晩白柚の他の種類と見分け方
晩白柚は柑橘類の「文旦(ブンタン)」の品種の1つで、種類はほかに「土佐文旦(トサブンタン)」「河内晩柑(カワチバンカン)」などがあります。それぞれの特徴と晩白柚との見分け方をみていきましょう。
種類①土佐文旦(トサブンタン)
名前 | 土佐文旦(トサブンタン) |
学名 | Citrus grandis |
樹高 | 1.5m~3m |
収穫時期 | 12月~2月 |
開花時期 | 5月中旬~6月 |
土佐文旦はブンタンのなかでも比較的小さめの柑橘類です。重さは数百g~1kgほどになり、甘みが強く果汁が豊富な果実といわれています。主な栽培地は高知県で、収穫時期はハウス栽培でなら11月頃、露地栽培なら1月頃から始まります。
ボタ爺
晩白柚と土佐文旦は果実の大きさや果皮の厚さで見分けられるよ。
種類②河内晩柑(カワチバンカン)
名前 | 河内晩柑(カワチバンカン) |
学名 | Citrus kawachiensis |
樹高 | 2~3m |
開花時期 | 5月 |
収穫時期 | 3月~6月 |
ボタニ子
円形の晩白柚に対して、河内晩柑はわずかにしずく型で、サイズも一回り小さいため見た目で見分けられます。
晩白柚の主な栽培地と収穫時期
晩白柚の主な栽培地は熊本県です。国産晩白柚の約90%以上が熊本県で栽培され、熊本県八代市の名産品にもなっています。そのほか鹿児島県や大分県でも作られ、九州地方の温暖な気候が良質な晩白柚の栽培に適していることが分かります。
ボタ爺
ちなみに、晩白柚の原産地はベトナムだよ。
晩白柚の収穫時期
ボタ爺
次は晩白柚の栽培方法を紹介するぞ!
出典:写真AC