ウォーターマッシュルームの鉢植えでの育て方
ウォーターマッシュルームは普通の鉢植えとしても、めだかなどの水槽に水草として育てられます。鉢植えならば観葉植物のように楽しめるでしょう。鉢植えで育てると葉柄が長く伸び、葉が大きくなります。葉が直径5cmくらい、葉柄も長く40cmくらいになるものもあります。水中で育てると葉がだんだんと小さくなります。両方の違いを楽しんでもよいでしょう。
①置き場
ウォーターマッシュルームを育てるならば、日当たりと風通しのよい場所を選びましょう。ただし、水生植物なので根の部分を乾燥させると枯れてしまいます。根の部分は常に水に浸しておきましょう。室内ならば日当たりのある明るい窓辺、屋外ならば短時間は日当たりのある半日陰におきます。また置き場の温度には気をつける必要があります。
ウォーターマッシュルームの温度管理
夏…高温
- 室内…容器の水温が高くなると根が傷み枯れてしまいます。窓辺に置く場合は気を付けましょう。
- 屋外…直射日光は苦手です。水温が上がりすぎない半日陰などに移動させてください。
- 冬越しは気温が3℃以下になるような場所では室内に取り込みましょう。また水が凍らないように注意が必要です。
②植え付け
植え替えをするのに適した時期は4月〜9月、頻度は2年に1回です。植え方で気をつけることは株を固定させることです。ウォーターマッシュルームはとても丈夫なので、用土はあまり選びません。いろいろな用土が使えるので、利用の仕方や置き場などを考えて用土を選ぶとよいでしょう。
鉢植えに使用できる用土
- 赤玉土
- 荒木田土…荒木田土とは田んぼの土のことです。養分が入っているので株はよくの生育します。
- ボラ土…ボラ土とは硬い軽石みたいな土のことです。洗って使用すると濁りません。
- 水生植物用配合土…市販されているものです。
- 腐葉土とピートモス…腐葉土:2、ピートモス:8くらいの割合でよく混ぜます。
水苔
水苔で根を包むようにして植え付けても育てられます。水苔は傷みやすいので傷んだら取り換えるようにしましょう。
植え方
ウォーターマッシュルームは根の部分を水に浸して育てます。植え方で注意することは、根の部分をしっかりと固定するように植え付けることです。ウォーターマッシュルームの根の部分のみを用土に植え、深植えの植え方にはならないように気をつけましょう。
③水やり
ウォーターマッシュルームの鉢植えでの育て方で大事なことは水切れさせないことです。根が常に水に浸されているような状態を保てば、水やりをすることはありません。
④肥料
ウォーターマッシュルームは新芽の伸びる4月~9月に、2000倍に希釈した液体肥料を1ヶ月に1回程度与えましょう。生育が旺盛なので伸びすぎるようなら、肥料を中止して剪定をしましょう。切り戻した株で増やせます。
⑤害虫・病気
ウォーターマッシュルームは丈夫な植物で害虫の被害や目立った病気もないでしょう。水に浸した状態で育てるので、よく観察してカビなどには気を付けましょう。水苔を使用する場合は傷むまえに取り換えるようにしましょう。
⑥冬越し
冬期、葉の部分が枯れることも多いですが、根は生きているので水切れに注意して、そのまま育てましょう。暖かくなるとまた芽がでてきます。ウォーターマッシュルームは耐寒性があまりありません。屋外での冬越しは凍らないように気を付ける必要があります。霜が降りるような地域では軒下や室内に取り込みましょう。