苔盆栽に向いている苔3選!おすすめする理由や栽培・管理のコツをご紹介

苔盆栽に向いている苔3選!おすすめする理由や栽培・管理のコツをご紹介

苔を鉢の中で育てて楽しむ苔玉やミニ盆栽などの苔盆栽におすすめの苔をご紹介します。苔盆栽におすすめの用土や植え方、室内での配置場所やお手入れ方法、盆栽の苔の種類や苔の購入方法など、初心者でも枯れることなく管理するためのポイントについても解説します。

記事の目次

  1. 1.苔とは
  2. 2.苔盆栽におすすめの苔①ヤマゴケ(山苔)
  3. 3.苔盆栽におすすめの苔②ハイゴケ(這苔)
  4. 4.苔盆栽におすすめの苔③スナゴケ(砂苔)
  5. 5.通販で購入できるおすすめの苔盆栽
  6. 6.まとめ

苔盆栽におすすめの苔①ヤマゴケ(山苔)

Photo by harum.koh

ヤマゴケ(山苔)はホソバオキナゴケ(細葉翁苔)とアラハシラガゴケ(粗葉白髪苔)などの総称のことです。乾燥に強く、日当たりもそれほど必要としないため、初心者にも管理しやすいおすすめの苔です。ヤマゴケは盆栽の苔のほか、苔玉や苔テラリウムにも適しています。

特徴

ヤマゴケは乾燥すると白く変色します。ヤマゴケのシラガゴケ、オキナゴケという名前は、この特徴に由来するものです。ホソバオキナゴケはビロードのような美しさがあり、アラハシラガゴケは葉が少し長く、葉先が縮れて不揃いです。

適した場所

ヤマゴケは雨水が直接当たらない杉の木の根元や、腐った木に自生し、適度な温度が必要で涼しい場所を好み、暑さを嫌います。そのため強烈な日差しの下では枯れることがあるので、半日陰~日陰のやや乾燥気味で、安定した湿度が保たれる場所で管理します。

用土

ヤマゴケには、ケト土と赤玉土を7:3程度、またはピートモス、赤玉土、樹皮培養土などを2:2:6の割合で混合した用土がおすすめです。その他、樹皮培養土なども使用できますが、定着するまでに時間がかかるので、枯れることもあります。

植え方

ヤマゴケの植え方は移植が一般的です。2~3cmの塊に小分けした苔を、空気を含んだフワフワでやわらかい用土の上に置いていきます。苔と苔の間隔は10cmほど離し、ピンセットで植え付けましょう。やわらかい用土を使うことが定着成功のポイントです。

水やり

ヤマゴケを植え付けた直後約1カ月は、毎日水やりをしますが、定着したら水やりは控えめにして、少々乾き気味な環境を保ちます。苔が白っぽくなったら水やりをしましょう。乾燥が進むと褐色になり枯れることもありますが、水やりをして管理すれば復活することが多いです。

手入れのポイント

ヤマゴケは環境になじめれば、新芽を出すまでスピーディーです。植え付けた直後に枯れる場合がありますが、管理する環境に注意しながら手入れを続けると、復活することもあります。ただしヤマゴケがコロニー(集団)を形成するためには時間を必要とします。

次のページでは、苔盆栽におすすめの苔、ハイゴケをご紹介します。

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苔盆栽におすすめの苔②ハイゴケ(這苔)

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