クジャクサボテンの手入れ方法
支柱
クジャクサボテンは100cmに育つ場合もあるため、5月~11月に支柱を立て倒れないようにしましょう。あんどん支柱を取りつけて、倒れないようにする方法もあります。
剪定
7月~9月に剪定をします。高さを抑えるには、勢いよく伸びる新芽の先端を切る方法があります。伸びすぎてしまった茎節は剪定しても大丈夫です。しかし、充実した茎節にのみ花がつくため、剪定のやりすぎには注意しましょう。
クジャクサボテンの増やし方
挿し木
5月~7月に挿し木で増やせます。まず15cm~20cm程度に元気な茎節を切りましょう。次に、日陰で1週間ほど乾かして、小粒の赤玉土に挿します。しっかりと乾燥させないと、切り口から腐ってしまうため注意しましょう。1カ月ほどで根が出ます。最後に、新しい鉢に移し終えたら挿し木の成功です。複数の茎を1つの鉢に植え付けると、大きな株を早く作れます。若い茎節を使う場合は、開花するまでに時間がかかることがあります。
クジャクサボテンにつく害虫
クジャクサボテンの害虫被害はナメクジと、カイガラムシによる被害があります。
ナメクジ
ナメクジは6月~10月に多く発生し、新芽や花芽を食べてしまいます。夜行性の生き物で、昼間は見つけづらい鉢や石の下に生息しています。ナメクジが這った後には透明な粘液が付いていることが多いです。見つけたら捕殺しましょう。予防方法は、湿気の多い環境を作らないようにすることです。
カイガラムシ
カイガラムシの見た目は白い塊で、茎節に付いています。汁を吸って株を弱らせます。幼虫は殺虫剤で退治できますが、成虫は殺虫剤が効きづらいため、歯ブラシや布を使ってこすり落としましょう。
クジャクサボテンがかかりやすい病気
クジャクサボテンは病気にかかりにくい植物です。葉がしわしわになったり、花が付かなかったりするのは病気ではなく、ほとんどの場合は水の与えすぎや冬場の管理方法が原因です。日々、クジャクサボテンの様子を観察しておきましょう。
まとめ
湿気や寒さに注意すれば、あまり手間がかからない育てやすい植物です。クジャクサボテンの特徴である、美しく大きな花を楽しんでくださいね。
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