デンマークカクタスとは
デンマークカクタスは「シャコバサボテン」の名前でも知られるサボテンの仲間です。ブラジル南東部の原産で、自生状態では樹の上や岩場などに着生しているユニークな植物です。多肉植物でありながら美しい花をたくさん咲かせることから、主に鉢花として園芸ファンに親しまれてきました。今回はこのデンマークカクタスの育て方を学びましょう。
基本情報
学名 | Schlumbergera(Zygocactus) |
別名 | シャコバサボテン、クリスマスカクタスなど |
分類 | サボテン科カニバサボテン属 |
形態 | 多年草・多肉植物 |
原産地 | ブラジル南東部 |
開花時期 | 10~3月 |
デンマークカクタスは冬の時期に花を咲かせることから「クリスマスカクタス」とも呼ばれます。現在では多くの園芸品種が出回っており、花の色も赤、ピンク、白などバリエーション豊富です。耐寒性があまり強くないため冬越しに注意が必要ですが、基本的に育てやすく初心者にもトライしやすい植物といえるでしょう。
カニバサボテンとの違い
シャコバサボテンに近い仲間にカニバサボテンという植物も存在していますが、現在流通しているデンマークカクタスのほとんどは両種の交配種であるため、正確に区別するのは非常に困難です。一般的にシャコバサボテンは葉のトゲが鋭く、花が年明け前の比較的早い時期に開花するのに対し、カニバサボテンは葉が丸みを帯びていて、花が年明け後に開花する特徴があります。
デンマークカクタスの花言葉
デンマークカクタスの花言葉は「一時の美」「美しい眺め」です。これらは美しい花を咲かせた姿や、花の時期とそれ以外の時期の見た目のギャップに由来するといわれています。「花を楽しむ多肉植物」という特徴をよく表した花言葉といえるでしょう。またサボテンの仲間でありながら水切れを起こしやすいという特徴から「つむじまがり」という花言葉も持っています。
ボタニ子
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