記事の目次
- 1.冬こそ寄せ植えがおすすめ!
- 2.冬の寄せ植えに向いている花とは?
- 3.寄せ植えにおすすめの冬の花10選
- 4.寄せ植えにおすすめの冬の花①:パンジー・ビオラ
- 5.寄せ植えにおすすめの冬の花②:ガーデンシクラメン
- 6.寄せ植えにおすすめの冬の花③:葉牡丹(ハボタン)
- 7.寄せ植えにおすすめの冬の花④:ポインセチア
- 8.寄せ植えにおすすめの冬の花⑤:エリカ(ジャノメエリカ)
- 9.寄せ植えにおすすめの冬の花⑥:スイートアリッサム
- 10.寄せ植えにおすすめの冬の花⑦:ヒューケラ
- 11.寄せ植えにおすすめの冬の花⑧:プリムラ・ジュリアン
- 12.寄せ植えにおすすめの冬の花⑨:シロタエギク
- 13.寄せ植えにおすすめの冬の花⑩:キンセンカ
- 14.寄せ植えのおしゃれな組み合わせのコツは?
- 15.まとめ
寄せ植えにおすすめの冬の花⑧:プリムラ・ジュリアン
プリムラ・ジュリアンはプリムラの交配種の1つで、パンジー・ビオラにも匹敵する豊富な花色で人気の植物です。草丈が低くコンパクトにまとまるので、鉢やプランターの寄せ植えでも活躍します。鮮やかな色合いの花が多いイメージが強いですが、最近ではシックで落ち着いた色合いの品種もあり、花壇や寄せ植えなどで、他の花と組み合わせる際のバリエーションが広がっています。
花形も豊富で日光が好き
品種改良によって、花色だけでなく花形もバリエーションが増えました。従来のサクラソウに似た花形の他、バラのように咲く品種も登場しています。なお、プリムラ・ジュリアンは日当たりの良い環境を好む植物です。日当たりが悪いと花が付かなくなったり、葉が黄色くなったりします。鉢・プランター栽培でも花壇でも、日当たりのよい場所で育てましょう。
プリムラ・ジュリアンの基本データ
学名 | Primula julian |
科名 | サクラソウ科 |
属名 | サクラソウ(プリムラ)属 |
別名 | 西洋桜草(セイヨウサクラソウ)、ジュリアンハイブリッドプリムローズ |
花色 | 赤、赤紫、ピンク、オレンジ、青、白、黄、複色など多数 |
開花時期 | 11月~5月 |
寄せ植えにおすすめの冬の花⑨:シロタエギク
美しい銀色と独特の形状を持つ葉が特徴のシロタエギクは、花壇でも寄せ植えでも、他の植物をよく引き立ててくれる名脇役です。繊細な雰囲気がありますが、丈夫で寒さに強く、霜に当たっても枯れません。開花時期は初夏で、小さな黄色い花を咲かせます。冬の花壇や寄せ植えとは、また違った美しさがありますよ。
色鮮やかな花との相性が抜群
柔らかい印象の白銀色とレースのような形状から、色鮮やかな花との相性が抜群によい植物です。冬のガーデニングの代表格であるパンジーやビオラ、鮮やかな色の品種が多いガーデンシクラメン、華やかな葉牡丹などが特におすすめですよ。
シロタエギクの基本データ
学名 | Senecios cineraria |
科名 | キク科 |
属名 | キオン属 |
別名 | 白妙菊(シロタエギク)、ダスティーミラー、シルバーレース |
花色 | 黄 |
開花時期 | 4月~6月 |
寄せ植えにおすすめの冬の花⑩:キンセンカ
一年草タイプと多年草タイプの2種類がある
鮮やかなビタミンカラーが印象的なキンセンカは、1年以内に種を残して枯れる一年草タイプと、数年間生きる多年草タイプの2種類に大別されます。多年草タイプは植え替えが必要なので、キンセンカを購入する際は、どちらのタイプなのか園芸店のスタッフに確認をとることをおすすめします。
開花時期が長い食用ハーブ
キンセンカの開花時期は非常に長く、冬から春まで咲き続けます。古くから食用ハーブとして利用されてきた歴史があり、民間療法の薬剤や料理の着色料としても利用されてきました。乾燥した花びらを油に浸して作られた「カレンデュラオイル」は、スキンケア用品によく利用されています。
キンセンカの基本データ
学名 | Calendula officinalis |
科名 | キク科 |
属名 | キンセンカ属 |
別名 | カレンデュラ、ポットマリーゴールド、金盞花(キンセンカ) |
花色 | 黄、オレンジ、白、複色 |
開花時期 | 12月~5月 |
寄せ植えのおしゃれな組み合わせのコツは?
ここからは、冬の寄せ植えを上手に作るコツを紹介します。基本的な組み合わせや、失敗しないコツを覚えて、自分だけのおしゃれで素敵な寄せ植え作りに挑戦してみましょう。
おしゃれな組み合わせのコツその①:テーマカラーを決める
失敗しないコツは、寄せ植えのテーマカラーを決めておくことです。初心者がよくやる失敗として、いろんな色の花を入れ過ぎることがあげられます。色を使い過ぎるとまとまりがなく、品のない作品になってしまうことが多いです。テーマカラーを決めて、それに統一した構成にすれば綺麗にまとまります。このやり方なら初心者でも失敗は少ないですよ。
おしゃれな組み合わせのコツその②:高低差を考える
おしゃれな寄せ植え作りのコツとして、高低差をつけることもあげられます。高低差をつけることで立体感を生み出し、良い意味での変化をつける方法です。基本的には草丈の低いものを前方に配置し、草丈の高いものを後方に配置します。立体感ができることで、植物たちが互いを引き立て合い、その美しさを際立たせます。
おしゃれな組み合わせのコツその③:鉢・プランターとのバランスを考える
おしゃれな寄せ植えを作るなら、植え付けた植物だけではなく、その器である鉢やプランターも選ぶ必要があります。植物の美しさを引き立てるものを選ぶのが基本です。カラフルな寄せ植えなら、鮮やかな色味を引き立てるように、シンプルで落ち着いた色合いの鉢やプランターがよいでしょう。逆に寄せ植えがシンプルなら、ユニークな形のプランターを合わせるという手もあります。
おしゃれな組み合わせのコツその④:水やりの頻度が近い植物を選ぶ
意外と見落とされがちなのが、違う種類の植物を植え付ける場合、水やりの頻度が似ている植物を選ぶことです。寄せ植えにする植物は皆生きていますから、水やりなど、しっかり管理しなくてはなりません。ですが乾燥気味に管理する植物と、湿った状態で管理する植物とが同じ鉢に植えられていたら、両方とも枯れないように水やりするなど不可能です。こんな状況にならないように、水やりの頻度が似ている植物を選びましょうね。
まとめ
寂しい冬の光景を、華やかに彩ってくれる冬の植物たちは、意外とたくさんあります。そういった植物たちを寄せ植えにして、室内や玄関、お庭をさらに美しく演出してみませんか。自分のセンスとガーデニング技術で、冬の家庭を華やかに彩りましょう。
出典:BOTANICA