アジュガの増やし方
アジュガは、株分けで増やすのが簡単で一般的ですが、ここではちょっとかわった葉挿しや種まきについてもご紹介していきます。
株分け
アジュガは、匍匐(ほふく ) 茎、別名「ランナー」を横に伸ばし、着地したところに根をおろして子株を作り増えていきます。
アジュガは、花が咲いたあとにランナーを伸ばす習性があるよ!
この子株を掘り上げ、匍匐茎を切りはなして新しく植えたい所に植え付けるだけでアジュガは簡単に増やせます。根が浅く、小さなシャベルで簡単に掘り上げられ、容易に活着するのでぜひ試してみてくださいね。
葉挿し
さし穂を作る
葉挿しというと、多肉植物などのイメージが強いかもしれませんが、アジュガも葉挿しで増やすことができます。まず元気のよい葉を付け根から切り取り、さし穂を用意します。時期は春が最適です。
すべてが発根するとは限らないので、やや多めに採取しておきましょう。また、大きな花は蒸散を防ぐために半分くらいに切っておきます。
水あげをする
さし穂を採取したら、1時間くらい水につけてしっかりと水あげをします。このとき、発根促進剤を入れてもよいでしょう。
清潔な土に挿す
そのあとは、湿らせた清潔な土に箸などで穴をあけ、挿し穂を挿せば完了です。葉が倒れないよう、静かに水をやります。土は、挿し芽や種まき用の市販の土か、鹿沼土、バーミキュライトなど根が伸びやすいサラサラとした軽い用土を使いましょう。それらがなければ、新しい観葉植物の土などでも大丈夫です。発根が確認できたら、好きな場所に定植できますよ。
発根が確認できるまでは土は乾かさず、常に湿らせておいてね!
種まき
アジュガは株分けでの増やし方が主流なため、種はほぼ市販されていません。種まきをしたい場合は、花後に種ができたら採取し、そのままとりまきするとよいでしょう。ただ、枯れた花を種が熟すまで付けておくことは株の体力消耗になるので、種をとりたい株以外の花は、枯れてきたら早めに切り取るのがおすすめです。
まとめ
花も葉も美しく、丈夫で育てやすいアジュガ。何種類も取り混ぜて植えれば、カラフルなのに大人っぽい素敵なお庭や寄せ植えが演出できること間違いなしです。増やすのも簡単なので、ご紹介した方法をぜひお試しくださいね。
出典:筆者撮影