エビネランの育て方
エビネランを上手に咲かせるには、ポイントを押さえて育てることが大切です。以下で、エビネランの育て方について詳しく解説していきます。
育て方①苗植え
苗植えの時期は、花が咲く前の3月、花後の5月、6月、9月です。暑い時期と寒い時期を避けます。開花した後の株は傷めないよう気をつけて植え付けましょう。
育て方②用土
鉢植えで栽培する場合は、以下の5点を揃えると便利です。
- 鉢底石(鉢に1/3程度入れる)
- 日向土(割合4)
- 赤玉土(割合4)
- 腐葉土(割合2)
- バークチップ(上記の用土に混ぜる)
初心者は培養土がおすすめ
初心者の方には、土の配合は難しいと感じるかもしれません。エビネラン栽培の初心者には「エビネ用または植物用の培養土」がおすすめです。若干値段は高くなりますが、培養土1つを鉢に入れるだけでよいため、とても簡単でます。用土を使いこなす自信がない人は、手軽な培養土で試してみましょう。
ボタニ子
植物用の培養土は、初心者が栽培する際に困らないように手間ひまかけて作られた肥料です。そのため、どうしても値段が高くなってしまうのです。
地植えの場合は腐葉土と庭土を混ぜる
地植えの場合は、葉焼けしない程度の明るい場所で、庭土に腐葉土を混ぜて浅植えすればしっかりと成長します。土の量や明るさで成長の仕方が変わってくる可能があるため、できれば日陰が多い場所での栽培は避けるようにしましょう。
育て方③水やり
土が乾いてたらすぐに水を与えます。乾燥に弱いため、土が乾いているときは、多めに水やりをしましょう。しかし、常に土が濡れてる状態では、根腐れを起こす原因になってしまいます。水の与えすぎは注意です。したがって「夏は多めで、冬は少なめ」と覚えておくとよいでしょう。
育て方④肥料
株の生育期(3月~6月)と充実期(7月~9月)で肥料の与え方が変わってきます。
- 生育期
- チッ素主体の肥料である油かすを、月1のペースで親指大程度与える(毎月入れる箇所を変える)
- 並行して、週1回のペースで4000倍に薄めた液体肥料(観葉植物用)を与える
- 充実期
- リン酸、カリウム主体の緩効性化成肥料を置き肥する
- 並行して、4000倍に薄めたリン酸とカリウムだけの液体肥料を与える
エビネランの植え替え方法
鉢植えのエビネランは、1年に1回植え替えをしましょう。エビネランは1年経つと、根が立派に成長します。鉢が狭いままではそれ以上成長しない可能性があるため、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
植え替えをする際の注意点
根がたくさんあると詰まっててよくないと思い、植え替えをするときに根をほぐす人もいるようです。実は、根をほぐしてしまうと、根が劣化してしまうリスクがあります。したがって、植え替えする際は根をほぐさないようにしましょう。
まとめ
エビネランの「種類」「香り」「育て方」などについて紹介してきました。エビネランは種類や品種が豊富で、ニオイエビネ以外は気軽に購入できます。少しでも植物の栽培に興味がある方は、エビネランを育ててみてはいかがでしょうか。
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出典:O-DAN Unsplash