栃木で人気のさくらんぼ狩りスポット5選！宇都宮・那須近辺のおすすめは？

栃木のさくらんぼは、季節を問わず粒の大きな種類が多く収穫できます。さらに関東で最も早くさくらんぼ狩りがシーズンを迎えるため、首都圏からの利用客が多いです。甘みの強い国産種が多いので、ビングやレーニアなどアメリカンチェリーの栽培はあまりありません。

佐藤錦は果肉・果汁ともに、サクランボの高級品です。鮮やかな赤い色が美しく、贈答用の高級フルーツとしても人気があります。粒の大きさは6～8gで、糖度は平均20度以上です。なお露地栽培のほうが甘みが強い傾向があり、糖度30度を超えるものもあります。

大将錦は、粒の大きさが平均10gある大粒種です。糖度は平均20度ですが、栃木県の露地栽培だと糖度30度を超すものもあります。大将錦は栃木県を除き首都圏で栽培している地域が少ないため、大将錦目当てに栃木県を訪れるリピーターも多いです。

宇都宮エリアのさくらんぼ狩りスポットは、都内からのアクセスに便利です。さくらんぼ狩りが終わってもつぎつぎと旬のフルーツ狩りが実施されるので、季節を問わず収穫体験ができます。さらに宇都宮はグルメ観光の名所なので、都内からの日帰り利用者も多いです。

こまき園は、東北自動車道宇都宮ICを降りてすぐにあるアクセスに便利な施設です。周辺には宇都宮動物園やロマンチック村があるので、あまり移動しなくても観光とさくらんぼ狩りで1日遊べます。有機質栽培したこだわりのさくらんぼは、収穫体験をせずに持ち帰りのみも可能です。

こまき園のさくらんぼ狩りは、6月上旬～6月下旬（収穫が終わり次第営業終了）です。さくらんぼ狩り実施期間以外も、マンゴー狩り、桃狩りができるため、営業は年中無休です。さくらんぼ狩りの営業時間は10時～17時ですが、完全予約制なので注意してください。

こまき園のさくらんぼ狩り料金は、入園料と食べ放題料金がセットになっています。料金はすべて税込みで、大人（小学生以上）2200円、子供（3歳～小学生未満）で、2歳以下は無料です。相場よりもやや高めですが、高級フルーツの佐藤錦も別料金なしで収穫可能です。

小堀さくらんぼ園は、宇都宮市の住宅街の中にある果樹園です。住宅街の中とはいえ約200本のさくらんぼがあり、6月上旬からさくらんぼ狩りが始まります。大型ビニールハウスで栽培されているため、雨天でも利用可能です。販売のみも行っており、地元では贈答品として人気があります。

小堀さくらんぼ園のさくらんぼ狩りは、例年なら6月上旬～7月上旬に利用できます。営業時間は直売所の営業時間と同じですが、直売店に「さくらんぼ狩り」と書かれたのぼりが出ていることが営業中の目印です。15名以上の団体や7月の利用を検討する場合は、事前に営業期間と時間を確認するのがおすすめです。

小堀さくらんぼ園では、収穫したさくらんぼをその場で食べられる、さくらんぼの食べ放題ができます。食べ放題はさくらんぼ狩り料金に含まれているので、別途料金はかかりません。30分の時間制ですが、高級フルーツの佐藤錦の収穫もできて料金は大人2100円です。

栃木県のリゾート地である那須エリアにも、美味しいさくらんぼの収穫体験ができる果樹園があります。さくらんぼの季節は初夏ですが、那須エリアでは季節ごとに旬のフルーツ狩りが楽しめることでも有名です。そんな那須エリアは、緑に囲まれたのどかな風景の中で収穫体験がしたい人におすすめです。

さくらんぼ園ぼくんちの樹は、栃木県内では珍しいさくらんぼ専門の観光果樹園です。小さな子供も楽しみながらさくらんぼ狩りが楽しめるよう、樹丈をやや低めに調整しています。規模はそれほど大きくありませんが、園内では13種類約50本を栽培しているため、いろいろな種類のさくらんぼが収穫可能です。

さくらんぼ専門の観光果樹園なので、営業期間はさくらんぼ狩り実施期間と同じです。気候や成長状態によって実施期間が異なることがありますが、通常は6月上旬～7月上旬に実施します。営業時間は10時～16時ですが、さくらんぼがなくなり次第終了です。

さくらんぼ園僕んちの園は観光施設として営業するため、さくらんぼ狩りのみ（または食べ放題のみ）の利用は受け付けていません。利用する際は入園料が必要です。入園料は大人（小学生以上）2000円、子供（3歳～5歳）1500円で、3歳未満は無料です。

斉藤フルーツは那須川のすぐ近くにある、豊かな自然に囲まれた果樹園です。果樹園がある那賀川町は、那須エリアの中でも特に日中の寒暖差が大きい地域です。そのため果肉・果汁の質がよく、甘みの強いさくらんぼに仕上がります。

那須エリアにある果樹園なので、さくらんぼ狩りの開始時期は平地と比べるとやや遅いです。それでも6月下旬～7月中旬まで利用できます。さくらんぼ狩りのシーズン中は、通常営業が10時～16時です。ただし最終入場は16時30分です。

斉藤フルーツのさくらんぼ狩りは、30分の時間制です。制限時間内なら種類に関係なく収穫ができますし、収穫したばかりのさくらんぼをその場で食べることも可能です。料金はさくらんぼ狩り料金ではなく、入園料として一律1人2000円です。

鹿沼エリアは、県内で最も早くさくらんぼ狩りが楽しめる果樹園があります。首都圏から日帰りも可能なので、シーズン最初のさくらんぼ狩りを楽しみたい人に人気です。鹿沼エリアでさくらんぼ狩りができる施設は1ヵ所のみですが、佐藤錦や紅秀峰などの人気品種だけでなく、珍しい種類のさくらんぼも収穫できます。

ひざつきフルーツプラザは、鹿沼エリアで唯一さくらんぼ狩りが楽しめる施設です。地元では有名な果樹園で、さくらんぼ狩りの収穫時期を知らせる記事が地方新聞に掲載されることもあります。園内には15品種約500本のさくらんぼのが栽培されており、時間制限内（20分）でのさくらんぼ狩りが可能です。

ひざつきフルーツプラザのさくらんぼ狩りは、基本的に地元住民とリピーター向けに実施しています。もちろん初めてでも参加可能ですが、実施期間などは地方新聞およびはがきのみの告知です。過去の実施例では、6月中旬～7月上旬が多いです。営業時間は実施年度によります。

ひざつきフルーツプラザのさくらんぼ狩りは、2019年以降システムが変更され、料金とは別に消費税が加算されます。そのため現時点での利用料金は大人（小学生以上）1500円税別、子供（3歳～未就学児）1000円税別で、3歳未満は無料です。

首都圏からのアクセスに便利な栃木県のさくらんぼ狩りは、本格的な夏シーズンの前から利用できるので、小さな子どもがいても暑さを気にせず楽しめます。アメリカンチェリーはあまり栽培していませんが、国産種で甘みが強い大粒種を多く栽培しているので、食べ放題を利用すればお腹も大満足ですね。