バークチップのデメリット
デメリット①カビの発生に注意
ウッドチップにも言えることですが、湿ったままになっているとカビが発生してしまいます。日当たりが悪く風通しが悪いお庭には、残念ながら不向きです。日当たりが良いお庭でもバークチップの表面と下の方では、湿度に差がでます。そんなときは天地返しをしましょう。ほうきや草かきなどで湿ったバークチップをすくい、表面の乾いたバークに乗せて混ぜ込むだけです。
デメリット②補充にもコツが必要
自然素材なので、使っていくうちにボロボロとくずれて、やがて土に還るのです。なんだかメリットのようにも聞こえますが、要は目減りしてしまう、ということなのです。ガーデニングで広い面積に補充するときは、一箇所にまくとそこだけ色が違って見えてしまいます。全体にバラしてから天地返しすると自然になじんで見えますよ。
デメリット③水やりのタイミングがわからない
土の表面を覆っているために、乾き具合がわかりにくいという面があります。便利な水量計も販売されていますが、鉢やプランターの数だけ用意するのはたいへんですね。実は簡単に代用できるものがあるんです。アイスの棒のような木のヘラで、100均でも手に入るアイテムです。土の中にぐっと差し込んで、しばらく待ってから抜いてください。木のヘラが湿っていたら、まだ土に水分が含まれている証拠です。折れるまで何度か使えますよ。
コンビニでもらう、割り箸でもいいんじゃない?
なんか、テンション下がるワ…
ウッドチップとはどう違うの?
ウッドチップ=木片なんです!
木材を細くした木片の総称がウッドチップで、バークチップもウッドチップの一種と言えます。安価なものでは製材所の端材など、中には樹皮などが混ざっていたりすることもあります。大容量で販売していることが多く、木材の種類も様々なので、目的に合わせてよく確かめてから購入する必要があります。
よい香りで気分は森林セラピー
ヒノキやひば・サイプレスといった防虫効果の高い木材をチップに加工したものは、特に香りもよく効果も高いと言われています。ウッドチップにはバークチップと違い、素材そのものの持つ効果を取り入れられるという利点があります。
ウッドチップの使い方
自然素材で雑草を抑える
雑草を抑える効果はバークチップと同じですが、よりコスパよく広い面積に使えるのがウッドチップです。雑草対策には防草シートとの併用、厚さを5cm以上にするとより効果が上がることからも、ウッドチップがおすすめです。
虫や病気の対策にも◎
香りの効果で防虫できる、バークチップとの最大の違いは香りにあります。様々な種類の木材があるので、全てのウッドチップには該当しませんが、薬剤を使わず防虫できるのなら、使ってみる意味がありますね。
その他のコンテナカバー
- 化粧砂、マーブルストーン、カラーストーン、カラーサンド
- ビー玉、貝がら
- やしの繊維、麻布
- セラミス、焼き赤玉
- 水コケ、生コケ など
バークチップやウッドチップ以外にも、カバー材として使える素材はたくさんあります。鉢やプランターのカバー材選びはインテリアの雰囲気作りにも、大切な役割を果たしてくれます。身の回りにあるものを工夫して、カバー材にプラスするのも楽しいですね。
おじいちゃんの家で、鉢に卵のカラをのせてるの見たことあるよ!
それって、昭和あるあるでしょ?!意味が、ちがうし
まとめ
バークチップを上手に活用するコツ
- 土をカバーして、雰囲気もUP!
- 水やりの前に、植物や土の状態をしっかり確認
- 日当たり良く、風通しの良い場所で、カビを防ぐ
- 庭ではレンガ等で囲って、飛散・流失を防ぐ
- 天地返しで、カビの発生や害虫を防ぐ
ナチュラルなエコ素材、バークチップの魅力とその優れた効果を知っていただけましたか?ひとつの素材にたくさんの役割がぎゅっと詰まった、とってもかしこいアイテムなんです。これからバークチップを使って、花と緑のある暮らしをより一層楽しんでくださいね。
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バークチップのもちが良くなるという役割もあるんですよ。