ウチワサボテンの育て方!枯らさず元気に育てるコツや上手な増やし方を解説!

ウチワサボテンの育て方!枯らさず元気に育てるコツや上手な増やし方を解説!

昔、ウチワサボテンは石鹸の代わりに使われていたり食用として育てられたりしていました。ウチワサボテンの可愛らしい見た目は観賞用として人気があり、育て方も簡単です。そんなウチワサボテンの育て方や増やし方はどのようなものなのか、ご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ウチワサボテンとは
  2. 2.ウチワサボテンの種類
  3. 3.育て方と枯らさないポイント
  4. 4.ウチワサボテンの増やし方
  5. 5.枯れたウチワサボテンを復活させるには
  6. 6.まとめ

ウチワサボテンとは

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ウチワサボテンは、原産が南北アメリカの多肉植物です。ウチワサボテンの特徴や生態をみていきましょう。

生態

  • 科名:サボテン科ウチワサボテン亜科
  • 属名:オプンティア属
  • 原産地:南北アメリカ
  • 学名:Opuntioideae Bumett

ウチワサボテンは、約300種類が確認されています。茎が大きく広がり、平たくなっているという特徴から、ウチワサボテンと名づけられました。この植物の高さは、種類によって異なりますが、約3m~5mと大きめです。

特徴

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ウチワサボテンの特徴は、名前の由来になっている平たく育った茎です。その見た目と育てやすさから人気があります。ウチワサボテンの表面には、柔らかいトゲが全体にあります。トゲは、刺さるとなかなか取れないので、触るときは注意が必要です。

開花時期

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ウチワサボテンは、6月~8月に開花します。種類によって花の大きさや形状はさまざまで、黄色やオレンジ、赤や白などの鮮やかな花色をもちます。

花言葉

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ウチワサボテンは、厳しい環境でも元気に育ちます。その姿から、ウチワサボテンには「偉大」という花言葉がつけられています。また「枯れない愛」という花言葉ももっていますが、ウチワサボテンは水の少ない環境で成長するという特徴に由来します。

食用

ノパル

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ノパルとは、食用とされるウチワサボテンの種類の総称です。約100種類以上のノパルが存在していて、メキシコでは家庭料理としてよく食べられています。ノパルは、皮をむいて生で食べたり、サラダやスープに入れたりして食べることができます。

カクタスペア(実)

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ウチワサボテンは花が咲いたあと、カクタスペアという約10cmほどの大きさの実をつけます。このカクタスペアは、トゥナと呼ばれることもあり、深い緑色の皮をむくと、真っ赤な果肉がでてきます。食べると、ほんのり甘い味がします。

栄養価

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ウチワサボテンは高い栄養価をもっています。ビタミンや食物繊維が多く含まれていて、注目される食材です。整腸作用などがあるほか、精神を安定させ、疲労回復の効果があるとされています。

ウチワサボテンオイル

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ウチワサボテンの種から抽出されたオイルは、セラミドやビタミンEを多く含んでいるため、肌にハリを与えるなどの効果があるとされています。ウチワサボテンオイルは、実から小さな種を丁寧に取り出して乾燥させ、冷却して作られています。オイルを作る工程が複雑なことと、種を大量に消費することから、「幻のオイル」とされています。

ウチワサボテンの種類

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ウチワサボテンは観賞用として人気で、ネットや100円ショップで購入できます。ウチワサボテンの品種をみていきましょう。

金烏帽子(キンエボシ)

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金烏帽子の特徴は、金色のトゲがあることです。金色のトゲをもっていて、形状が丸くて烏帽子(エボシ)に似ていることが名前の由来です。約60cmまで成長します。小さめなので、玄関やトイレに置き場を作って鑑賞することがおすすめです。

白桃扇(ハクトウセン)

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白桃扇は、金烏帽子が変化した品種で、観葉植物として人気があります。うさぎの耳の形をしていて、丸いトゲが柔らかい印象をもたせる白桃扇は、バニーカクタスという別名をもっています。1年を通して育てやすいので、ウチワサボテンを育てたことがない方は、白桃扇から挑戦してみてはいかがでしょうか。

オプンティアサンタリア

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オプンティアサンタリアは、冬になると紫色になる珍しい性質をもっています。春が近くなると紫色からグレー色に変わり、グラデーションのような色合いを楽しめます。

大丸盆(おおまるぼん)

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別名「巨人団扇」と呼ばれています。国内ではあまり生産されていません。きれいな丸い形が特徴で、ガーデニングに使われることが多いです。大きめのトゲがあるので、触るときは注意しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

次のページで、育て方と枯らさないポイントを紹介していくよ。

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育て方と枯らさないポイント

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