水仙（スイセン）が見頃の季節は？自生地やおすすめスポットを紹介！

最後に西日本のおすすめスポットをご紹介します。温暖な西日本では水仙も育ちやすく、中には1000万株をこえる水仙を植栽している場所もあり、開花時期には壮観な風景が楽しめます。

日本海に面した越前海岸は、日本三大水仙群生地のひとつでもあります。そんな越前海岸に臨む越前水仙ランドには「水仙の館」と呼ばれる施設があり、見ごろの時期である11月～3月以外でも一年中開花している水仙が見られる珍しい場所です。

これまでご紹介した千葉県鋸南町、福井県越前町とともに日本三大水仙群生地に数えられているのが、兵庫県の淡路島です。この南あわじ市黒岩水仙郷には、自生した水仙がおよそ500万本、7haにわたって咲き誇っています。

岡山県の最南端に位置する六島は、面積1.02㎢、人口100人未満の小さな島です。島民の努力によってたくさんの水仙が植えられており、毎年時期になると観光客でにぎわいます。

香川県高松市にある男木島水仙郷では、なんと約1,100万株もの水仙が植えられています。海に臨む斜面一面に水仙が咲き乱れる光景は圧巻です。

野母崎総合運動公園には、1000万株の水仙が植えられています。開花時期に催される水仙まつりも人気で、たくさんの人が訪れる公園です。また総面積11万㎡という広大な敷地の中にはテニスコートやプールなどさまざまな運動施設があり、地域の人に親しまれています。

水仙は地中海原産ながら日本人にもなじみ深い植物です。沿岸部を中心にさまざまな場所で自生・植栽されており、群生している光景は大変美しいものです。水仙が見られるスポットはたくさんありますが、その年の気候などによって開花時期は前後するため、訪れる前にはその地域の観光協会などに確認してから行くとよいでしょう。