フィンガーライムとは?育て方や味の特徴、おすすめの食べ方を紹介!

フィンガーライムとは?育て方や味の特徴、おすすめの食べ方を紹介!

フィンガーライムは近年人気が高まりつつある果物です。大きい親指のような、細いラグビーボールのような特徴的な形をしています。オーストラリア原産で、日本でも栽培する人が増えてきました。そこでフィンガーライムの特徴、育て方、おすすめの食べ方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.フィンガーライムとは
  2. 2.フィンガーライムの育て方
  3. 3.フィンガーライムの収穫の時期とタイミング
  4. 4.フィンガーライムの味と食感
  5. 5.まとめ

フィンガーライムとは

フィンガーライム

出典:写真AC

フィンガーライムはオーストラリア原産の柑橘類です。樹になる姿は小さくて細長く、一見地味です。見慣れた一般的なライムとは形が全く違いますが、近年、人気が高まりつつあります。日本ではまだ珍しいですが、高級果実としてレストランなどで見かけるようになりました。

フィンガーライムの特徴は酸味と香り

ライム
Photo byteetasse

一般的なライムはこんな感じです。

フィンガーライムは、柑橘類の中の「香酸柑橘(こうさんかんきつ)」です。香酸柑橘とは、一般的なみかん類に比べて香りや酸味が強いため、生食よりも薬味や風味付けのために用いられることが多い柑橘類です。ライム以外にもレモンやゆず、カボスやスダチなどが含まれます。

人気の理由は豊富な色とつぶつぶの果肉

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タラコのようにも見えますがれっきとした果物です。これもフィンガーライムの一種です。

フィンガーライムの驚くべき点は果肉です。親指のような細長い果実を切って皮をぎゅっと押さえると、キャビアのような小さな粒がムクムクとあふれるようにこぼれ出てきます。粒はしっかりとして、ライムやグレープフルーツのような味わいです。爽やかな香りも魅力です。

フィンガーライムの基本情報

フィンガーライムの基本情報

出典:写真AC

学 名 Microcitrus australasica
科名・属名 ミカン科ミカン属
特 質 自家結実。授粉樹不要(一本で結実)
樹 高 1~3m
形 態 常緑多年草
耐寒性・耐暑性 比較的強いが厳冬は要注意
日 照 半日蔭
植える場所 庭植え、鉢植え
栽培適地 年間平均気温7~17℃
開花期 春~夏
収穫期 夏~晩秋
剪 定
施肥時期 春~秋

フィンガーライムという名前の意味

フィンガーライム

出典:写真AC

フィンガーライムは指のような形をしているためそう呼ばれています。学名はMicrocitrus australasicaで、オーストラリアの小さい柑橘というような意味です。他にも果肉がキャビアに似ている意味から「森のキャビア」とか「キャビアライム」、「フルーツキャビア」とも呼ばれています。樹が旺盛に茂るという意味で「ブッシュキャビア」や「ブッシュライム」の愛称もあります。

フィンガーライムの大きさと色

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果実は10~20gくらいで長さは4~8cmほどです。細長いラグビーボールのような形をしています。表皮の肌質は他の柑橘類と似ており、緑や茶色や黒っぽい色が多いです。果肉は赤やピンク、紫、緑、白などとてもカラフルです。細かく分けると約200種類あるといわれており、味も香りも種類ごとに違うのも魅力です。

フィンガーライムの樹

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樹にはトゲがあり、やや癖があるため栽培や収穫に少し手間がかかります。また寒さに弱いため、日本で栽培されているフィンガーライムは限られていて、なかなかお目にかかれません。しかし近年、少しずつ販売される苗木が増えてきました。

好みの色の果実にするには

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フィンガーライムは個体差の大きい植物です。もし種から育てようとしても果実の色を固定するは困難です。自分の好みの色の果実を育てたい場合は、果実の色が確認できる大きな樹から枝を切り、挿し木をするとよいでしょう。

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フィンガーライムの育て方

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