冬の寄せ植えにおすすめの植物10選!寒さに強く、かつ、お洒落な花は?

冬の寄せ植えにおすすめの植物10選!寒さに強く、かつ、お洒落な花は?

色彩に乏しい冬の季節を、冬に咲く花や色鮮やかなカラーリーフで彩ってみませんか。寄せ植えにすれば、玄関や室内など限られたスペースを華麗に演出してくれるでしょう。今回は、冬の季節に咲く花やカラーリーフ、おしゃれな冬の寄せ植えづくりのコツなどを紹介します。

記事の目次

  1. 1.冬こそ寄せ植えがおすすめ!
  2. 2.冬の寄せ植えに向いている花とは?
  3. 3.寄せ植えにおすすめの冬の花10選
  4. 4.寄せ植えにおすすめの冬の花①:パンジー・ビオラ
  5. 5.寄せ植えにおすすめの冬の花②:ガーデンシクラメン
  6. 6.寄せ植えにおすすめの冬の花③:葉牡丹(ハボタン)
  7. 7.寄せ植えにおすすめの冬の花④:ポインセチア
  8. 8.寄せ植えにおすすめの冬の花⑤:エリカ(ジャノメエリカ)
  9. 9.寄せ植えにおすすめの冬の花⑥:スイートアリッサム
  10. 10.寄せ植えにおすすめの冬の花⑦:ヒューケラ
  11. 11.寄せ植えにおすすめの冬の花⑧:プリムラ・ジュリアン
  12. 12.寄せ植えにおすすめの冬の花⑨:シロタエギク
  13. 13.寄せ植えにおすすめの冬の花⑩:キンセンカ
  14. 14.寄せ植えのおしゃれな組み合わせのコツは?
  15. 15.まとめ

寄せ植えにおすすめの冬の花③:葉牡丹(ハボタン)

出典:BOTANICA

冬のガーデニングの定番植物の1つである葉牡丹は、キャベツを鑑賞用に改良した品種です。色づいた葉が幾重にも重なっている姿が、牡丹の花に似ていることから「葉牡丹」という名前が付けられました。牡丹の花が縁起の良い花とされていることから、姿が似ている葉牡丹も縁起の良い植物とされています。そして冬に見頃を迎えること、牡丹よりも育てやすいこともあって、クリスマスや正月の寄せ植えに利用されるようになりました。

正月飾りの定番

出典:写真AC

葉牡丹の開花時期は春ですが、葉の観賞価値が高いので見頃は冬の正月です。そのため正月飾りの寄せ植えとして、玄関や室内に飾ることが多くなりました。これは昔、牡丹を正月に飾る風習があったことも関係しています。葉牡丹は牡丹に比べると安価で手に入りやすく、丈夫でガーデニング初心者にも育てやすい植物です。そのため葉牡丹のほうに人気が集まり、葉牡丹の寄せ植えを正月飾りにする家が増えたと言われています。

葉牡丹の基本データ

学名 Brassica oleracea var.acephala
科名 アブラナ科
属名 ブラシカ(アブラナ)属
別名 花キャベツ、牡丹菜(ボタンナ)、阿蘭陀菜(オランダナ)
花色 赤、紅、ピンク、黄、白、紫、緑、複色
開花時期 3月~5月(ただし見頃は葉が色づく11月~2月)

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寄せ植えにおすすめの冬の花④:ポインセチア

出典:BOTANICA

クリスマスの定番植物であるポインセチアは、メキシコ原産の常緑性低木です。寒さにはそれほど強くないので、室内に飾って管理しましょう。また、ポインセチアの葉は日光に当たる時間が短くなってから赤くなる性質を持っているので、赤くするためには日光に当てる時間を調節する必要があります。初心者が寄せ植えにする場合は、すでに葉が赤くなった株を使うか、緑色の状態のままで利用するほうがよいでしょう。

クリスマスシーズンに出回る理由

出典:BOTANICA

ポインセチアがクリスマスシーズンに出回る理由は、ポインセチアがキリスト教で非常に縁起の良い植物とされているからです。17世紀にメキシコにやってきたキリスト教の僧侶たちがポインセチアを見て、その鮮やかな赤色を「キリストの血」、緑色を「永遠の象徴」に例えたこと、そしてポインセチアの葉の形が、キリスト教の聖地ベツレヘムの星に似ていることがきっかけとなって、クリスマスを象徴する植物になったと言われています。

ポインセチアの基本データ

学名 Euphorbia pulcherrima
科名 トウダイグサ科
属名 トウダイグサ(ユーフォルビア)属
別名 クリスマスフラワー、猩々木(ショウジョウボク)
花色 赤、白、ピンク、黄緑、紫、複色
開花時期 10月~3月

寄せ植えにおすすめの冬の花⑤:エリカ(ジャノメエリカ)

出典:写真AC

品種によって開花時期や特徴が異なる

エリカは非常に多くの品種を持つ植物で、花形や開花時期などが品種によって異なるという特徴があります。購入前に品種について、よく調べておきましょう。ここで紹介するジャノメエリカは、エリカの品種の中でも寒さに強く、比較的育てやすい品種です。名前の由来は、花の中心部にある黒い葯(やく)が、蛇の目のように見えることからきています。12月から4月まで咲き続ける開花期間の長さも、この品種の大きな特徴です。

暖地なら地植えでの冬越しも可能

出典:写真AC

エリカは品種によって耐寒性が異なります。ジャノメエリカの耐寒性は比較的高く、-5℃まで耐えられるので、暖地なら地植えでの冬越しも可能です。ただし、土が凍ると根が傷んで枯れてしまうので注意しましょう。寒さに強い分、暑さと湿気に弱いので夏対策も必要です。草丈が高く、放置していると2mくらいにまで生長します。寄せ植えにする場合は、後方に植えるほうがよいでしょう。

エリカの基本データ

学名 Erica
科名 ツツジ科
属名 エリカ属
別名 栄寿(エイジュ)、ヒース、ハイデ
花色 赤、白、ピンク、紫、オレンジ、黄
開花時期 品種によって異なる(ジャノメエリカは12月~4月)

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寄せ植えにおすすめの冬の花⑥:スイートアリッサム

出典:BOTANICA

種まきの適期は春と秋の年二回

小さな花をたくさんつけながら横に広がっていく性質と、ほのかに甘い香りを併せ持つスイートアリッサムは、花壇の前方やグラウンドカバーに、寄せ植えでは引き立て役にと、大いに活躍してくれるガーデニングの名脇役です。本来は多年草ですが、夏の暑さに弱いため、日本では一年草として扱われています。種まきの適期は春と秋の年二回です。春に咲かせたいなら秋、秋に咲かせたいなら春に種をまきます。

初心者におすすめなスーパーアリッサム

出典:BOTANICA

前述したようにスイートアリッサムは暑さに弱いため、本来は多年草ですが、日本では一年草として扱われています。しかし近年、品種改良の進化によって、暑さに強い品種「スーパーアリッサム」が誕生しました。この品種は直射日光に注意すれば夏越しも可能です。初心者は無論のこと、多年草として楽しみたい方にもおすすめの品種と言えるでしょう。

スイートアリッサムの基本データ

学名 Lobularia maritima
科名 アブラナ科
属名 ニワナズナ(ロブラリア)属
別名 ロブラリア、庭薺(ニワナズナ)、アリッサム
花色 赤、白、ピンク、オレンジ、紫
開花時期 2月~6月(秋まき)/9月~12月(春まき)

寄せ植えにおすすめの冬の花⑦:ヒューケラ

Photo by salchuiwt

多彩な葉色とコンパクトな草姿、さらに日陰でも育つ丈夫な性質を持つヒューケラは、カラーリーフプランツとして高い人気を誇ります。また、春から夏にかけて咲く花が美しい品種もあるため、冬以外の季節も楽しめる点も魅力です。寄せ植えでも大いに活躍してくれますが、葉色のバリエーションが豊富なので、ヒューケラだけを鉢やプランターに植えて、室内や玄関を飾るのも面白いでしょう。

半日陰で育てるのが望ましい

出典:写真AC

日陰でも育つので、日当たりが良くない場所での栽培や、玄関や室内に飾る寄せ植えにも向いています。ただし、ほとんど日が当たらないのでは、さすがに花つきや葉色が悪くなってしまいます。また、強過ぎる日差しに当たると葉焼けする恐れもあるので、半日陰で育てるのが望ましいです。丈夫ですが多湿な環境は苦手なので、夏は水はけがよく涼しい場所で管理しましょう。

ヒューケラの基本データ

学名 Heuchera
科名 ユキノシタ科
属名 ヒューケラ属
別名 壺珊瑚(ツボサンゴ)、コーラルベル、ホイヘラ
花色 赤、白、ピンク、緑
開花時期 5月~7月中旬

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寄せ植えにおすすめの冬の花⑧:プリムラ・ジュリアン

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