かいわれ大根の育て方!種からの発芽から収穫するまでのポイントは?

かいわれ大根の育て方!種からの発芽から収穫するまでのポイントは?

栄養も豊富で、簡単に育てることができるかいわれ大根。室内栽培も可能で、とても手軽に栽培ができます。かいわれ大根を育てるのに必要な用品、栽培容器の簡単な作り方、種から発芽、収穫までのポイントや注意点、かいわれ大根の栄養や美味しい食べ方をまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.かいわれ大根 育て方の概要
  2. 2.かいわれ大根の栽培時期
  3. 3.実際に栽培をしてみました!
  4. 4.かいわれ大根栽培0日目「下準備」
  5. 5.かいわれ大根栽培1日目「種まき」
  6. 6.かいわれ大根栽培2~3日目 「芽出しする」
  7. 7.かいわれ大根栽培4~6日目「日光に当てる」
  8. 8.かいわれ大根栽培7日目「収穫」
  9. 9.そして、実食!
  10. 10.かいわれ大根の栄養、食べる時の注意点
  11. 11.かいわれ大根育て方の注意点まとめ
  12. 12.まとめ

かいわれ大根 育て方の概要

かいわれ大根はぴりりと少し辛さのある、アブラナ科のスプラウトです。かいわれ大根は天候や季節を気にすることなく、簡単に育てる事ができます。栽培方法は水耕栽培です。発芽や成長も早く、種まきからおおよそ1週間ほどで収穫することが出来ます。とても簡単に育てられることが特徴ですが、今回は実際に栽培してみた感想や注意点、写真なども添えて、かいわれ大根の作り方をご紹介していきます。

スプラウトって何?

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スプラウトは直訳すると、「芽」や「新芽」の事を言います。かいわれ大根以外にも種類があり、もやし系、かいわれ系と生育方法で分類されています。もやしはマメ科のスプラウトですが、もやしは暗室で育て、発芽しても緑化させません。かいわれ系は茎が伸びるまでは暗室で育て、発芽した後に日光を当てて緑化させます。かいわれ系は、ブロッコリースプラウト、豆苗、マスタードスプラウト、レッドキャベツスプラウトなどが有名です。スプラウトは再生栽培が可能です。

再生栽培の注意点

Photo by yuzuki

かいわれ大根系の、スプラウトは再生栽培が簡単に出来ます。再生栽培とは、普段捨ててしまうような根の部分などを水に漬けて、再生してきた芽などを育てる事を言います。スプラウト以外にも、人参の茎の部分や、ネギの根の部分なども再生栽培は可能です。市販のものを食べたあと、そのまま容器に根や茎をいれ、水をあげると発芽し再生します。豆苗は3回ほど収穫が可能だと有名です。再生栽培の注意点は、

  • 毎日水やりをする
  • カビが生えたりしたらすぐ処分
  • 衛生管理が不十分なことが多いため、再生栽培したものは火を通して食べる。
こちらが、再生栽培全般の注意点です。季節によっては室内もジメジメしていて、根元にカビが生えたりする事もあり、再生栽培をする際は衛生面での注意点が増えます。

スプラウトのまとめ

  • 同じスプラウトでも、もやしは緑化しない
  • かいわれ系は再生栽培も可能
  • スプラウトは「新芽」や「芽」の事を言う

水耕栽培って何?どんな育て方?

水耕栽培とは、土を使わずに水と液体の肥料などで植物や野菜を育てるという、至ってシンプルな栽培方法です。水耕栽培は室内でも栽培できるため、天候に左右される事もなく、狭いスペースでも栽培できる事もメリットのひとつです。水耕栽培は水が常に根に接しているため、水分、液体肥料などの栄養分が行き届きやすく成長スピードも早いです。そのためたくさん収穫もできます。土を使う事もないので、土壌環境も関係なく、連作障害なども気にしなくていい上、害虫に悩まされる事もありません。そのため、初心者でも簡単に栽培する事ができます。

水耕栽培のポイント

  • 初心者でも簡単
  • 室内で栽培可能
  • 成長スピードが早く、たくさん育てる事ができる

かいわれ大根の栽培時期

◎かいわれ大根は室内栽培が可能なので季節や、高冷地、中間地、暖地など栽培エリアを気にする必要がありません。

実際に栽培をしてみました!

今回栽培する「かいわれ大根」の基本情報です。この先からは、日記方式で書いていきますね。

基本情報

作物名:かいわれ大根 科名:アブラナ科
原産地:地中海沿岸、中央アジア、中国など 日本での主な産地:福岡、大分、北海道
栽培時期:いつでも。 発芽より7日~10日ほどで収穫 栽培難易度:★☆☆☆☆

栽培者プロフィール

Mippy88と申します。
家庭菜園の経験年数:約4年
かいわれ大根栽培の経験:なし
栽培地:首都圏エリア
その他:初の水耕栽培!たのしみ!

かいわれ大根栽培0日目「下準備」

かいわれ大根の種。一晩水につけて、充分に吸水させます。

かいわれ大根の種は、かならず一晩、少なくとも6~8時間は水に漬けて吸水させた種を使います。吸水させていないと、種の発芽タイミングがズレたり、失敗の原因になります! 発芽率が変わると、それぞれの種の成長がまばらになり、失敗しやすくなるのでなるべく吸水させましょう。購入した種の裏にも吸水時間が書いてあるので、必ず確認しましょう。

下準備でのポイント

  • かならず、種は水に漬けること(購入した種の説明をチェック)

かいわれ大根栽培1日目「種まき」

一晩水に漬けた種。きもち、昨日よりふっくらしました。また、水を吸ったことで沈んでいます。

育てる容器の作り方

かいわれ大根を水耕栽培する容器の作り方はシンプルです。A4サイズのバットにコットンを敷き詰めてコットンを水に湿らせます。今回は、大判のコットンを3枚ほど重ねました。

深めの容器も使い、バットとの差を観察していきます。コットンを湿らせたら、重ならないように種を並べていきます。

種が重ならないように並べたら、発芽するまで遮光します。アルミホイルなどで容器を覆いましょう。ここまでやったら、種まきは完了です。

種まきのポイント

  • コットンを充分に湿らしておく
  • 種は重ならないように気をつけて優しくまく
  • しっかり遮光をする

かいわれ大根栽培2~3日目 「芽出しする」

種まき翌日、2日目の様子です。遮光しているので、白い芽が発芽しています。

種まきしてから3日目の朝の様子です。どんどん芽が伸びて、葉の部分が黄色になりました。

種まきから3日目の夜です。朝晩で、ここまでにょろっと芽が伸びました!laugh

コットンの湿り気を確認し、霧吹きで優しく水をやります。水やりは、必ず水道水を使ってください。アルミホイルなどで覆うことで遮光しますが、覆うことで通気性が悪くなり種が腐る事もあるので1日2回は短時間アルミホイルを外してあげるようにします。

芽出しのポイント

  • アルミホイルなど覆いは1日2回ほど外して空気を入れ替えます
  • コットンの湿り気を確認し、水やりを忘れないように
  • 覆いを取る時は、日光に気をつけて

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かいわれ大根栽培4~6日目「日光に当てる」

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