静岡のいちご狩りスポットは予約なしでもいける!
静岡はいちごの産地としても有名で、予約なしで楽しめるいちご狩り施設が多くあります。いちごの旬の時期は12月〜5月で、とくに3月〜4月は甘みや香りが強くなるのが特徴です。静岡のいちご狩り施設では「あきひめ」や「紅ほっぺ」「かおり野」などの品種が食べられます。高設栽培されていたり、マイカーでハウスの前まで行けたりと魅力的な施設ばかりです。
静岡でいちご狩りができる人気施設10選【①〜⑤】
静岡のいちご狩り施設では、いちごのエースと呼ばれている紅ほっぺや、さっぱりとした味わいが人気のあきひめなど、さまざまないちごが食べられます。営業時間の長い施設や、アクセス良好で子連れにおすすめの施設など、予約なしで楽しめるスポットがたくさんあります。時期ごとに料金が異なる場合があるため、行く前にサイトで確認しておくと安心です。
①伊豆長岡いちご狩りセンター
伊豆長岡いちご狩りセンターは、静岡限定の品種あきひめを30分間食べ放題で楽しめます。ハウスの中はすべて高設栽培されており、立ったままでいちご狩りができるのが魅力です。バリアフリーが充実しており、小さな子どもから車椅子の方まで気軽にいちご狩りを楽しめます。「長塚バス停」が目の前にあり、路面電車や伊豆長岡駅からもアクセス良好です。
②江間いちご狩りセンター
江間いちご狩りセンターは伊豆の国市にある施設で、静岡県下最大級の広さを誇っています。マイカーで行く場合は予約不要です。毎月15日は「いちごの日」というイベントが開催されており、ちょっとしたプレゼントが配布されます。江間いちご狩りセンターの営業時間は9時〜16時で、マイカーでハウスの前まで行けるため、荷物が多くなりがちな家族連れにも人気です。
③大倉戸観光農園
大倉戸観光農園は、12月下旬~5月上旬まで開園しているいちご狩り施設です。あきひめと紅ほっぺ、かおり野の食べ比べができ、30分間それぞれの品種を堪能できます。また、ミルクやほかのトッピングの持ち込みが可能です。赤いいちごがなくなると、臨時休業になります。時期によって料金が異なるため、ホームページで確認しておくと安心です。
④大富農園
大富農園は、8時30分に開園し16時30分まで受付しているため、好きな時間にいちご狩りができるのが魅力です。とちおとめ、あきひめ、紅ほっぺの3品種をじっくりと食べ比べできます。大富農園は通路が広く、車椅子やベビーカーでも移動がスムーズで、ペットの同伴も可能です。いちご温室は全天候型で雨が降っても問題なく、いつでもいちご狩りができます。
⑤島野農園
島野農園は、浜松西インターから車で5分とアクセスが簡単で、かわいらしいいちごがデザインされた建物が目印です。いちごの交配をミツバチが行っており、甘くておいしい「きらぴ香」を使用したいちごジャムが販売されています。受付でミルクを無料でもらえますが、足りない場合は持ち込みも可能です。ハウスに入ってから30分間程度いちご狩りが楽しめます。
静岡でいちご狩りができる人気施設10選【⑥〜⑩】
静岡のいちご狩り施設では、いちご狩りだけでなく施設ならではの「いちごパフェ」や「いちごのソフトクリーム」「いちごシェーク」などが食べられる場所もあります。時間無制限でいちごの食べ放題ができたり、レンタサイクルでハウスまで向かったりと、施設ごとにさまざまな魅力があります。
⑥かしまハーベスト
かしまハーベストは、米ぬかやもみ殻を使用した土耕栽培を30年以上も続けており、甘みの強いあきひめが食べられます。食べ放題の時間が30分から60分に延長されたため、ゆっくりといちご狩りができるのが魅力です。完熟いちごの見分け方を教えてくれるスタッフがおり、アットホームな雰囲気でいちご狩りができます。
⑦ストロベリーフィールド
ストロベリーフィールドは、時間無制限でいちご狩りの食べ放題が満喫できます。土日限定で5食のみ販売されている「スペシャルパフェ」が人気です。石垣いちごの発祥地で、太陽光をたっぷりと浴びて糖度の増した完熟いちごが食べられます。ストロベリーフィールドの歴史は古く、明治30年ごろから栽培が始まり、ヘレンケラーや与謝野晶子も来園しました。
石垣いちごとは?
石垣いちごとは、太陽の反射熱を利用して、石垣で促成栽培したいちごをさします。南側の日当たりのよい場所に石垣を積み上げて、石の隙間にいちごの苗を植え付けていく栽培方法です。石垣いちごの歴史は古く、明治時代中期から栽培されており、いちごの収穫量が少なくなる冬場でも石の熱を利用していちごを栽培していたといわれています。
⑧萩原農園
萩原農園は、石垣いちごのあきひめが味わえるいちご狩り施設です。萩原農園では、いちご狩りだけでなく、あきひめをたっぷりと使用した「デコレーションソフトクリーム」や「いちごシェーク」も味わえます。ハウスの中は一部がバリアフリーのため、車椅子やベビーカーで行く場合は予約しておくと安心です。
⑨はままつフルーツパーク時之栖
はままつフルーツパーク時之栖は、ビニールハウスとガラス温室で栽培されたあきひめや紅ほっぺ、かおり野やよつぼしが食べられます。品種を指定したいちご狩りはできないため注意してください。ハウスまでは徒歩でも行けますが、有料の周遊トレインやレンタサイクルも利用できます。ミルクはおかわり自由で、3才未満は料金無料、ベビーカーでも入場可能です。
⑩ブラウンクルー
ブラウンクルーでは、あきひめと紅ほっぺのいちご狩りが楽しめる施設です。運がよければ、テニスボールほど大きな「げんこついちご」が収穫できます。サイズが大きなげんこついちごを見つけてスタッフに渡すと、重さで順位付けをしてくれます。げんこついちごの重さでランキング10位までに入ると、素敵なプレゼントがもらえるイベントが人気です。
静岡といえばこれ!いちごの品種
品種①章姫
あきひめは「久能早生」と「女峰」を掛け合わせて作られた品種です。静岡県で萩原章弘氏によって生み出されたため、章弘氏の名前をとって「章姫」と名付けられました。あきひめの果実は、縦長の楕円形状をしており、やわらかい口当たりが特徴です。果汁が多く、ケーキやスムージー、いちごジャムなどさまざまなレシピによく合います。
品種②紅ほっぺ
紅ほっぺは「あきひめ」と「さちのか」を掛け合わせて作られており、2002年に品種登録された品種です。「ほっぺが落ちるようにおいしい紅色のいちご」という意味で「紅ほっぺ」という名前がついています。香りがよく、酸味がやや強いので、いちご本来の味わいを楽しめるいちごです。そのため、紅ほっぺはいちご狩り施設の中でもとくに人気があります。
品種③きらぴ香
きらぴ香は、2017年に品種登録されたいちごです。1996年から何度も品種改良を重ねて作られており、甘くてフルーティーな味わいがします。きらぴ香は果実の表面にツヤがあり、果肉はやや硬めでしっかりとした食感が特徴です。表面がキラキラと輝いているようにみえ、品のよい香りがするため「きらぴ香」と名付けられました。
品種④よつぼし
よつぼしは日本で2番目の「イチゴ種子繁殖型品種」です。糖度が高く、真っ赤で丸々とした果実は濃厚な食味がします。種子繁殖されているのが特徴で、病害虫被害を減らしたり、増殖率を増やしたりと優れた苗を効率よく育てられる品種です。
静岡へいちご狩りにでかけよう!
静岡には、予約なしでもいちご狩りを楽しめる施設がたくさん営業しています。時間無制限でいちご狩りができる施設や、石垣いちごを堪能できる施設など、場所ごとに魅力もさまざまです。旬の紅ほっぺやあきひめなど、静岡で作られたおいしいいちごが食べられるいちご狩り施設へぜひ出かけてみてください。
出典:写真AC