ドラゴンフルーツの栄養と効果
ドラゴンフルーツは体に効果的な栄養素も豊富で、カロリーも控えめ、健康にもうれしい効能があるのです。ビタミン、ミネラル、食物繊維など、美容や健康にうれしい栄養素が満載です。特にレッドピタヤに含まれる赤い色素の効能が注目されています。
ビタミン
ドラゴンフルーツには美容にも効果を発揮するビタミンCとE 、そして。ビタミンB群も含まれています。ビタミンCは抗酸化作用をもつビタミンEと共に働くことでさらに強力なアンチエイジング効果を期待できますし、美白効果やニキビや吹き出物を予防する効能もあるといわれます。
ミネラル
カリウム、マグネシウム、鉄、葉酸など健康には欠かせないミネラル分が豊富なことも、ドラゴンフルーツの特徴です。特に鉄と葉酸が貧血予防に効能を表すといわれます。十分な血液がなければ、健康な体を保つことは難しくなります。体内で血液を作り出すために必要なミネラルなので、しっかりと補充しておきたいですね。
レッドピタヤの色素
果肉が赤い品種レッドピタヤに含まれる色素は「ベタシアニン」といいます。このベタシアニンはポリフェノールの1種で強力な抗酸化作用が認められており、アンチエイジング対策にはうれしい効能が期待できますよ。この天然色素は染料として口紅などに使用されます。果汁が衣服や食器などを染めてしまうことがあるので注意が必要です。
食物繊維
ドラゴンフルーツに含まれる食物繊維にも注目しましょう。なんとバナナの65倍ということですから驚異的ですね。しかもこの食物繊維は水を含むと胃で10倍に膨らんで空腹感を抑えてくれる、腸内環境を整えてくれるなどの効能が認められているのです。ゴマのような種にも整腸作用があるといわれ、便秘やダイエットにはうれしいフルーツです。
ダイエットにおすすめの食べ方
ダイエット中ならドラゴンフルーツのカロリーも気になるポイントでしょう。ドラゴンフルーツ100g当たりのカロリーは約50kcalなので、1個150gとすると150kcalですから、食べすぎなければ警戒する必要はありませんね。食物繊維のダイエット効果をあわせて考えると、積極的に食べてよいのではないでしょうか。
ドラゴンフルーツの選び方
選び方のポイント
さっぱりとした甘みがおいしいドラゴンフルーツですが、どうすればおいしいドラゴンフルーツを選ぶことができるのでしょうか。ドラゴンフルーツを選ぶときに気を付けたいポイントや保存方法についてみていきましょう。ドラゴンフルーツが甘くないと感じたことがあるならチェックしたいポイントです。
- 果実全体がふっくらとして重量感があること
- 果皮が鮮やかで美しい色であること
- 皮にハリがありうろこ状の突起部の幅が広いこと
- 完熟した果実であること
- 甘みの強いものを選ぶならイエローピタヤ
- 国内産なら旬のおいしい季節は8~11月
完熟した果実
ドラゴンフルーツは元来濃厚な味や甘みはありませんが、「甘くない」「味が薄い」などの評判を聞くことがあります。その理由は、日本で流通している輸入品はほとんどが未熟なまま収穫され、糖度が上がらないまま販売されていることにあります。ドラゴンフルーツは追熟できないフルーツなので、木になった状態で完熟させないと糖度があがらないのです。
日本産のドラゴンフルーツ
現在では沖縄をはじめ九州などでもドラゴンフルーツの栽培が行われているので、甘みの強いおいしいドラゴンフルーツを食べたいということなら、樹上完熟させた日本産のものを選ぶことをおすすめします。しかし完熟すると日持ちしなくなるので、一般には出まわりにくいというのが現状です。
保存方法
樹上完熟したドラゴンフルーツが手に入ったら、なるべく早く食べることをおすすめします。スーパーなどで買ったものでも追熟はしないので早めに食べることが大切です。保存する場合はポリ袋にいれて冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。
ボタニ子
実はドラゴンフルーツってピンク色だけじゃないんですよ!次ページでいろんな品種を紹介します。
出典:写真AC