おいしいミニトマトの人気品種15選
ここからは、家庭菜園初心者にも安心しておすすめできる、おいしくて育てやすいミニトマトの人気品種を紹介します。カラフルで栄養価も高いミニトマトは、普段の食事やお弁当の彩りと、いろいろな場面で大いに活躍してくれる素敵な野菜です。好みにあった品種を選んで、育ててみてくださいね。
おいしい人気品種①アイコ
アイコはミニトマトの代表的品種で、果肉が厚い卵型の果実をつけるのが大きな特徴です。実のつきがよく、甘さとコクがあるジューシーな味わいも人気があります。病気に強く、裂果も少ないことから、家庭菜園初心者にも安心しておすすめできる品種です。姉妹品として黄色い実をつける「イエローアイコ」、オレンジの実の「オレンジアイコ」があります。
姉妹作のイエローアイコやオレンジアイコと一緒に育てて、旬の時期にはカラフルな果実を楽しむのも素敵ですよ。
おいしい人気品種②千果(ちか)
千果は成長が早い極早生種です。糖度と肉質、育てやすさのバランスが非常によく、安定した品質の高さから、プロの生産者にも高い人気を誇ります。もちろん、初心者にも安心しておすすめできる品種ですよ。スーパーで販売されているミニトマトのほとんどは、この品種であるといわれています。緻密な肉質のため、加熱しても崩れない特徴があります。
千果は栄養価の高さも注目されているんだ。強い抗酸化作用を持つリコピンを、大玉トマトよりも多く含んでいるんだよ。
◆ミニトマト『千果(ちか)』
糖度が8~9度で甘み、品質とも最高のミニトマト。リコピンは従来のミニトマトの約2倍。
おいしい人気品種③ペペ
ペペはミニトマトの極早生種です。順調に育てば、植え付けて約2カ月ほどで収穫期を迎えます。1個約15gと、ミニトマトのなかでも小ぶりな品種のため、フルーツのような感覚で食べられますよ。病気に強くて実もたくさんつけるため、育てやすさの点も高い、初心者におすすめの品種です。
おいしい人気品種④ココ
ココは大玉トマトの人気品種「桃太郎」を元にして作出されたミニトマトです。1個約20g~25gと、ミニトマトとしては、やや大きめの実をつけます。高い糖度とびっしり詰まった分厚い肉質が大きな特徴で、食べ応えがあることから人気の高い品種です。普通のミニトマトでは物足りないという方におすすめの品種でしょう。ちなみに、ココとペペを交配させて誕生した品種が千果です。
おいしい人気品種⑤オレンジキャロル
オレンジキャロルは名前が示すように、オレンジ色の実をつける品種です。鮮やかなビタミンカラーときれいな形から「黄色い真珠」という別名があります。病気に強く日もちするため完熟してからでも収穫できるところも、育てやすさという点で大いに魅力的です。トマト特有の青臭さがないフルーツのような甘味は、おやつやデザートにもおすすめですよ。
おいしい人気品種⑥イエローミミ
イエローミミは、黄色いミニトマトの代表品種です。流通する際は「スイートミニイエロー」という商品名をつけられている場合があります。フルーツのような甘味と豊かなうま味とのバランスがよい品種です。ただし育てやすさでは他品種に少し劣ります。根の張りが他品種に比べて少ないため、管理が難しいという弱点があるからです。
生食でもOKですが、鮮やかなビタミンカラーを活かして、ピクルスにしてもおいしいですよ。
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甘味と収穫量を強化した「とってもアイコ」という品種もあるんだよ。