山梨でフルーツ狩りができる人気エリア
夏でも涼しく寒暖差もはっきりとしている山梨県は果物栽培に適しているため、フルーツ狩りが楽しめる果樹園の数も非常に多いです。その中でも特に甲府・河口湖・八ヶ岳・勝沼の4ヶ所は、フルーツ狩りスポットとして人気のエリアです。
産地①甲府
甲府は周囲を山に囲まれた甲府盆地に広がる葡萄畑が有名で、ぶどう狩りができる果樹園が多いのが特徴です。甲府盆地は日照時間が長く夏と冬の寒暖差が大きいため、糖度が高く質のよいぶどうができます。
甲府のおすすめは「戸沢遊覧ぶどう園」
甲府市向町にある戸沢遊覧ぶどう園は、食べ放題のぶどう狩りが800円から体験できるおすすめスポットです。園内には休憩スペースがあるため、小さなお子様連れでも安心して楽しめます。なお販売所では葡萄ジュースやワインの販売もあります。
産地②河口湖
山梨県河口湖周辺は、ぶどう・桃・さくらんぼのフルーツ狩りができる果樹園が集中している地域です。また河口湖周辺には世界遺産に登録されている富士山やお子様に人気の富士急ハイランドがあり、フルーツ狩りと併せて1日中山梨の観光スポットで遊べます。
河口湖のおすすめは「富士忍野ベリーランド」
富士忍野ベリーランドは、富士山の湧き水を使って栽培したいちごとブルーベリーが人気の観光農園です。富士山の全景を間近に見ながら、いちご狩りやブルーベリー狩りが楽しめます。なお収穫したいちごやブルーベリーを使ってジャムやパフェを作る体験メニューもあり、お子様や女性に人気です。
産地③八ヶ岳
標高3000m級の八ヶ岳では、果物の栽培に適した清里高原にフルーツ狩りができる果樹園が集中しています。清里高原も夏・冬の寒暖差と日照時間の長さが特徴の場所で、梨・ぶどう・サクランボの栽培が盛んです。
八ヶ岳のおすすめは「岩原果樹園」
梨の産地として有名な山梨県ですが、その中でも「洋梨が美味しい」と評判の果樹園が北杜市にある岩原果樹園です。オーロラ、ラ・フランス、シルバーベルなど種類が豊富で、食べ放題の洋梨狩りが体験できます。またサクランボの栽培もおこなっており、高級品種・佐藤錦の販売もあります。
産地④勝沼
葡萄畑が一面に広がる勝沼は、日本有数のワインの産地としても有名です。ワインを使った特産品やグルメも多いため、大人でも1日楽しめます。自家製ワインを販売している果樹園や、ぶどう狩りのあとにバーベキューができる果樹園など、さまざまなタイプのぶどう狩りスポットがある点もおすすめです。
勝沼のおすすめは「ぶどう狩りの自由園」
日本一の葡萄産地・勝沼でおすすめなのは、34種類のぶどうを栽培している「ぶどう狩りの自由園」です。山梨を代表するぶどう種・甲斐路や人気のシャインマスカットのほかにも、ナイアガラ、マニキュアフィンガー、バナナ、オリエンタルスター、ピッテロビアンコなど珍しい種類も栽培しています。
出かける前に確認すべき2つのポイント
フルーツ王国山梨では、1年を通してフルーツ狩りを楽しめます。ただし品種によって収穫の時期や価格に違いがあるため、体験内容のチェックが重要です。
フルーツ狩りの季節
果物は品種によって収穫時期が異なるため、通年営業をしている果樹園でも時期によってフルーツ狩りの内容が変わります。特に「シャインマスカット狩りがしたい」などのように収穫したい果物が決まっている場合は、必ず実施期間を確認しましょう。
フルーツ狩りできる品種
フルーツ狩りができる果樹園とはいえ、園内で栽培している品種すべてがフルーツ狩りの対象であるとは限りません。フルーツ狩りができる品種と販売専用の品種に分けていることの方が一般的なので、どのような種類の果物が収穫できるのか事前にチェックすることも重要です。
まとめ
夏・冬の寒暖差と水はけのよい土地、さらに降水量の多さからフルーツ王国と呼ばれる山梨県では、ぶどうや桃などのフルーツ狩りを1年中楽しめます。なお季節によってフルーツ狩りの内容や収穫できる果物の旬が違うので、出かける前の事前チェックは欠かさないようにしましょう。