葉大根とは?
葉大根とは、葉を食べるための品種です。葉の表面に毛が少なく、柔らかくて臭みも少ないのが特徴ですよ。根っこの実は大きくならないので、大根としては食べられません。見た目は、ギザギザしたような葉で青々としており、ほうれん草や小松菜と似ています。
葉大根の栄養価は?
ビタミンC
シミの元となるメラニンの生成を抑制し、美白・美肌に効果的なビタミンCが含まれています。また、免疫力を高める効果が期待できるので、風邪などの病気にかかりにくくなりますよ。
ビタミンK
ビタミンKには、ケガなどで出血をしたときに血液を固めて止血する働きがあります。また、骨の形成に必要不可欠なたんぱく質の活性化させる働きがあるので骨を丈夫にし、骨粗鬆症の予防にも効果的です。
ビタミンKの1日の摂取量は、成人男性で0.07mg、女性で0.06mgだといわれているよ。
葉大根100gに約0.26mgもの葉酸が含まれているから、毎日50gずつ食べても葉酸は十分摂取できるわね。
βカロテン
皮膚や粘膜を健康にして免疫力を高める効果があるβカロテン。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、肌荒れを起こしやすくなったり、視力低下の原因にもなったりします。
葉大根に含まれているβカロテンの量は、100gあたり3.9mgでほうれん草と同じくらいの量なのよ。
葉酸
細胞の生産や再生の働きを補助する働きをする葉酸は、妊活中や妊娠中に積極的に摂取してほしい栄養でもあります。また、妊娠中は葉酸の摂取量が約2倍に増えるので、出産までの間は特に継続的に摂取することが大切です。
葉大根に含まれている葉酸の量は100g約1.3mgもあるのよ。
カルシウム
私たちの骨は約3カ月のサイクルでカルシウムの沈着・溶出を繰り返しています。そのため、カルシウムをしっかり摂取していないと丈夫な骨を作り出せなくなります。学校の給食では毎日牛乳が出され、必然的にカルシウムを摂取できていましたが、大人になるとカルシウムを意識して摂取しているという人は意外と少ないです。骨が丈夫だと、骨粗鬆症などの骨の病気を防ぐ効果が期待できますよ。
葉大根100gに含まれているカルシウムの量は約120mgもあるのよ!
成人男性で800mg~900mg、成人女性で600mg~700mgの摂取量が目安とされているから、葉大根を3食取り入れれば約半分のカルシウムを摂取できるんだね!
カリウム
カリウムは筋肉や心筋の活動を正常に保ち、腸のを活性化させるので体内の老廃物をスムーズに排出させる効果が期待できますよ。カリウムの1日の摂取量は成人男性で2mg、成人女性で3.5mgが目安とされています。バランスのよい食事をしていればカリウムが不足することはないので、自身がないという場合は毎日の食事を見直してみましょう。
葉大根100gに含まれているカリウムは約340mgもあるわよ。
鉄
鉄分は血液循環をスムーズにさせ、身体のすみずみにまで届ける働きをしていますよ。しかし、鉄分が体内で不足すると血液循環が悪くなり、ダルさを感じたり貧血を起こしたりする原因に。特に女性は、月経や妊娠・出産によって鉄が失われるので、男性よりしっかり摂取する必要があります。
葉大根100gに含まれている鉄の量は1.4mgなのよ。
鉄分は成人男性で7mg、成人女性で10.5mgが摂取量の目安だから、葉大根と他の食材で上手に摂取できるといいね!
葉大根の花は食べられる?
葉大根を収穫しないでそのまま栽培すると、やがてつぼみが付いて花が咲きます。薄い紫がかった小さな花が特徴的です。葉大根はアブラナ科なので、花が咲いても菜の花と同じような食べ方ができます。
葉大根は冬でも栽培できる?
葉大根は、種まきをしてから約40日で収穫できます。また寒さにも強い特徴があるので、冬でも栽培できますよ。狭いスペースでも栽培できるので、プランターを使ったり、冬は室内の日当たりのいい場所で栽培したりなど家庭菜園にも向いています。
冬でも栽培できる葉大根は家庭菜園初心者の人でも簡単に育てれるから、人気な品種でもあるのよ。
葉大根に含まれているビタミンCの量は、100gあたり約53mgで、ほうれん草や小松菜よりのはるかに多いのよ。