カトレアの育て方!美しくきれいな花を咲かせるコツを詳しく解説

カトレアの育て方!美しくきれいな花を咲かせるコツを詳しく解説

カトレアは華やかで美しい咲き姿が人気の植物です。木の上などに着生するのが特徴で、水苔に根を巻きつけて植え付ける必要があります。そのため育て方が少し難しく上級者向けの植物といわれています。そんなカトレアの育て方や、美しくきれいな花を咲かせるコツをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.カトレアとは
  2. 2.カトレアの育て方
  3. 3.カトレアの増やし方
  4. 4.カトレアの病気と害虫
  5. 5.まとめ

カトレアの増やし方

カトレアは増やさずに大株に仕立てる育て方も人気ですが、鉢を分けたい場合などは株分けで増やすのがおすすめです。株分けを行うときに使用するピンセットやハサミは、しっかりと消毒して使うと病気に感染してしまうのを予防できます。株分けでの増やし方に適した時期や方法を詳しくご紹介します。

増やし方①株分けの時期

株分けは植え付けや植え替えと同じ4月〜5月に行います。そのため植え付けや植え替えのときに同時に株分けをするのがおすすめです。この時期は育成期にあたり、株分け後に根付きやすいといわれています。また、耐寒性が弱いため冬に株分けをするのは避けましょう。

増やし方②株分けの方法

素焼きの鉢などから根を優しく取り出し、ピンセットやハサミなどで株を切り分けていきます。切れ味の悪いものを使うと根を傷めてしまう場合があるので、切れ味のよいものを使用しましょう。株分けしたら新しい水苔に根を巻きつけて育てます。約1ヵ月で根付くので、それまでは気温の変化が少ない場所で保管してください。

カトレアの病気と害虫

ウイルスに弱い性質があり、感染すると枯れてしまう恐れがあるので注意しましょう。また、雨が長く続き多湿になってしまう梅雨時期には、病気や害虫被害を受けやすくなります。カトレアのかかりやすい病気や害虫被害をご紹介します。

灰色カビ病

灰色カビ病は、梅雨時期などの湿度が高い季節に発生しやすい病気です。名前のとおり、感染した部分が灰色に変色する病気で、カビの菌糸が原因で発生します。多湿にならないように水はけのよい環境を作ったり、風通しのよい場所で育てたりすると予防ができます。

軟腐病

軟腐病は高温多湿の時期に注意が必要な病気です。軟腐病に感染すると株元から腐敗が始まり、茎が柔らかくなっていきます。そのまま放っておくと悪臭を放ち、腐敗が広がっていきます。薬剤を散布しても治せないので、感染した部分は早めに切り取り処分してください。

ナメクジ

Photo byMichel_van_der_Vegt

ナメクジは若芽や葉を食害しながら茎や葉を這って移動します。ナメクジの移動したあとは白くてネバネバした液体が残っているのが特徴です。ナメクジには塩をかけて駆除するイメージがあるかもしれませんが、塩をかけても小さくなるだけで駆除はできないので、箸などを使ってカトレアから引き剥がして駆除してください。

まとめ

カトレアを美しく咲かせるコツや株分けでの増やし方、病気や害虫についてご紹介しました。土に植え付ける育て方ではないので少し難しく感じるかもしれませんが、品種によって丈夫で育てやすいカトレアもたくさん販売されています。花色や咲き姿、株の大きさなど自分好みのカトレアを見つけてぜひ育ててみてくださいね。

Alisa.
ライター

Alisa.

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