カイワレダイコンの栄養価
カイワレダイコンは100gあたり21Kcalで、とても低カロリーな食材で、さらに小さいながらもダイコンよりも栄養豊富なことが特徴です。成分をみていきましょう。
栄養価①ビタミン類
カイワレダイコンに含まれるビタミン類はおおく、ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンK・ビタミンCなどが含まれています。ビタミンは、目の粘膜や皮膚をまもったり、紫外線によるシミを予防したりする役割があり、特に女性にはかかせない成分です。
栄養価②ミネラル
ビタミンに続いておおく含まれているのがミネラルです。約11種類のミネラルを摂取できますが、モリブデンが特におおく含まれています。体の中に溜まった不要の銅の排出を手伝ったり、貧血を予防したりする成分です。
栄養価③メラトニン
メラトニンは、「睡眠ホルモン」と呼ばれ、体内にもともとあるホルモンです。メラトニンは分泌量が変化して、日中の分泌量はひくく、夜になると増加して眠りにはいりやすくします。生活リズムを整えるのを助ける役割をする成分です。
栄養価④イソチオシアネート
イソチオシアネートには、がんや生活習慣病の予防になるとされています。カイワレダイコンの辛味は、イソチオシアネートが含まれているためです。成長途中に、害虫に食べられないようにするためとされています。カイワレダイコンを生食で食べると、成分をしっかり吸収できるでしょう。
栄養価⑤消化酵素
カイワレダイコンには、ジアスターゼという消化酵素が含まれています。ジアスターゼは、食物の消化を促進し、整腸作用によって腸の働きを助けます。また、胸やけや胃もたれしたときにカイワレダイコンを食べるとジアスターゼの働きによってすっきりするのでおすすめです。
カイワレダイコンの保存方法
カイワレダイコンは、パックにはいって売られていますが、傷みはじめがはやい野菜です。購入したあとは、なるべくはやく使いきることが1番ですが、保存するときにひと手間くわえると、長持ちして新鮮な状態を保てます。上手な保存方法をマスターして、新鮮なカイワレダイコンをどんどん料理に活用していきましょう。
保存方法①根本を切りおとす
パックのふたをあけて、容器に水を根本部分までいれ、ラップをかけます。水は、2日に1回変えるとより新鮮な状態を保てます。野菜室ではなく、冷蔵室にたてて保存しましょう。保存中は、少しずつわけて料理に使えます。
保存期間
- 約7日~10日
保存方法②ラップでくるむ
根本を切りおとしたカイワレダイコンは、ラップにくるんで冷蔵室で保存しますが、根本がない場合は、どうしても水分が抜けてしまいます。使うときは、傷み具合を確認しましょう。
保存方法
- 約2日~3日
カイワレダイコンの育て方
カイワレダイコンは、購入価格がひくいこともひとつの魅力です。今では食材としてかかせないものですが、実は観賞用としても育てられています。きれいな緑色と、小さい新芽はかわいらしさがあります。カイワレダイコンの育て方をみていきましょう。
育て方
準備するもの
- プラスチックの容器
- 脱脂綿
- アルミホイル
- カイワレダイコンの種
水をふくませた脱脂綿をプラスチックの容器にしきます。そのうえに種を置きましょう。成長させるにはまわりを暗くする必要があるので、アルミホイルをかぶせ、そのまま3日ほど放置します。5cmほどのびたらアルミホイルをとり、日光にあてましょう。脱脂綿は、常に湿らせることがポイントです。容器をまわしながら育てると、茎がまっすぐ成長します。1週間ほどで食べられます。
まとめ
カイワレダイコンはどんな料理にでもあわせられるおすすめの野菜です。スペースをとることもなく、簡単に栽培や収穫できることも魅力ですね。栄養たっぷりのカイワレダイコンを、いつもの料理に添えてぜひ食べてみてください。