柱サボテンの育て方!伸びすぎた時の剪定方法や増やし方などをご紹介!

柱サボテンの育て方!伸びすぎた時の剪定方法や増やし方などをご紹介!

柱サボテンにはさまざまな種類があり、鬼面角などの背が高く長い柱サボテンは存在感があります。柱サボテンの基本的な育て方をお伝えします。また長い柱サボテンが折れてしまった場合、伸びすぎて困った場合の対処法や剪定方法、簡単な増やし方なども併せてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.柱サボテンとは?
  2. 2.柱サボテンの特徴
  3. 3.柱サボテンの環境
  4. 4.柱サボテンの育て方
  5. 5.柱サボテンの剪定の仕方
  6. 6.柱サボテンの増やし方
  7. 7.柱サボテンの仕立直し
  8. 8.柱サボテンの種類
  9. 9.まとめ

柱サボテンとは?

出典:写真AC

柱サボテンはきちんとした分類はされていません。サボテン科の植物のなかで、柱のように長いサボテンをまとめて表しています。長い大きいサボテンは、見た目にインパクトがあります。鬼面角(キメンカク)や三角柱(サンカクサボテン)は柱サボテンの代表的な種類になります。

サボテン科

サボテンは多肉植物に含まれる植物です。サボテン科に属しており、種類は大変多く5千種以上は存在し、育て方も簡単です。品種改良も盛んなため、現在も増え続けています。形もいろいろで、丸い形や細長い形などがあります。

分布

出典:写真AC

サボテンは南北アメリカ大陸、メキシコやアメリカ付近の島を原産地とします。サボテンの品種は大変多く、見た目が変わっているなど、好みのサボテンを見つけることもできます。乾燥した過酷な環境で、長いサボテンが巨大に成長した姿が想像できます。

柱サボテンの特徴

出典:写真AC

サボテンの特徴で、思い浮かべるのは何でしょう?トゲや砂漠をイメージされるかたも多いのではないでしょうか。サボテンは葉っぱや枝が進化し、茎のみになった植物です。太陽の光は大好きですが、枝や葉っぱを広げず進化し、いっぱい当たろうとしないのが、なんとも不思議です。

特徴①多肉植物

サボテンは多肉植物に含まれ、植物自身が水を貯めることができます。そのため、乾燥に強いことが、特徴のひとつです。多肉植物はとても生命力があり、育て方や増やし方も簡単で扱いやすい植物です。過酷な状況下でも大きいサボテンは見事です。

特徴②花

出典:写真AC

サボテンは顕花(けんか)植物です。顕花とは花をつける意味で、サボテンに花はつきます。品種によってさまざまで、花の色や形、大きさが違います。また環境によって咲かないこともあり、花が咲くのに数十年かかるサボテンもあります。

特徴②刺座

サボテンの特徴は、刺座(しざ)があることです。トゲの根元にある、柔らかい毛がある部分を指します。刺座は枝がとても短くなり、埋もれた部分になります。葉っぱや枝がトゲに進化したものもありますが、全てにトゲはありません。しかし刺座はサボテンには必ずあります。

柱サボテンの環境

出典:写真AC

柱サボテンは環境よく育てましょう。育つための条件が揃えば、大きいサボテンに成長します。伸びすぎたり、折れたりする場合もありますが、生命力があり、育て方や増やし方も分かりやすいです。

日当たり

サボテンの中でも、柱サボテンは太陽によく当てましょう。屋内で育てる場合には、できるだけ太陽の光が差し込む窓際に置くようにしてください。強い日差のため、夏の直射日光は葉焼けを起こす原因になるので避けましょう。太陽の光が足らないと、徒長(とちょう)の原因になります。

温度

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サボテンはそれぞれの品種によって、耐寒性や耐暑性に違いがあります。基本的には寒さに少し弱く、気温が下がる寒い冬には休眠期に入るので、水やりは1ヶ月に1回ほどで大丈夫です。

湿度

サボテンは乾燥には強い植物です。逆に梅雨の時期など、湿度が高くなるときは根腐れを起こしやすくなるので、できるだけ雨を避けてください。

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サボテンは多肉植物で、植物自身が茎や葉っぱに水を貯めることができます。そのため、水はけのよい土を好みます。腐葉土に川砂や軽石などを混ぜて水はけのよい土にしてください。市販のサボテン用の土や多肉植物用の土を使用するのもよいでしょう。

柱サボテンの育て方

出典:写真AC

鬼面角のように長い柱のように育つ、大きいサボテンのことをまとめた呼び名が柱サボテンです。そのため品種により原産地が違うので、サボテン全般の育て方をご紹介します。

水やり

出典:写真AC

サボテンには生育期と休眠期があり、水やりが変わってきます。サボテンにはこの水やりが大切です。鉢の底に穴が空いていないものを使用した場合、根腐れを起こす可能性があるので、底に穴があるものを選ぶようにしてください。

春と秋

柱サボテンは年に2回、春と秋が生育期でぐっと大きくなります。そのため、表面の土が乾いたら、たっぷり水をあげましょう。この時期に太陽の光をたくさん浴びると大きいサボテンになります。

柱サボテンは、夏は休眠期にあたります。そのため生育はゆっくりになります。土の表面が乾いたら、少し時間を空けて、3日後くらいに水やりをしてください。成長を休んでいる間は、水やりもゆっくりで大丈夫です。

柱サボテンは、気温が下がる冬は休眠期です。水やりは1ヶ月に1回ほどで大丈夫です。この時期に水をあげすぎると、かえって根腐れで枯れる原因になります。

肥料

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ボリュームある柱サボテンに育てたいときや、植え替えの時期に肥料をあげましょう。ただし肥料負けをしてしまうので、あげすぎに注意してください。肥料の時期は、生育期の春と秋、植え替え時期がいいでしょう。固形肥料か有機肥料のどちらかを使います。サボテン用の肥料も販売されています。

柱サボテンの剪定の仕方

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成長がよい柱サボテンが、大型になることもあります、一度剪定しましょう。切ることにより、サボテンの成長の助けとなります。しかし剪定の仕方を間違うと、サボテンが枯れる原因になります。増やし方につながる、剪定をの仕方をご紹介します。

剪定時期

柱サボテンの剪定時期は冬以外ですが、湿度が高い梅雨時期や気温が高い真夏はサボテンが弱るので避けたほうがいいでしょう。休眠期の冬前には、剪定は完了しておいてください。

剪定道具

出典:写真AC

柱サボテンの剪定に必要な道具は、ナイフやのこぎりと消毒用アルコールです。消毒用アルコールは切った面に塗り殺菌します。サボテンを切ることに使用する、ナイフやノコギリも消毒しておきましょう。

剪定方法

出典:写真AC

育てているときの柱サボテンの困りごとの例を2つ紹介します。伸びすぎたときと腐ったときです。そのふたつの剪定方法を紹介します。ポイントは切る面の消毒と、切った面を乾燥させることです。

伸びすぎたとき

剪定の仕方は、まず柱サボテンを適当な位置で切ります。切った面を消毒し、太陽に当て乾燥させます。太陽に当てすぎは逆に痛む原因になるので注意してください。柱サボテンのような大きいサボテンは切り口を確実に乾燥させます。

腐ったとき

柱サボテンがもし腐ってしまった場合には、変色がない部分になるまで切ることです。切った面は消毒して、乾燥させますが直射日光は避けてください。

次のページでは、サボテンの増やし方や仕立直し、サボテンの種類についてご紹介します。

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柱サボテンの増やし方

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