グランドカバープランツとは?
グランドカバープランツとは、芝生のように地表を覆うために育てる植物のことです。芝生はグランドカバープランツに含まないことがほとんどですが、芝生が典型的なグランドカバープランツです。
グランドカバーを植える理由
雑草を生えないようにする、地表の装飾、泥はね防止などを理由に植えられることが多いです。そのため、匍匐性のある植物が好まれる傾向にあります。しかし、あまりに繁殖力が強い植物だと、植えたグランドカバーが増えると雑草化してしまうので、雑草化しないための対策が必要です。
クランドカバープランツ①アイビー
セイヨウキヅタ、ヘデラなどの名前でも知られる常緑のつる性の植物です。多数の園芸種が存在し、葉に斑紋が生えるものもあります。カバープランツとしてだけではなく、ガーデニングなどでも人気が高くおしゃれでおすすめの植物です。
基本情報
学名 | Hedera helix |
分類 | ウコギ科キヅタ属 |
花色 | 黄緑色の花、黄色の花、ピンクの花 |
花期 | 9月~12月 |
アイビーの特徴
アイビーはつる性のため、とにかく色々なものに絡まって育ちます。常緑なため、冬でも葉は綺麗な緑色で、寒さにも暑さにも強くガーデニングでは人気の高い植物です。ただし花は花期が短く、花がつくまでに数年かかるといわれているので、基本的には葉を楽しむ植物です。
カバープランツとしてのアイビー
アイビーは、地面を匍匐するように育てられるので、カバープランツに適した植物です。しかし、アイビーは成長が早くどんどん増える植物なので、場合によっては庭で育てているアイビーが外で雑草化してしまったり、隣近所の庭に侵入してしまったりということもあります。また建物にもつたをはやしていくので、増えることに関しては対策をし、庭から他へ侵入しないようにしましょう。
グランドカバープランツ②オキザリス
オキザリスはカタバミ科の植物で、800種類~850種類あるといわれています。種類も多年草から一年草、球根、ロゼット状のものなどさまざまな種類があり、栽培難易度も種類によって異なります。
基本情報
学名 | 品種による |
分類 | カタバミ科カタバミ属 |
花色 | 黄色い花、白い花など多岐にわたる |
花期 | 品種による |
オキザリスの特徴
オキザリスはクローバーに似た3小葉か、細い葉をしています。背丈も5cm~30cmと種類によって変わってきますが、そこまで大きくなく、低いものが多いです。花が咲いている期間が長いのも特徴で、白い花や黄色い花、ピンクの花など花の色が多岐にわたり、グランドカバーとして葉だけではなく花も楽しむことができる植物です。
カバープランツとしてのオキザリス
オキザリスは、種類にもよりますが耐寒性に優れています。また横に広がって伸びていくため、カバープランツ・ガーデンカバーとして適した植物です。しかし、管理をしないとどんどん増えるので雑草化してしまい、庭がオキザリスだらけになってしまうので、対策が必要です。
ボタニ子
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