ドラゴンフルーツとは
ショッキングピンクの皮にうろこのようなひだがついた一見目を剥くような姿のドラゴンフルーツについて解説します。どんな味なのかな?おいしいのかな?…わからないことが多すぎて手を伸ばせないという方に、そしてもっと詳しくドラゴンフルーツやその料理法について知りたいという方必見です。
ピタヤ
ど派手な外見のドラゴンフルーツは、その外見からそんな名前で呼ばれることが一般的になっていますが、植物学的な名前はピタヤといいます。ピタヤは熱帯に生息するサボテン類の植物で、鮮やかな色にうろこ状の皮をもつピタヤの果実をドラゴンフルーツと呼びます。
園芸種としてのピタヤ
ピタヤの花は夜に大きな花を咲かせることが特徴です。その花は「ムーンフラワー」や「夜の女王」を呼ばれ観賞用としても育てられることも多くなっています。ほとんど農薬を使わず育成できることもあり、甘さ控えめのフルーツの健康的なイメージも手伝って園芸用としても人気なのです。
原産地と栽培地
ドラゴンフルーツの原産地は中南米の熱帯雨林です。アステカ王国時代13世紀以降には食べられていたという記録も残る歴史あるフルーツでもあります。今では東南アジア、イスラエル、中央アメリカでも盛んに栽培され、2000年代から日本でも沖縄を中心に栽培されています。
ドラゴンフルーツの特徴
一見堅そうな鮮やかな色の皮に包まれたドラゴンフルーツの大きさは約10~15cm、アボカドと同じまたはそれより大きいものが一般的です。形は丸いものや楕円形の細長いものなどがあります。外皮の表面にはうろこ状の突起物があり、果皮の色はショッキングピンクだけでなく、赤や黄色のものなどが存在します。
果肉の特徴
日本で見かけるドラゴンフルーツの果肉は白であることが多いのですが、他にも果肉の色が黄色、ピンク、紫、白とピンクが斑になったものなどさまざまで、果肉の状態も品種によって異なります。果肉はサクサクしてやわらかく、果汁たっぷりのジューシーさが特徴です。
種子の特徴
果肉の中にはゴマのような種子がランダムに散らばっており、種子の大きさや状態も品種によって若干の違いがみられます。キウイフルーツと同じように種子ごと食べられます。
ドラゴンフルーツのおいしい食べ方
ドラゴンフルーツを買ってはみたものの、切り方がわからない、そのまま食べたけど甘くない、など食べ方で悩む人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ここからはドラゴンフルーツをおいしく食べるためのおすすめの方法をご紹介します。
皮の剥き方①
硬そうな皮とうろこ状の突起物がなんだか扱いづらく感じますが、ドラゴンフルーツの切り方、剥き方は思いのほか難しくはありません。料理法に応じておすすめする剥き方がありますが、縦に1/4にカットして、皮の両端を下に向かって軽く押さえるだけで、皮と果肉がすんなり離れます。
皮の剥き方②
果肉を丸々取り出して輪切りにしたい場合の剥き方をご紹介します。ドラゴンフルーツの上下の先端部分を包丁で切り落とします。皮の部分に縦に1本切り目を入れ、切り口から皮をはがし取りましょう。型抜きしたい場合や大きな果肉を使う料理にはこちらの切り方をおすすめします。
食べ方①そのままで
皮の剥き方①の方法で食べやすい大きさに切るとフォークで食べやすい状態になりますね。甘さがほしいという方におすすめの方法はレモン汁など柑橘系の果汁をかけてみてください。また食べる1時間ほど前に冷蔵庫で冷やすと風味が増しますよ。
食べ方②ドラゴンフルーツのスムージー
ドラゴンフルーツはスムージーの素材としてもおすすめです。バナナやリンゴ、セロリや小松菜などの野菜と一緒にミキサーにかけてスムージーにしてみてはいかがでしょうか。プチプチした種の食感を残すのがポイントですよ。
材料
- 材料赤肉種のドラゴンフルーツ…1/2個
- バナナ…1本
- 無糖ヨーグルト…大さじ2
- 豆乳または牛乳…適量
- はちみつ…適量
作り方
- ドラゴンフルーツは皮を剥いて、冷凍室で凍らせる
- ドラゴンフルーツ、皮を剥いたバナナ、ヨーグルト、豆乳または牛乳をミキサーにかける
- 豆乳または牛乳の量は好みのやわらかさになるよう調整する
- 甘さが足りなければはちみつなどを加える
食べ方③料理やデザートに添えて
切り方を工夫して形を整えたらデザートに添えるのもおすすめです。サラダなどのお料理の素材としてもおいしくいただけますよ。味にクセがないので多様な料理に利用でき、切り方にも工夫するとレシピアイデアが広がりますよ。
ボタニ子
ドラコンフルーツはおいしいだけじゃなく栄養も豊富!次ページで紹介するよ。
出典:写真AC