紅芯大根の栄養価と効能
大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼとそれぞれでんぷん、タンパク質、脂質を分解してくれる消化酵素が3つも含まれています。紅芯大根はこの3つの酵素に加え、紅色部分にアントシアニンも含まれているため、とても栄養価の高い野菜といえます。美味しく食べて、健康を保ちましょう。
紅芯大根の栄養価
紅芯ダイコンは、大根と同じくビタミンCが豊富です。ほかにもカルシウムや鉄、消化酵素も含まれています。大根と違うのはアントシアニンが含まれているところです。消化酵素は熱に弱いですが、アントシアニンは加熱しても性質が変化しません。ただし熱を加えると色が抜けていきます。鮮やかさを残す場合は、蒸したり素早く茹でたりするなどと調理に工夫が必要です。
紅芯大根の効能
紅芯大根に含まれる豊富なアントシアニンは抗酸化力が非常に強く、体内で作られる活性酸素を抑制したり免疫力を上げてくれたりする効果が期待できます。加えて、アンチエイジングや血行促進による動脈硬化予防など、多くの効能があるとされるのです。また消化酵素(アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ)も豊富で、体内の消化吸収を助ける効果も期待できるでしょう。
紅芯大根の種類
紅芯大根には、品種改良された種類もたくさんあります。改良されたものは紅芯大根に比べると、大きさや形、味など少しずつ変わっていきます。それぞれの味を楽しんでみましょう。
天安紅芯大根
天安紅芯大根は、北京近郊で栽培された紅芯大根を改良した種類です。大きさは7~8cmでカブと同じ形が特徴です。切った中身は紅芯大根と同じ赤色で、抗酸化作用のあるアントシアニンが含まれています。味は甘く歯ごたえもしっかりしているため、浅漬けやサラダなどで食べるのがおすすめですよ。
北京紅芯大根
北京紅芯大根は、大きさが直径約10cmで、味は甘く果肉もやわらかくみずみずしさがあります。食べ方は甘さを味わえるサラダが向いています。葉がカブの葉のようにまとまっているため、プランターなど狭い場所で密植した栽培が可能です。
紅くるり大根
紅くるり大根はやや小ぶりで、中だけでなく外の皮部分も赤い大根です。白い大根のようなみずみずしさと、果肉部分の水分量が多くて柔らかいのが特徴です。春まき、秋まきで育てられるため、家庭でもリレー栽培ができますよ。
ボタニ子
ただ、春まきで育てる紅芯大根は、暑い季節の対策も必要なの。リレー栽培するなら、遮光ネットを用意して直射日光を避ける対策もしましょうね!
まとめ
紅芯大根は、大根に比べると育てやすく、家庭菜園初心者でもチャレンジできます。まき時をほんの少しずらして、簡単なリレー栽培も楽しめますよ。栽培が簡単なだけでなく、味も抜群です。鮮やかに料理を彩ってくれるでしょう。ぜひ家庭菜園で育てて、美味しい紅芯大根を収穫してくださいね。
家でリレー栽培してみるのも楽しそうだね!