カラマンシーとは?
フィリピンで人気のカラマンシーという果実を知っていますか?カラマンシーはライムのような見た目の柑橘類で、美容や健康によい成分をたくさん含んでいることから「奇跡の果実」といれています。一年間時期をとわずに実をつけることから「四季橘」という和名があり、日本でもジュースやビネガーが売られています。そんなカラマンシーの特徴や食べ方についてまとめました。
カラマンシーの基本情報
フィリピンで人気が高い
カラマンシーは主に東南アジアで栽培されている柑橘類で、特にフィリピンで人気があります。フィリピンでは魚料理や肉料理の味付けとして使われたり、マーマレードの材料として使われたりします。
和名は「四季橘(シキキツ)」
一年中時期をとわずに実をつけるため「四季橘(シキキツ)」という和名がつけられました。さらに沖縄では「四季柑(シキカン)」という名前で親しまれていて、シークヮーサーの代用として使われています。「四季なり金柑」と呼ばれることもあります。
奇跡の果実といわれている
カラマンシーは、美容や健康によい成分をたくさん含んでいることから「奇跡の果実」といわれます。その人気は美容大国である韓国でも広がっていて、フィリピン以外の国でもカラマンシーのジュースやビネガーが料理に使われます。
観葉植物としても栽培される
丈夫で育てやすいという特徴があるので、北アメリカでは食用ではなく観葉植物として栽培されることが多いです。寒い時期は室内で栽培する必要がありますが、日本国内でも栽培でき、鉢植えや庭木での栽培に向いています。
カラマンシーの特徴
カラマンシーの基本情報がわかったところで、次は見た目や味の特徴をご紹介します。
見た目の特徴
熟す前の果皮は緑で、見た目はライムやシークヮーサーに似ています。大きさはライムより少し小ぶりなものが多いです。熟して果皮がオレンジ色になると金柑そっくりな見た目になりますが、カラマンシーはミカン科ミカン属に属しているので、キンカン属の金柑とは分類が異なります。
味の特徴
果皮は、甘くてよい香りがします。一方の果実の味はかなり酸っぱいと感じる人が多いようで、フィリピンでもそのまま食べられることはあまりありません。フィリピン料理ではレモンやライムのように、肉の臭みをとったり味のアクセントとして使われたりします。
旬の時期
カラマンシーは四季咲き性の常緑樹で、旬の時期はありません。寒い地域だと冬に花が咲かないこともありますが、暖かいところでは一年中花を咲かせて実をつけます。
ボタニ子
次はカラマンシーの効果について紹介します!
出典:写真AC