ヒメイワダレソウのデメリットは?管理のコツやメリットも解説!

ヒメイワダレソウのデメリットは?管理のコツやメリットも解説!

ヒメイワダレソウは芝生と同じく庭によく植えられる植物です。花が愛らしく人気も高いですが、デメリットも抱えており一部では「植えてはいけない植物」とも呼ばれています。今回はヒメイワダレソウのデメリットを始め、メリットや上手に育てるコツについて解説していきます。

記事の目次

  1. 1.ヒメイワダレソウはグランドカバーに人気!
  2. 2.ヒメイワダレソウのデメリット
  3. 3.ヒメイワダレソウのメリット
  4. 4.ヒメイワダレソウの管理のコツ
  5. 5.ヒメイワダレソウを育ててみよう!

ヒメイワダレソウのメリット

出典:写真AC

ヒメイワダレソウには「植えてはいけない」とされるデメリットもありますが、もちろん芝生と並んでグランドカバーとして選ばれ続けるメリットもあります。楽しくガーデニングするためにも、庭に植える前にメリットもしっかりと把握しておきましょう。

メリット①土を選ばない

ヒメイワダレソウは丈夫で「土を選ばない」というメリットがあります。「硬い土」「水はけのよくない場所」「乾燥地」「酸性土壌」「アルカリ土壌」「やせた土地」でも問題なく育ちます。グランドカバーとして植える際、土質を選ばないのは嬉しいポイントです。地植えが一般的な植え方ですが、鉢植えする際は市販の草花用培養土を使用するのが簡単でおすすめです。

ボタ爺

ボタ爺

水が常に溜まってしまうような、あまりにも湿潤な環境ではさすがに育たんぞ!硬い土はほぐして使うと成長がよくなっておすすめなんじゃ。

メリット②害虫がつきにくい

ヒメイワダレソウはカメムシなどがつきにくい「ハーブ系植物」ともいわれ、害虫がつきにくい性質を持っています。花には種や実ができないことから、食害しようとする害虫も寄ってきにくいです。庭がヒメイワダレソウで覆いつくされることでほかの雑草などの植物が生えにくくなり、結果的に害虫予防につながります。

ボタニ子

ボタニ子

環境にもよるけど芝生だと少し伸びると害虫が発生しやすかったりするよね。ヒメイワダレソウには害虫が付きにくいのは嬉しいな!

メリット③雑草の抑制ができる

ヒメイワダレソウのデメリットともいえる「繁殖力の高さ」は、見方を変えると「雑草の抑制になる」というメリットともいえます。ガーデニングするうえで雑草は非常に厄介な存在であり、取り除くのに手間や時間がかかってしまいます。ヒメイワダレソウをグランドカバーにしておくことで雑草が生える隙を与えず、ガーデニングが楽になっておすすめです。

メリット④水・肥料は少なくても育つ

ヒメイワダレソウは生命力が強く丈夫なことから、水や肥料が少なくても比較的よく育ちます。水は基本的に降雨のみで問題なく育つため、真夏などにあまりにも乾燥が続くときにのみ水をまく程度で十分です。肥料は基本的に必要なく、鉢植えで育てる場合でさらに成長が悪いときにだけ、置き肥として緩効性化成肥料を与えてください。

メリット⑤安価に手に入る

ヒメイワダレソウはコストがかからない点もメリットとして挙げられます。1ポット100円程度で購入できるうえに1㎡に3~4ポットあれば十分繁殖し、広い庭でも初期費用があまりかかりません。また家でも株分けや挿し木で簡単に増やせることもあり、数年かけてグランドカバーを作り上げたい場合には自分で増やすことでさらにコストが削減できます。

ヒメイワダレソウの管理のコツ

出典:写真AC

植えてはいけないともいわれるヒメイワダレソウを育てたいのなら「管理のコツ」を押さえておきましょう。デメリットの中には管理方法を工夫することで防げるものもあります。特に初心者の場合あまり考えずに植え付けてしまい、「失敗した」「後悔した」という方が多くなる傾向があり、事前に上手に育てられるコツを掴んでおくことをおすすめします。

コツ①植え付け時期に気をつける

ヒメイワダレソウを効率よく育てるには、植え付け時期に気をつけましょう。暖かな環境下で根をよく伸ばすため、4月~9月にかけて植え付け作業を済ませるのがうまく育てるコツです。冬など寒い時期に植えつけると「根がうまく張らない」「なかなか成長しない」などのトラブルを引き起こすことがあり注意が必要です。時期を間違わなければ植え付けで失敗することはほとんどありません。

ボタニ子

ボタニ子

夏に植え付けてもいいけど、根が張る前に乾燥しすぎると枯れることがあるから気をつけてね!

コツ②植え付け場所をよく考える

グランドカバーとして植える際はもちろん庭の一角に植えたい場合にも、事前に植え付ける場所をよく考えましょう。繁殖力の高さから周りの植物の成長に悪影響を与えることも多く、安易に植えてしまうと後悔する場合があります。どこに植え付けてどの範囲まで成長させたいのかを明確にしておくと、それ以上繁殖する前に引き抜いたりカットしたりするなど対応がしやすいです。

ボタニ子

ボタニ子

芝生と同じく日当たりのよい場所のほうが成長しやすいよ!半日陰や日陰でも育つけど、成長は比較的緩やかになるから気をつけてね!

コツ③植え方に注意する

メイワダレソウは繁殖力や根の張りが強いため、密集して植え付けないように気をつけましょう。植え方のコツは「株間は50cm以上とる」「数は1㎡あたり3~4苗を目安に調整する」ことです。近隣の庭への侵食など繁殖しすぎることが心配であれば、土中に防草シートやプラスチック板で敷居をつくるのもおすすめです。

プラスチック板や防草シートの使い方

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まずは植え付けたい場所の土を掘り起こします。プラスチック板を使うのなら、植え付け範囲を囲むように土中に立てて設置して、土を入れて植え付けます。底にも敷いておくと根の伸びすぎを防げます。ちなみにブロックなどでも代用可能です。防草シートを使う場合は掘り起こした場所に広げて設置し、上から土を入れて包み込むように使いましょう。

コツ④繁殖を抑制するためにも剪定する

ヒメイワダレソウの成長は比較的ゆっくりではありますが、着実に繁殖していきます。育てたい範囲からはみ出たり周りの植物を覆いつくしたりしないためにも、剪定をおすすめします。剪定時期は特に選ばず強くカットしても問題なく育つため、伸びすぎた枝はその都度カットして大丈夫です。枯れた枝や弱った枝も一緒に剪定することで成長もスムーズになります。

ボタニ子

ボタニ子

こまめに剪定しておくと、繁殖しすぎることもなく安定して育てられるんだって!余裕があったら花柄も摘むと見栄えもアップするよ!

ボタ爺

ボタ爺

繁殖しすぎて管理が難しくなったら芝生を刈るように全体をがっつり刈り取るんじゃ!新たに成長する際にこまめに剪定して整えるといいぞ。

ヒメイワダレソウを育ててみよう!

出典:写真AC

植えてはいけない植物としても知られているヒメイワダレソウですが、実はメリットもたくさん持っている魅力的な植物です。繁殖力が高いなどデメリットもありますが、そのデメリットをきちんと把握しておくことでさまざまな失敗を減らせます。失敗事例を参考に植え方を工夫して、ぜひ楽しくヒメイワダレソウを育ててみてくださいね。

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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