雑草が生えにくい環境づくりに大切なこと
草刈りをしても、また雑草はすぐに伸び始めます。雑草が生えにくい環境づくりには、まず現在ある草の根っこなどを処理して、予防することが大切です。
地下茎のある雑草の処理
スギナやよもぎなど地下茎のある雑草
定期的な草刈りをしていても、同じところにスギナやよもぎが生えてきて、減るどころか年々増殖していることもあります。地下に残った地下茎に栄養を蓄え、越冬しているからです。根っこまで処理できないと、草の増殖を防げません。雑草とのいたちごっこが続くでしょう。
根っこの取り方
根っこや球根、地下茎には、まずねじり鎌を使ってみましょう。鎌で根っこの周りの土を削ってから引き抜きます。地下茎のあるスギナやよもぎなどは、少しずつ引き上げて根を探します。無理に引っ張ると途中で切れてしまうため、集中力と根気のいる作業です。地面の硬い場所なら、雨が降った翌日の土が柔らかくなっているときがおすすめです。
除草剤を活用する
地下茎のあるスギナやよもぎを手で引き抜くのは大変なので、除草剤を使用してみるのもよいでしょう。地下茎や球根のある雑草を根絶するには、除草剤の使用が手軽で効果的です。できるだけ草の背が低い時期で、なおかつ地面が湿っている状態は薬剤が染み込みやすくなるので、雨上がりの日にまくのがコツです。
種が飛ぶ前に草刈りをする
長く放置すると雑草が増える原因に
冬には枯れるだろうとそのまま長いあいだ雑草を放置していると、雑草に種ができます。この種が地面に落ちてしまうと、また発芽して草が増えてしまいます。山から風で飛んできたり、鳥が運んできたりした種によって、知らない間に木が生えることも珍しくありません。早ければ早いほど処理も簡単に済むので、枯れるのを待つよりも除草するのがおすすめです。
定期的な草刈りが大事
現在生えている雑草をこれ以上増やさないようにするためには、種が作られる前に刈り終えておくことが必要です。適切な時期に年4回の草刈りと、根っこなどの取り方にも気を付けることで、雑草の増殖を防げます。
雑草が生えるのを予防する
防草シートを敷く
わずかな隙間でも草は生えてくるので、密度の高い種類の防草シートを選ぶのがコツです。防草シートの上に凸凹があると、そこに堆積した砂ぼこりと飛んできた草の種で発芽してしまいます。これは防草シートの上に生えているだけで、簡単に取り除けます。しかし、放置してしまうと大きく成長してしまうので、こまめな管理が必要です。
砂利を敷く
家の庭などにおすすめなのは、防草効果もあり美しい景観づくりにも役立つ砂利です。ただし砂利はどれだけ厚く積んだとしても隙間から雑草が生えてきてしまいます。手入れが面倒だったり、砂利だけでは頼りなく感じたりする方には、砂利を敷く前に防草シートを張りましょう。シートの上に砂利を敷くと、防草効果が高まります。
予防効果のある除草剤を活用
除草剤は雑草が生えてから液剤をまくタイプのものだけでなく、粒剤で生えるのを予防する除草剤があります。草を枯らす除草剤と組み合わせると、より効果的です。
雑草の草刈りにおすすめの道具
草刈りに関する道具は種類がたくさんあります。草刈りは道具を上手に使い、根気強く続けていくことが大切です。自分の好みやライフスタイルにあった適切な道具を選びましょう。
おすすめの草刈り鎌
三日月鎌
大五郎 特製三日月鎌 鋼付 180㎜
参考価格: 792円
草刈り鎌といえば、三日月鎌をイメージする人も多いでしょう。切れ味があるので取り扱いに注意が必要ですが、少しだけ刈るにもさっと取り出せるサイズなら家に1つあると安心です。切れ味が悪くなっても砥石で研げば問題ありません。長く使えて経済的です。
ねじり鎌
仁作 ステンレス製 ねじり鎌
参考価格: 880円
ねじり鎌は、草取りをするときに傍にあると便利です。土を削って根っこなどを取るだけでなく、細かい草や隅に映えて取りづらい草を刈るときにも活躍します。三日月鎌に比べると切れ味はないですが、軽いので女性や力の弱い方にもおすすめです。
おすすめの除草剤
ラウンドアップマックスロード
ラウンドアップマックスロード
参考価格: 1,958円
高い除草効果がほしい方には、ラウンドアップマックスロードをおすすめします。雨にも強く、忙しくて決まった日時にしか作業できない方も、天候や時間を気にせずに使えます。希釈せずにそのまま使えるシャワータイプで、思い立ったときにできるのが魅力です。
みんなにやさしい除草剤おうちの草コロリ
みんなにやさしい除草剤おうちの草コロリ
参考価格: 3,000円
小さい子どもやペットがいて、安全な成分の除草剤を使用したい方には、アース製薬の「みんなにやさしい除草剤おうちの草コロリ」がおすすめです。食品成分生まれで安心して利用できます。また、安全な成分から効果が薄そうなイメージをもたれがちですが、即効性もあって機能もばっちりです。こちらもシャワータイプで、広範囲の草にもまきやすいでしょう。
まとめ
雑草は刈るのにも処理にも手間がかかります。刈ったあとの管理をするのもなかなか大変かもしれません。しかし、草刈りのやり方を工夫することで、庭などの土地を美しく保てるでしょう。家を大切にすることは、地域との繋がりにも影響します。定期的な草刈りと、そもそも雑草を生えさせないという環境づくりを目指しましょう。
- 1
- 2