ラミウムの育て方!グランドカバーでの利用で上手に増やすコツなど解説!

ラミウムの育て方!グランドカバーでの利用で上手に増やすコツなど解説!

ラミウムは、シソの葉を小さくしたような形です。銀色のため「シルバーリーフ」や「カラーリーフ」と呼ばれています。この記事では、ラミウムの育て方や、株分けや挿し木での増やし方を紹介します。あわせてラミウムの種類やおすすめの飾り方もチェックしましょう。

記事の目次

  1. 1.ラミウムとは
  2. 2.ラミウムの特徴
  3. 3.ラミウムの種類
  4. 4.ラミウムの育て方
  5. 5.ラミウムの上手な増やし方
  6. 6.ラミウムのおしゃれな植え方・飾り方
  7. 7.まとめ

ラミウムとは

Photo byJana

ラミウムとは、シソ科ラミウム属の常緑性多年草で、ヨーロッパやアジアに分布しています。日本に自生している「ホトケノザ」の仲間です。地面にはうように育つため、グランドカバーとして人気があります。ラミウムというと、一般的には「ラミウム・マクラツム種」という紫色の花を咲かせる種類のことを指します。

基本情報

科名 シソ科
属名 ラミウム属
学名 Ⅼamium
和名 オドリコソウ
原産地 ヨーロッパ・アジア

ラミウムの和名のオドリコソウを漢字で書くと「踊子草」です。茎が立ち上がり、その先端に花を咲かせます。

名前の由来

ラミウムとはギリシャ語で「喉」という意味です。花筒がながく、まるで喉に見えることが由来です。属名である「オドリコソウ」や「ツルオドリコソウ」、「コムソウバナ(虚無僧花)」や「オドリバナ」とも呼ばれています。ツルオドリコソウは、山野に自生するオドリコソウ(踊子草)の仲間で、つる性であることからつけられています。

ラミウムの特徴

葉の特徴

ラミウムの大きな特徴は、常緑性のあざやかな葉色です。ラミウムのように色がついていたり模様が入っていたりする葉を「カラーリーフ」と呼びます。グランドカバーにしたり、観賞用にしたりするなど人気です。寄せ植えや花壇づくりに取り入れると、メリハリがついて一味違った庭に仕上がります。

花の特徴

ラミウムは、ピンク色や黄色、白色の花を咲かせます。種類によって多少のずれがありますが、5月~6月に約2cm~3cmの小ぶりな花が咲き、茎をぐるりとかこむように咲くことが特徴です。8月24日の誕生花として知られています。

花言葉

ラミウムの花言葉は「気づかれない想い」「愛嬌」です。ラミウムは、庭の日光が強くない場所でひっそりと育ちます。花は美しくすくすくと大きくなるため、この花言葉がつけられました。放置していると、成長しすぎてしまいラミウムにとっては辛い状態に陥ってしまいます。花言葉は、その様子を表しているかのようです。「愛嬌」は踊り子が花笠をかぶって踊っているようにみえることからつけられました。

ラミウムの種類

ラミウムには4つの種類があり、それぞれの花色や魅力があります。葉の形や模様などの特徴、耐暑性や耐寒性に違いがあります。ここでは、その4つの種類を見ていきましょう。

ラミウム・ビーコンシルバー

ビーコンシルバーはカラーリーフプランツの代表格です。ツートンカラーの葉がおしゃれな雰囲気の園芸品種です。夏には赤に近い紫色の花を咲かせ、庭のアクセントとして人気を集めています。ビーコンシルバーの草丈は約30cmで、葉から独特な匂いがすることが特徴です。

ラミウム・ピンクパール

ピンクパールという名前のとおり、淡いピンクの花を咲かせる大型の種類で、草丈は約40cmまで成長します。葉に丸みと斑点があるのが特徴です。春と秋の2回開花します。ピンクパールはグランドカバーや花壇に植えるとかわいらしい花が映えておすすめです。暑さに弱いため、夏の日差しや気温に注意しましょう。

ラミウム・ガレオブドロン

ラミウム・ガレオブドロンの花は、種類のなかでは珍しい黄色の花です。5月~6月に開花して庭が涼しげに見えるため、グランドカバープランツとして知られています。葉が細長くすっきりとした印象で、ほかの種類よりも暑さに強く丈夫です。葉には銀色の斑点が見られます。別名「黄色の大天使」です。

ラミウム・ハーマンズ・プライド

ラミウム・ガレオブドロンの改良品種で、銀色の斑点が入っている葉が特徴で、こちらも黄色の花を咲かせる珍しい種類です。ガレオブドロンとハーマンズ・プライドとの違いは、葉の斑点の入り方で、ハーマンズ・プライドは斑点が細長く浮き出ます。

販売価格

ラミウムはネット通販や園芸店で購入できます。価格は500円前後のものが多く、ラミウムの種類がまとまって売られていることもありますよ。すでに寄せ植えされた状態で販売されているものもあるため、初心者でも購入しやすいといえるでしょう。

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ラミウムの育て方

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