オルトランDXの注意事項
オルトランDXは毒性が低いと言っても農薬であり、使用するにあたってさまざまな注意事項があります。守らないと害虫に効果がなくなってしまったり、植物を弱らせてしまうことがあるので注意しましょう。
使用時期
オルトランDXは使用時期が植物によって決まっています。トマト・なす・キュウリの野菜に対する使用は定植時となっており、これを無視して使用すると果実そのものに殺虫成分が移行してしまう可能性があります。かならず定植時に使うようにしましょう。ほかの植物は発生初期に使うことで効果を発揮します。
ボタニ子
使用回数
植物名 | 総使用回数 |
---|---|
花き類、観賞植物 | 4回 |
バラ、はぼたん、ベゴニア | 4回 |
ガーベラ、クロトン | 4回 |
トマト、なす、きゅうり | 1回 |
- 1年草のお花であれば植えてから枯れるまでの回数
- 野菜であれば収穫までの回数
- バラなど何年も育てる植物であれば1年間に使える回数
ほとんどの農薬にいえることですがオルトランDXは何回も使えるわけではなく、総使用回数が決まっています。これを守らないと収穫物に成分が残留してしまったり、害虫自体に耐性をもつものがあらわれて適用されなくなってしまうということが起こります。必ず守るようにしましょう。
安全に使うために
オルトランDXの毒性は低いものの、使用する際は蒔き方に注意しましょう。臭いもあるのでマスクや手袋があれば安全です。小さな子供やペットが口にいれたり触れたりしないように気をつけなければなりません。万が一散布中に体調が悪くなってしまった場合は必ず病院へ行って成分を伝えましょう。
保管の仕方
オルトランDXには独特の臭いがあります。臭い漏れや品質を守るためにもフタや袋の口をしっかりしめましょう。水に溶けやすいので濡れないところや直射日光のあたらないところに保管するのがよいです。また、小さなお子様が手の届かないところにしましょう。
まとめ
ガーデニングをするにあたって持っておきたいオルトランDXのご紹介でした。害虫の中には植物の葉をほとんど食べてしまって弱らせてしまうだけでなく、近くに置いてある植物にも害虫が移動してしまい、被害が広がってしまうことがあります。日頃から植物をよく観察し、害虫の発生を確認したらすぐにオルトランDXを蒔きましょう。約1か月間、あなたの大切な植物を守ってくれます。綺麗な花やおいしい野菜をたくさん育てて、よいガーデニングライフを送りましょう。
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おすすめの使用時期は害虫がふえる6月~9月だよ。毎月1日に蒔くと決めておくと覚えやすいね