青長大根(ビタミン大根)とは?品種の特徴やおすすめの食べ方を紹介!

青長大根(ビタミン大根)とは?品種の特徴やおすすめの食べ方を紹介!

青長大根という野菜をご存知でしょうか。中国原産で、緑色の皮と中身が特徴的な大根の一種です。白い大根と比べてビタミン類が豊富なことから「ビタミン大根」とも呼ばれています。この記事では、青長大根の特徴やおすすめの食べ方、レシピをまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.青長大根の概要
  2. 2.青長大根の特徴
  3. 3.青長大根のおすすめの食べ方
  4. 4.青長大根のおすすめレシピ4選
  5. 5.まとめ

青長大根の概要

出典:写真AC

青長大根は中国を原産とする大根の一種です。「青大根」「長江青長大根」「ビタミン大根」と、別名が多いことでも知られています。根元から中央部分にかけて、緑色がかっているのが大きな特徴です。先端部分が白いので、緑色と白色とのコントラストが目を惹きます。中身もきれいな緑色です。普通の白い大根と組み合わせると、爽やかな色彩の競演を楽しめるでしょう。

名前の由来

「青長大根」「青大根」など、「青い」という表現がつく名前は、青長大根が全体的に緑色をしていることに由来しています。日本では緑色を「青い色」と表現することがあるからです。「長江青長大根」は「中国原産の青い大根」という意味でつけられました。長江とは中国大陸に流れる有名な河川の名前です。

「ビタミン大根」という名前は、青長大根がビタミン類を豊富に含んだ野菜であることに由来しています。

市販されている青長大根の種は、これらの別名で販売されていることも多いんだよ。

青長大根の特徴

特徴①緑色の大根

青長大根の最大の特徴は、何といってもその見た目でしょう。全長は20cm~30cmほどと、大根としてはやや小さめの品種です。しかし先端部分を除いて濃い緑色をしているため、見た目のインパクトは抜群といえます。中身も薄い緑色です。日本では緑色を「青い色」と表現することから、名前の由来にもなりました。

青長大根のきれいな緑色は、サラダのような野菜の色彩を楽しむ料理にも向いていますよ。

青長大根の葉の色も、「他品種の大根の葉よりも濃い緑色」といわれているんだよ。

特徴②家庭菜園向きの野菜

青長大根は栽培環境を選ばず、丈夫でよく育つので、野菜としては栽培しやすい品種です。大根としては小ぶりな部類なので、家庭菜園にも向いています。また、F1品種ではないため、一度種を購入すれば育てた後に種を採取して、翌年栽培することもできますよ。

ちなみに青長大根の収穫時期は秋~冬だよ。通常は8月下旬~9月に種まきして、10月~1月に収穫するんだ。

特徴③甘味が強く辛味は控えめ

青長大根は通常の白い大根と比べると、甘味が強く辛味が少ない品種とされています。このため加熱調理するよりも、生で食べるほうがおすすめです。シャキシャキして歯触りがよいので、食感も楽しめる料理がよいでしょう。スティックサラダやスライスして他の野菜と一緒に盛り付けると、味と食感を同時に楽しめますよ。

甘いとされている青長大根ですが、個体差が生じることがあります。料理する前に試食して、味の状態を確認してみましょう。

特徴④ビタミン類が豊富

青長大根には「ビタミン大根」という別名があります。これは通常の白い大根よりも、ビタミン類を豊富に含んでいるからです。もともと大根はビタミンC、カリウム、食物繊維などを豊富に含む野菜とされていました。しかし、これらの栄養素は、じつは根よりも葉緑素を持つ葉の部分に多く含まれているのです。よって、緑色が多い青長大根は、これらの栄養素が白い大根よりも多いといわれています。

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青長大根のおすすめの食べ方

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