ウォーターマッシュルームの楽しみ方
水上葉を楽しむ
水中から出ている水上葉を楽しむ場合は「鉢植え」「水苔植え」「ハイドロカルチャー」などがあります。この場合は、水中で水草として育てるよりも葉が大きく育つのが特徴です。また、水が切れると枯れてしまうため、常に根元は水に浸しておくとよいでしょう。
水中葉を楽しむ
水草として水中葉を楽しむには、水槽の中で育てる方法が最適です。また、水槽よりも小さいボトルアクアリウムなどでも育てられ、狭いスペースやインテリアとしても活躍します。水辺の生態系を再現するビオトープにも適しており、メダカなどと共に育てると素敵な演出ができるでしょう。水中で育てる場合は、水上葉に比べて葉が小さく育つのが特徴です。
ボタ爺
ウォーターマッシュルームの育て方
ウォーターマッシュルームは元々、熱帯魚用の水草として日本に輸入された植物です。水槽やビオトープなどでいきいきと育ててみましょう。水草としての育て方や管理のコツについてご紹介します。
育て方①植え付け
水槽への植え方
水槽の中に敷くソイル(床材)を用意します。3~6cmの厚みを目安に、手前は浅く奥にいくにつれて深くなるようにソイルを敷くのがコツです。厚みを変えることで、立体感のあるレイアウトを作れます。ソイルの中に埋もれてしまいそうな下葉は取り除き、ピンセットで根をつかみ植えてください。やや斜めに植えるとよいでしょう。
ボタニ子
ソイルは、栄養を含んだ土を焼き固めたもので、水槽で水草を育てるのに最適なんですよ。
ビオトープへの植え方
ビオトープに適した土は「水生植物用の土」「赤玉土」「荒木田土」などです。睡蓮鉢などに直接敷くよりも、鉢植えなどに植えてから沈める植え方にすると、その後の管理が楽になります。荒木田土は栄養分が豊富に含まれているため、ビオトープの環境づくりには最適ですが、水が濁る傾向があります。気になる場合は、水生植物用の土や赤玉土のほうがよいでしょう。
ボタ爺
あまり増えないようする場合も、鉢植えで沈めるのは効果的じゃ。
育て方②環境
ウォーターマッシュルームは日当たりのよいところを好みます。水槽の中で育てる場合も、成長するために光は必要です。光量は、60cmの水槽で1~3灯(20~60w)を目安にしてください。夏の直射日光や高温に弱いため、屋外の場合は涼しい場所へ移動させたり、水槽の場合は蛍光灯などの排熱に工夫をしたりするとよいでしょう。
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暖かい地域だったら、屋外でもビオトープが楽しめるぞ。そのまま冬越しも可能じゃ。