芋掘りは秋の楽しいイベント
夏の暑さが過ぎ、清々しい天気が続くと、食欲の秋がやってきます。秋には美味しい食べ物が実りますね。秋の味覚はたくさんありますが、特に代表的なのはさつまいもです。さつまいもは食べるだけでなく、収穫して楽しむのもおすすめです。家族や友達と芋掘りに出かけて、秋の楽しい思い出を作りましょう。
芋掘りに適した時期
さつまいもは夏の手前から秋の初めにかけて成長します。そのため、芋掘りに適している時期は9月~11月ごろ、まさに秋真っ只中の時期です。多くの場所で9月と10月に最盛期を迎えますが、早いところでは8月の後半から、遅いところでは11月の下旬まで芋掘りが楽しめます。芋掘りは秋のお出かけにぴったりのイベントです。
事前に確認しておきたいこと
ホームページに予約不要と書かれていても、農園に電話やメールなどで状況を確認してから出かけると安心です。さつまいもの生育状態は毎年異なり、来場者の数によっては予定より早めにさつまいもがなくなるため、終了予定日より早く終わってしまう可能性があります。また、場所や時期で芋掘り体験の相場や、持ち帰るさつまいもの相場が違うため前もって比較検討しましょう。
農園の閉園時間に注意
せっかく少し遠くまで足を伸ばすなら、一日のうちに芋掘り以外のイベントも計画しているかもしれません。スケジュールがタイトな場合は、芋掘りの時間帯に注意してください。芋掘りの畑には照明がついていない場合が多いため、夕方の早い時間に閉園する農園もあります。事前に閉園時間をチェックして、芋掘りもたっぷり楽しんで、一日を充実したプランで過ごしてくださいね。
持っていくとよいものリスト
- タオル
- 帽子
- 長袖の上着
- 底の平らな靴
- 替えの靴
- 軍手もしくはゴム手袋
- シャベル
兵庫県で芋掘りできる人気スポット【①~⑤】
兵庫県にはアットホームな雰囲気が魅力の芋掘り専門の農園から、一年中季節ごとの味覚狩りが楽しめる農園まで、芋掘りに人気なスポットがあります。ここでは神戸市内の気軽に足を伸ばせるスポットと、観光名所でもある淡路島の芋掘りスポットをみてみましょう。なお、芋掘り体験と持ち帰りのさつまいもの相場はその年の状況によっても変わるため、ホームページもしくは現地にて確認してください。
①小束野農園
神戸市西区にある小束野農園では、自然に親しむ機会の少ない子どもの教育のため、昭和40年から開園している歴史ある芋掘り農園です。無料駐車場や車椅子に対応したトイレも完備されており、安心して出かけられます。動物や虫ともふれあえる充実の芋掘り畑です。9月10日~11月5日までは期間内無休で開園しており、スコップや鍬といった道具も貸し出しています。
焼き芋機にも注目
週末には焼き芋機で焼いた、焼き芋の販売があります。また、30本ほどの芋を一度に焼ける焼き芋機も予約すればレンタル可能です。タイミングがよければ焼き芋機で焼かれた、採れたての焼き芋も味わってみてください。畑で食べる焼き芋は格別です。クイックスイートという甘さに特徴がある種類のさつまいもを栽培しており、焼き芋で食べるとよりおいしく食べられます。
②神出ファームビレッジ
神戸市西区にある神出ファームビレッジでは、紅はるかというさつまいもが栽培されています。収穫体験期間は9月上旬~10月上旬ごろで、基本的な農具は無料でレンタル可能です。30名以上の団体も受け入れており、町内会や保育園などの芋掘り体験にも使えます。貸し農園やレストランも併設されているため、地元の食材を使った料理が食べられますよ。
③幸田農園
神戸市北区の幸田農園は、家族で経営されているアットホームな芋掘り農園で、9月中旬~11月上旬まで収穫体験ができます。スコップや手袋、袋など必要な道具は無料で利用可能です。六甲山の北側、山と畑の広がる緑豊かな場所で気持ちよく芋掘りができます。三田プレミアムアウトレットの近くにあるため、買い物がてら気軽に立ち寄れますよ。
④淡路島フルーツ農園
淡路島フルーツ農園では一年を通じてフルーツ狩りができますが、秋には芋掘りが楽しめます。少し早めの8月中旬から始まり、11月中旬までの長い期間体験できますよ。芋掘りは持ち帰りがなくなり次第終了するため、収穫期になったら早めに出かけるのがおすすめです。芋掘り後には併設のカフェで一休みしたり、お土産を買って帰ったりするのもよいですね。
⑤古川農園
古川農園は明石海峡大橋の近くにあり、高台からは、明石海峡はもちろん大阪湾や空港も見える、眺めのよい農園です。鳴門金時、紅あずま、安納芋の3種類のさつまいもを栽培しており、芋掘りだけでなく、ふかしいもや焼き芋の体験もできます。芋掘りの季節には栗拾いも楽しめるため、ぜひ芋栗両方の美味しさを味わってみてください。