大根を作る際は、お好みのはちみつで作りましょう。
ボタ爺
蜜源(みつげん)とは、ミツバチが蜂蜜を作るのに蜜を集める植物のことをいうんじゃよ。
ボタニ子
はちみつは体にいいんだけど、1歳未満の子供にははちみつの「ボツリヌス菌」は危険だよ!1歳未満の子供には与えないでね!
大根の栄養・効能
大根はアブラナ科の野菜です。白い根の部分の栄養は主に「水分」と「ビタミン」です。大根のビタミンCはレタスの約2倍含まれるといわれ、このビタミンCが風邪予防にいいとされます。大根は消化酵素である「ジアスターゼ」を多く含んでおり、ジアスターゼは胃もたれや胸焼けを予防します。また、大根の辛味成分である「イソチオシアネート」には殺菌作用があり、喉の痛みや違和感に効果があるといわれています。
ボタニ子
大根にも殺菌作用があるんだね!胸焼けや胃痛からくる胃腸風邪にも効果を発揮しそうだね!
ボタ爺
はちみつ、大根それぞれの効果が一体となって、はちみつ大根は風邪予防にもってこいじゃな!
はちみつ大根の歴史は古い
はちみつ、大根それぞれの成分の相乗効果により、はちみつ大根は風邪や風邪予防、喉の痛みなどに効果的とされています。その歴史は古く、江戸時代から民間療法として用いられていました。ただし、悪化した風邪や病気を治す薬ではないため心配な時は医療機関を受診をしましょう。
ボタニ子
民間療法とは、科学的根拠はないけど経験に基づいて民間で広まった医療のことだよ。心配な場合は、民間療法を実践する前にお医者さんに相談、確認をしようね。
ボタ爺
この次ははちみつ大根のレシピを紹介するぞ!実際に筆者が作ってみたぞ!
確かに、はちみつを使ったのど飴多いよね。のどに良いっていうイメージが強いかも!