クローブってどんなスパイス?味や香りなどの特徴と効果的な使い方を紹介!

クローブってどんなスパイス?味や香りなどの特徴と効果的な使い方を紹介!

シナモン、コショウ、ナツメグと並ぶ四大スパイスとして有名なクローブは、甘くスパイシーな香りが特徴の香辛料です。この記事では、クローブの味や香りの特徴や歴史、効果的な使い方や注意点などを紹介します。料理以外の使い方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.クローブとは
  3. 3.クローブの特徴
  4. 4.クローブの効能
  5. 5.クローブの効果的な使い方
  6. 6.クローブを使うときの注意点
  7. 7.まとめ

クローブの特徴

クローブは、コショウ、ナツメグ、シナモンと並び、世界四大スパイスとして人気の香辛料の1つです。この項目では、クローブの味や香り、効能などの特徴について紹介します。

特徴①クローブの形状

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市販されているクローブの形は「パウダー状」「精油」「ホール状」の3種類です。パウダー状のものとホール状のものは料理などによく利用されます。精油は主にアロマとして利用されることが多いです。それぞれの用途にあわせて選ぶとよいでしょう。

特徴②クローブの味

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乾燥させたクローブをホール状のまま食べると、舌先に痺れるような鋭い刺激と辛みが感じられます。そのままでは刺激が強く食べにくい味ですが、粉末状にしてほかのスパイスと混ぜて使ったり、料理で火を通したりすることで、まろやかになります。特にシナモンやナツメグなどの香辛料との相性がよく、カレー料理のスパイスやチャイの材料として一緒に使われることも多いです。

特徴③クローブの香り

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クローブの香りの主成分は、シナモンやローリエにも含まれている「オイゲノール」です。数ある香辛料の中でも香りが特に強いため、遠く離れていても香りが漂うという意味の「百里香(ヒャクリコウ)」という別名でも呼ばれています。バニラのような甘さと、鼻につんとくるスパイシーな刺激臭が特徴で、人によっては好みが分かれるともいえる香りです。

クローブの効能

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クローブは、香辛料として料理に使われるほか、生薬としても利用されており、さまざまな効能があるといわれています。主な効能は以下のとおりです。

鎮痛作用

昔からインドや中国の民間療法では、クローブは鎮痛剤として活用されてきました。現在でも、ホール状のまま食べることで歯痛を止めたり、お茶にして飲むことで関節痛を和らげたりする効果を期待され、使用されています。

抗菌作用

クローブには、とても優秀な抗菌効果があるといわれています。そのためクローブをホール状のまま舐めたり、パウダー状にしてお茶で飲んだりすると、のどの炎症を鎮める効果が期待できるといわれているのです。また、ホール状のクローブをそのまま食べることで、口臭予防も可能とされています。

防腐作用

クローブには防腐作用があるといわれており、エジプトではミイラを作るときの防腐剤として使用されていました。また、日本ではその防腐作用を活かし「丁子」という名で親しまれ、刀のサビ止めなどで重宝されたといわれています。

消化促進

クローブは弱った胃腸をサポートし、体を内部から温める生薬としても知られています。漢方では、主に冷え対策や消化促進に効果があるとされており、よく用いられます。またインドでは、体を温め、消化を助ける飲み物として、カルダモンやシナモンとあわせてチャイにしてよく飲まれています。

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クローブの効果的な使い方

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