紫蘭(シラン)とは?その種類や花言葉などの特徴から育て方まで紹介!

紫蘭(シラン)とは?その種類や花言葉などの特徴から育て方まで紹介!

蘭にはたくさんの種類がありますが、そのなかでも紫蘭は丈夫で育てやすく、蘭の入門におすすめの品種です。日本や中国が原産の多年草で地植えでも鉢植えでも育てられます。そんな紫蘭の花言葉や植え付けの方法、増やし方や種類などを詳しく紹介します。

記事の目次

  1. 1.紫蘭(シラン)とは
  2. 2.紫蘭(シラン)の種類
  3. 3.紫蘭(シラン)の育て方
  4. 4.紫蘭(シラン)の増やし方
  5. 5.紫蘭(シラン)の病気と害虫
  6. 6.まとめ

紫蘭(シラン)の育て方

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紫蘭はラン科の植物のなかでも丈夫な品種のため、初心者にも育てやすく人気があります。耐暑性は強いですが耐寒性がやや弱く、冬越しさせるにはしっかりと対策が必要です。日本や中国が原産で湿った環境を好み、多年草のため毎年開花を楽しめます。そんな紫蘭の植え付けや植え替えの方法、水やりや肥料などの育て方や冬越しさせるコツを紹介します。

育て方①環境

紫蘭を育てる環境は、1年を通して日当たりと風通しのよい場所が適しています。耐暑性が強く、夏場に直射日光に当てても少し葉焼けを起こす程度で枯れてしまう心配はありません。完全な日陰で育ててしまうと茎だけがヒョロヒョロと伸びてしまい花付きが悪くなってしまうため、太陽の光をたっぷりと当てて育てましょう。

冬越しさせるコツ

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耐暑性は強いですが耐寒性はやや弱いため、しっかりと寒さ対策をしてから冬越しさせると安心です。鉢植えの場合は、軒下や室内の暖かい場所へ移動させましょう。地植えの場合はビニールやヤシ殻、バークチップなどを利用してマルチングします。霜に当たると枯れてしまうため注意して冬越しさせましょう。

育て方②用土

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紫蘭は水はけのよい用土を使用して育てるのがおすすめです。市販されている草花用の培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土と鹿沼土を混ぜ込んだ用土に少量の軽石を加えた用土を使用してください。地植えにする場合に水はけが悪いようならば、腐葉土や川砂をよく混ぜ込んでから植え付けましょう。

育て方③植え付け・植え替え

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植え付けや植え替えは、4月〜5月か9月〜10月にします。球根の状態で販売されているため、地植えでも鉢植えでも好みの場所に植え付けていきましょう。地植えの場合は15cm〜20cmほどの間隔をあけて植え付けるのがポイントです。鉢植えの場合は根が大きく成長するため余裕をもったサイズの鉢を利用し、根詰まりを防ぐために毎年植え替えをしてください。

育て方④水やり

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地植えの場合は雨水のみで十分なため、水やりの必要はありません。しかし長い期間雨が全く降らず、地面が乾燥しすぎているようならば様子をみながら水を与えてください。鉢植えの場合は毎日欠かさずに水やりをします。とくに花芽が多くついているものや、根が大きく成長しているものにはたっぷりと水を与えましょう。

育て方⑤肥料

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紫蘭はたくさんの栄養分を必要とするため、真夏日を除いた育成期には欠かさず肥料を与えます。4月〜6月と、9月〜10月に緩効性の置き肥や液体肥料を株元に適量与えてください。花芽をつけている株には、規定の量よりも多めに与えても構いません。また、植え付けの用土に元肥として緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおくのもおすすめです。

次のページでは、増やし方や病気と害虫を紹介します。

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紫蘭(シラン)の増やし方

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