ホテイアオイが枯れる原因
枯れる原因①日当たりの悪さ
日当たりの悪い場所では、ホテイアオイの葉が黄色く変色し、枯れる原因になります。また、日光が足りないと徒長して、間延びした株になってしまいます。花芽も付きづらくなってしまうため、日当たりのよい場所をしっかりと確保してから育てるのがポイントです。
枯れる原因②気温・水温の低下
気温や水温が下がってくると、葉っぱが茶色く枯れることがあります。冬越しさせたい場合は、気温が20℃を切ったら、室内に取り込みましょう。また寒冷地では春に購入した後に、遅霜で傷んでしまうこともあるため、温度管理には注意が必要です。
メダカの飼育におすすめの水草6選
ホテイアオイ以外にも、メダカの育成にぴったりの水草があります。初心者の方でも育てやすい、厳選した6種を紹介します。メダカの飼育だけでなく、アクアリウム初心者の方や、ビオトープ作りに興味のある方にもおすすめです。
おすすめの水草①マツモ
メダカや金魚の育成でお馴染みのマツモは、植物全体を水中に沈めて育てる「沈水性」の水生植物です。根がなくても育てられ、水中に漂ってメダカや金魚の隠れ家になったり、ときにはおやつにもなったりする便利な水草です。鉛がついていたら外して、下のほうの葉を整理してから、植え付けられます。
おすすめの水草②アナカリス(オオカナダモ)
金魚藻と呼ばれるアナカリスも、マツモと同じく「沈水性」の水生植物です。メダカや金魚だけでなく、淡水魚の飼育にも人気があります。室内でも屋外でも育てられます。下のほうの葉を整理して、深めに植え付けましょう。伸びすぎたらカットして、挿し木(挿し芽)で増やせます。
おすすめの水草③ウィローモス
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ウィローモスは、省スペースで楽しめるボトルアクアリウムでも人気の高い、水中で育てられる水苔の一種です。そのまま漂わせても育ちますが、流木や石に貼り付けて水槽にレイアウトすると、コケ独特の雰囲気が楽しめます。水槽に藻が発生しやすくなるため、藻を食べるミナミヌマエビなどを一緒に入れるとよいでしょう。
おすすめの水草④ウォーターコイン(ウォーターマッシュルーム)
ウォーターコイン(ウォーターマッシュルーム)は、「ウチワゼニグサ」という渋い名前を持っています。丸い葉っぱが特徴の「抽水性」の水生植物です。スイレン鉢やビオトープなどで、屋外でしっかりと日光に当てて育てましょう。株元から上を地上に出して育てると、葉っぱが大きく成長します。
おすすめの水草⑤ウォータークローバー
水辺に生える四つ葉のクローバー、ウォータークローバーは「抽水性」の水草です。茎と葉が水上に出るように、深い鉢で育てるときは石やレンガで高さを調整しましょう。小さな鉢の場合は、遮光したり水を入れ替えたりして、水温が上がりすぎないように気をつけます。
おすすめの水草⑥アマゾンフロッグビット
ホテイアオイと同じ「浮遊性」の水生植物です。小型のスイレン鉢には、小型種のドワーフアマゾンフロッグビットがぴったりです。明るい室内か屋外がおすすめの水草で、ホテイアオイと同じように、ランナーを伸ばして増えていきます。
環境を守るための注意点
繁殖力の旺盛なホテイアオイは、国土交通省により「優先的に対策を実施すべき外来植物」10種のうち、「要注意外来生物」に指定されています。地域の生態系を守るためにも、メダカや水生植物を河川や水路に流すことはせず、最後まで責任を持って管理しましょう。
まとめ
水質浄化に役立つといわれた外来種の水生植物、ホテイアオイをご紹介しました。子株をたくさん作って増えていく、とても丈夫な浮遊性の水生植物です。使わなくなった水槽や飼育ケースを活用して、メダカの泳ぐ小さなビオトープ作りに挑戦してみましょう。
出典 写真AC