かいわれ大根 育て方の概要
かいわれ大根はぴりりと少し辛さのある、アブラナ科のスプラウトです。かいわれ大根は天候や季節を気にすることなく、簡単に育てる事ができます。栽培方法は水耕栽培です。発芽や成長も早く、種まきからおおよそ1週間ほどで収穫することが出来ます。とても簡単に育てられることが特徴ですが、今回は実際に栽培してみた感想や注意点、写真なども添えて、かいわれ大根の作り方をご紹介していきます。
スプラウトって何?
スプラウトは直訳すると、「芽」や「新芽」の事を言います。かいわれ大根以外にも種類があり、もやし系、かいわれ系と生育方法で分類されています。もやしはマメ科のスプラウトですが、もやしは暗室で育て、発芽しても緑化させません。かいわれ系は茎が伸びるまでは暗室で育て、発芽した後に日光を当てて緑化させます。かいわれ系は、ブロッコリースプラウト、豆苗、マスタードスプラウト、レッドキャベツスプラウトなどが有名です。スプラウトは再生栽培が可能です。
再生栽培の注意点
かいわれ大根系の、スプラウトは再生栽培が簡単に出来ます。再生栽培とは、普段捨ててしまうような根の部分などを水に漬けて、再生してきた芽などを育てる事を言います。スプラウト以外にも、人参の茎の部分や、ネギの根の部分なども再生栽培は可能です。市販のものを食べたあと、そのまま容器に根や茎をいれ、水をあげると発芽し再生します。豆苗は3回ほど収穫が可能だと有名です。再生栽培の注意点は、
- 毎日水やりをする
- カビが生えたりしたらすぐ処分
- 衛生管理が不十分なことが多いため、再生栽培したものは火を通して食べる。
スプラウトのまとめ
- 同じスプラウトでも、もやしは緑化しない
- かいわれ系は再生栽培も可能
- スプラウトは「新芽」や「芽」の事を言う
水耕栽培って何?どんな育て方?
水耕栽培とは、土を使わずに水と液体の肥料などで植物や野菜を育てるという、至ってシンプルな栽培方法です。水耕栽培は室内でも栽培できるため、天候に左右される事もなく、狭いスペースでも栽培できる事もメリットのひとつです。水耕栽培は水が常に根に接しているため、水分、液体肥料などの栄養分が行き届きやすく成長スピードも早いです。そのためたくさん収穫もできます。土を使う事もないので、土壌環境も関係なく、連作障害なども気にしなくていい上、害虫に悩まされる事もありません。そのため、初心者でも簡単に栽培する事ができます。
水耕栽培のポイント
- 初心者でも簡単
- 室内で栽培可能
- 成長スピードが早く、たくさん育てる事ができる
かいわれ大根の栽培時期
実際に栽培をしてみました!
今回栽培する「かいわれ大根」の基本情報です。この先からは、日記方式で書いていきますね。
基本情報
作物名:かいわれ大根 | 科名:アブラナ科 |
原産地:地中海沿岸、中央アジア、中国など | 日本での主な産地:福岡、大分、北海道 |
栽培時期:いつでも。 発芽より7日~10日ほどで収穫 | 栽培難易度:★☆☆☆☆ |
栽培者プロフィール
かいわれ大根栽培0日目「下準備」
かいわれ大根の種は、かならず一晩、少なくとも6~8時間は水に漬けて吸水させた種を使います。吸水させていないと、種の発芽タイミングがズレたり、失敗の原因になります! 発芽率が変わると、それぞれの種の成長がまばらになり、失敗しやすくなるのでなるべく吸水させましょう。購入した種の裏にも吸水時間が書いてあるので、必ず確認しましょう。
下準備でのポイント
- かならず、種は水に漬けること(購入した種の説明をチェック)
かいわれ大根栽培1日目「種まき」
育てる容器の作り方
種まきのポイント
- コットンを充分に湿らしておく
- 種は重ならないように気をつけて優しくまく
- しっかり遮光をする
かいわれ大根栽培2~3日目 「芽出しする」
芽出しのポイント
- アルミホイルなど覆いは1日2回ほど外して空気を入れ替えます
- コットンの湿り気を確認し、水やりを忘れないように
- 覆いを取る時は、日光に気をつけて
◎かいわれ大根は室内栽培が可能なので季節や、高冷地、中間地、暖地など栽培エリアを気にする必要がありません。