関西の桜の開花時期
通常近畿地方では、3月下旬~4月初旬がお花見のシーズンです。桜の花は咲き始めてから満開までに1週間程度、満開から花びらが落ちるまでに1週間程度かかるといわれています。その年の気候や地域によって見頃は前後するため、各地の開花情報は事前にチェックしてからお花見に出かけましょう。
関西の桜の名所【20位~16位】
20位:篠山城跡<兵庫県>
夜桜スポットでも人気
丹波篠山の名所、徳川家康が作った篠山城の跡には、城の周りを囲むように1000本もの桜が植えられています。城の周りには池もあり、池の水に映し出された桜や水に浮かぶ桜の花びらも楽しめます。ぼんぼりでライトアップされた夜桜も見事です。昼間と夜、両方の時間のお花見を味わってみてください。
19位:仁和寺<京都府>
江戸時代の人も眺めた桜
仁和寺の御室桜(おむろざくら)は、江戸時代から続く格式高い桜の名所です。五重塔と一緒に眺める桜からは歴史の長さとおもむきを感じられます。京都の中でも開花が遅い桜で、4月初めから半ばにかけてが見頃です。ほかの場所でお花見を楽しんだ後、お花見シーズンの最後に出かけてみるものよいですね。
18位:三多気<三重県>
里山の花見は早朝がおすすめ
里山の素朴な風景と、棚田の水面に映し出されるヤマザクラが絵になるのが、三重県の三多気です。三多気の桜は、写真を撮る人たちにも人気の穴場的スポットです。早朝は人も少なく、風が穏やかで水面が揺れにくいため、棚田と桜の写真が上手に撮れます。たまには朝早くにお花見に出かけて、里山のきれいな空気と桜を心ゆくまで味わいましょう。
17位:姫路城<兵庫県>
国宝城と桜の共演
国宝・姫路城の周りには、ソメイヨシノや枝垂れ桜が植えられています。姫路城の明るい白壁と、桜の淡いピンク色のコントラストが息をのむ美しさです。夜には姫路城がライトアップされ、夜桜も観賞できます。城が見えない場所にも桜が豊富に植えられているため、周辺を散歩しながら穴場スポットを見つけるのもよいですね。
16位:嵐山渡月橋<京都府>
春の色に染まる嵐山
時期を問わず観光客が絶えない嵐山渡月橋は、春はお花見でにぎわう人気の場所です。川沿いの桜を渡月橋と一緒に眺めると風情が感じられるでしょう。緑の山肌に桜の淡いピンク色が目立ち、春ならではの山の色合いを楽しめますよ。
関西の桜の名所【15位~11位】
15位:造幣局桜の通り抜け<大阪府>
桜の種類の違いを味わう
大阪で人気の造幣局の桜の通り抜けでは、敷地内にある130品種もの桜を楽しめます。木によって枝ぶりや花のつき方はもちろん、花の形も異なります。1本ずつ、じっくり観察してみましょう。毎年「今年の桜」が選ばれているため、その桜に注目するのもよいですね。川向こうから桜を眺めると、川沿いが一面ピンクに彩られて見え、春ならではの絶景です。
14位:京都府立植物園<京都府>
春以外でもお花見できる
京都府立植物園では、200種を超える桜が育てられています。桜と一緒に、春に咲くたくさんの種類の花も観察しましょう。ソメイヨシノなどの主な桜の見頃は春ですが、冬の寒い時期に咲く寒桜や、秋に見頃を迎える桜も公開されています。一年を通して桜を堪能できる穴場スポットです。
緑色の桜の花に注目
植物園には、普段は見られない貴重な桜がたくさん植えられています。中でもめずらしいのは、御衣黄(ぎょいこう)と呼ばれる、緑の花を咲かせる桜です。植物園でぜひ多種多様な桜の魅力を味わってみてください。貴重な種類の桜を保存するための努力も知ることができ、桜についての見聞を広げる機会にもなりますよ。
13位:夙川公園<兵庫県>
西宮市発祥の桜も堪能
西宮市の夙川沿いには、約3kmにわたってさまざまな種類の桜が植えられています。西宮権現平桜と夙川舞桜という西宮市でつくられた桜も見られすよ。また、市内各地には西宮権現平桜と夙川舞桜が植えられた公園や緑地があり、地元の穴場的お花見スポットとして人気です。
12位:紀三井寺<和歌山県>
関西に春を告げる桜
紀三井寺には桜の開花を見極めるための標本木があり、その木は近畿地方で一番早く咲く桜として有名です。松尾芭蕉が残した俳句にも紀三井寺の桜のことが触れられており、歴史の長さを感じさせます。夜にライトアップもされるため、寺の朱色とピンクに染まった夜桜のコントラストを味わうのもよいですね。
11位:豊公園長浜城<滋賀県>
城を囲む見事な桜
豊臣秀吉が住んでいた長浜城の周りには600本の桜があり、春のお花見の時期には見事に花を咲かせます。城を囲むように桜が植えられているため、どの角度からも城と桜を堪能でき、写真におさめたくなるような景色です。開放的な公園の中で散歩やピクニックをしつつ、桜を愛でましょう。