ホテイアオイとは?メダカの飼育にも役立つ水草の特徴や育て方を紹介!

ホテイアオイとは?メダカの飼育にも役立つ水草の特徴や育て方を紹介!

水面に漂う水草の一種、ホテイアオイは浮遊性の水生植物です。「ウォーターヒヤシンス」とも呼ばれ、夏にはかわいい花を咲かせます。ホテイアオイの詳しい特徴と育て方、葉が枯れる原因について解説していきます。あわせて、メダカの飼育におすすめの水草もチェックしましょう。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.水草とは水生植物のこと
  3. 3.ホテイアオイとは?
  4. 4.ホテイアオイの3つの特徴
  5. 5.ホテイアオイの育て方
  6. 6.ホテイアオイの管理方法
  7. 7.ホテイアオイが枯れる原因
  8. 8.メダカの飼育におすすめの水草6選
  9. 9.環境を守るための注意点
  10. 10.まとめ

ホテイアオイの3つの特徴

特徴①水面に浮く水生植物

ほてい草の由来ともいえる丸くぷっくりと膨らんだ茎を、葉柄といいます。葉柄が浮き袋になり、水に浮かび横に伸びていきます。ほてい草の根が水底の土に届くと、葉柄は小さくなり草丈が水面から60cm以上にも伸びていくのです。この葉柄が七福神の布袋様のお腹に似ていることから、ほてい草という説もあります。

特徴②かわいい花を咲かせる水草

花を咲かせる水草というイメージはないかもしれませんが、ヒヤシンスによく似た薄紫色のきれいな花が7〜9月頃に開花します。日に当てて育てることが、花上がりをよくするポイントです。つぼみをつけるために、特に肥料などは必要ありません。

特徴③丈夫で育てやすい

水質浄化力の高い外来種のホテイアオイは、育てやすさも特徴の1つです。病害虫にも強く、特別な薬剤も不要です。アブラムシがついてしまったら、水をかけて洗い流しましょう。ほかの水生植物の邪魔をしないよう、ほどよく間引く必要があるかもしれません。

ホテイアオイの育て方

ホテイアオイ

出典 写真AC

ホテイアオイを購入するときは、黄色や茶色くなった葉のない、なるべく色鮮やかな株を選びます。アブラムシがついていないかも確認しておきましょう。環境があえばすぐに増えていくため、大きさにゆとりのある器を選ぶのもポイントです。

育て方①置き場所と日当たり

ホテイアオイは、暖かくて明るいところを好みます。屋外の日当たりのよいところで育てましょう。半日以上日光の当たる、東や南向きの明るいベランダや庭先がおすすめです。室内では光量が足りず、葉が黄色っぽくなることがあります。

育て方②気温と水温の管理

明るく暖かい環境を好むホテイアオイの育成気温は20〜30℃、水温は20〜28℃が適温です。真夏の直射日光は、葉焼けする原因になります。30℃以上の猛暑日が続く場合は、よしずや寒冷紗で遮光しましょう。秋から冬は15℃を下回ると、徐々に葉が茶色くなって枯れ始めます。

育て方③冬越し

ホテイアオイを冬越しさせたい場合は、気温16〜18℃を目安にランナーから子株を切り取ります。昼間は屋外で日光に当てたり、室内の日当たりのよい場所に置いたりして、少しずつ環境変化に慣らしましょう。10℃を下回らないように、室内の明るい場所で管理します。

ホテイアオイの管理方法

水をきれいに保つには

ホテイアオイ

出典 写真AC

メダカと一緒にホテイアオイを育てていると、つい面倒になるのが水の入れ替えです。メダカにとって健やかな環境が維持できるよう、藻の発生や水の濁りを確認しながら、毎日少量ずつ水を入れ替える方法がおすすめです。ホテイアオイの茶色くなった部分や伸びすぎた根は、カットして整えましょう。

株分けの増やし方と株の更新

ホテイアオイはランナーと呼ばれる茎を伸ばして、繁殖していきます。増やし方は株分け繁殖ですが、増えすぎて困るようであれば、株の更新がおすすめです。葉の数が3枚以上ついた、小さな子株を切り取ります。子株だけを残して、不要な株を処分します。処分する前に、メダカの卵や稚魚が付いていないか、根の間を調べましょう。

ボタニ子

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ホテイアオイが枯れる原因

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