レイタータイムとは？特徴や育て方をご紹介！グランドカバーに最適？

レイタ―タイムは、まれに落ちた葉で根付くというときがあります。育て方としては、春ごろに肥料を入れればよく、水やりは雨が降らない日が続いて乾燥しているとき以外はいらないので、手間がいりません。繁殖は控えめですので他の植物に浸食する心配はないでしょう。

植物を育てる過程において、せっかく育てたのに病気や害虫によって枯れてしまって困ったという経験はないでしょうか。レイタ―タイムは、病気や害虫で枯れてしまうことはありません。水分の補給も、晴れた日が続かないかぎり、雨だけで十分で殆ど手間いらずといえます。

ハーブの種類であるタイムは、品種により生長が違っています。草丈30cm以上となる立性と、草丈10cm未満にしかならず這うように生長するほふく性の2種類に分かれます。グランドカバー用に改良されたレイタータイムはほふく性のタイムですが、料理などにも使用できます。

シソ科イブキジャコウソウ属多年草のレイタータイムは、踏み込んだときなどにタイム独特の芳香を楽しむことができます。グランドカバーだけでなく、お風呂に浮かべたり、料理のスパイスやハーブティーにも利用できます。

グランドカバーをする植物として、芝生よりもレイタータイムが人気となったのには訳があります。芝生は2～3週間に一度という頻度で刈り込むのに対し、レイタ―タイムは梅雨前などに刈り込めば、ほとんど手間がかかりません。このほかにグランドカバーに人気の植物をご紹介します。

春先に小さな可愛い花を咲かせるリピアも、グランドカバーに適しているといえます。リピアは繫殖力が強く、肥料をやる必要がありません。リピアの繫殖力により密度が増すため、雑草などの草を寄せつけないので、雑草対策にもなります。少しぐらいの踏み込みにも強い植物です。

ヒメツルソバはヒマラヤ原産で、春と秋にそばの花に似たピンク色の花を咲かせます。ヒメツルソバの花は集まって直径1cmほどになります。ヒメツルソバの葉は這うように繁殖し、土にふれた部分から発根します。暑さや乾燥に強いので、夏のグランドカバーとして最適な植物です。

アップルのさわやかな香りがするアップルミントは、とても丈夫なのでグランドカバーにも人気のハーブです。アップルミントは繫殖力が強く、他の植物も浸食する恐れがあるので、土の中も含めて区切って植えるのがコツです。アップルミントは白かピンクの花が咲きます。

庭の広めの空間や花壇の隙間となる場所を土のままにすると、景観がよくないばかりか雑草対策などの必要がでてきます。レイタ―タイムは、害虫や病気などの心配もなく、水やりの手間もないので、庭の管理が容易にできるという点で、グランドカバーに最適な植物ですね。