クラピアのデメリット
成長も早く、雑草にも負けない旺盛な成育がグランドカバーとして魅力的なクラピアですが、日陰になる場所が苦手などのデメリットも、もちろんあります。いくつか見ていきましょう。
デメリット①日陰など苦手な環境も
芝生もそうですが、クラピアは一日中日陰になるような場所では成育しにくい傾向があります。また、北海道などの寒冷地では越冬できないことも。品種(種類)によって耐寒性が異なるので、選定の際は確認しておきましょう。
デメリット②成長スピードが速すぎることも
クラピアは環境との相性がよすぎると、驚くほどの速度で成長することもあります。家同士が隣り合うような場所では、気が付けばお隣さんの庭にまで広がってしまうこともあるほどです。手入れが楽とはいえ、定期的に成長は確認しましょう。
デメリット③ヒメイワダレソウ(リピア)に比べて高価
クラピアが1ポットで500円前後であるのに対し、ヒメイワダレソウは1ポット150円程度とかなり価格に差があります。クラピアの方が圧倒的に高価であることも購入の際のデメリットといえるでしょう。
デメリット④冬は茶色になる
芝生などにもいえることですが、冬のクラピアは緑が枯れ、茶色い見た目になります。クラピアは多年草なので、冬を越せばひとりでに緑が広がりだしますが、冬でも庭の景観を緑に保ちたい方には向かない種類ともいえるでしょう。
クラピアの購入方法
踏んでも元気に育ち、日陰を除く温暖な環境では、驚くべきスピードでグランドカバーになってくれるクラピアですが、どのような方法で入手できるのでしょうか。主な方法をご紹介します。
購入方法は通販のみ!
クラピアの購入方法は通販サイトのみです。価格が効果な上、実際に手に取ってみれないので購入のハードルがなかなか高くはありますが、ページ上で品種を選ぶことができます。また、10ポットや20ポットなどまとまった数の購入も簡単なので、広範囲に植える場合などは助かりますね。
ホームセンターでも売っていない
庭などに植える植物は主にホームセンターで購入される方も多いでしょう。残念ながら今のところクラピアの購入は通販のみのようです。ヒメイワダレソウはホームセンターで販売されることもあるので、確認して購入するようにしましょう。
フリマサイトなどでの購入は違反
先述したように、クラピアは種苗法によって保護されている日本で誕生した植物です。フリマサイトなど個人間で利益の発生する譲渡は法律で禁止されています。見かけても購入しないように注意しましょう。
まとめ
日本生まれのグランドカバープランツ、クラピアについてご紹介しました。日陰などを除けば場所を選ばず育ってくれます。ただし、北海道などの寒冷地では冬越しが課題です。さらに現在は購入方法が通販のみとなっていました。類似植物の外来植物ヒメイワダレソウと間違わないように注意しましょう。
メリットとデメリットが確認できました。デメリットを考えた上でもやはり、クラピアは素晴らしい植物ですよね。購入の方法についてもご説明します。