みかん品種「不知火」とは?デコポンとの違いや基本の育て方を紹介!

みかん品種「不知火」とは?デコポンとの違いや基本の育て方を紹介!

みかん品種「不知火」はスーパーでもよくみかけるみかんです。しかし、「不知火」の名前では流通していないため、その姿が思い浮かぶ方は少ないことでしょう。そんな変わり種のみかん品種「不知火」を育ててみませんか?不知火についてたっぷりとご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.みかん品種「不知火」って?
  3. 3.みかん品種「不知火」の育て方
  4. 4.みかん品種「不知火」の管理方法
  5. 5.みかん品種「不知火」の食べ方
  6. 6.まとめ

はじめに

出典:写真AC

みかん品種「不知火」は、甘みがあってジューシーで、普通の種類のみかんのように薄皮ごと食べられる美味しいみかんです。しかし「不知火なんて種類のみかんは知らないよ?」と思った方も多いのではないでしょうか?実は「不知火」は別の名前で売られているのです。みかん品種「不知火」について、その特徴と育て方をご紹介します。

みかん品種「不知火」って?

出典:写真AC

不知火は、私たちの身近にある種類のみかんです。では不知火とはどのような品種のみかんなのでしょうか?基本的なことからご紹介していきます。

基本情報

園芸分類 果樹
形態 中高木
樹高 2.5~3m
収穫期 1~2月
受粉樹 不要
耐寒性 普通(最低気温-5℃以上、年平均気温16℃以上)
耐暑性 強い

みかん品種「不知火」とデコポンの違い

出典:写真AC

不知火をみたら、きっと多くの方がある種類のみかんに似ていると感じることでしょう。そのみかんとは「デコポン」です。では不知火とデコポンの違いは何でしょうか?実は「不知火」はみかんの種類としての正式名称で、「デコポン」は登録商標です。つまり不知火とデコポンの違いは、正式名称か登録商標かの差でしかなく、同じみかんなのです。

登録商標なのにどの地域もデコポンで出荷できるのはなぜ?

出典:写真AC

不知火とデコポンの違いはわかりました。では、本来登録主しか使えない登録商標名の「デコポン」で、多くの地域が出荷できるのはなぜでしょうか?デコポンの登録商標は熊本県果実農業共同組合連合会が持っています。しかし現在はその登録商標を使ってよいとされているため、種類名の不知火よりも商品名のデコポンの方が一般化したのです。

みかん品種「不知火」の特徴

出典:写真AC

不知火の一番の特徴はその見た目です。ほかの多くのみかんと違い、ヘタの部分がポコッと盛り上がった姿をしています。デコの部分は寒暖差が激しいときや、木に勢いがあるときにできやすいのも特徴です。樹木としての特徴は、ほかの多くのみかんと同じく、ツヤのある濃い緑色の葉で1年中覆われる常緑樹という点になります。

みかん品種「不知火」の栄養価

出典:写真AC

不知火にも、ほかの種類のみかんと同じく豊富な栄養が含まれています。含有量に違いはあるものの、カリウムやビタミンC、クエン酸、カロテン、ペクチンなどが豊富です。むくみの改善や免疫力の向上、疲労回復や腸内環境の改善などが期待できます。

カロテンの一種「β-クリプトキサンチン」

出典:写真AC

β-クリプトキサンチンはみかんに多く含まれている栄養素で、不知火も多く含んでいる特徴のある成分です。特に喫煙や飲酒、肥満体形の人は消費しやすいので、みかんでしっかり補いましょう。体内の活性酸素を除去することで、がんの予防効果が期待できるとして注目されている成分です。

みかん品種「不知火」の花言葉

Photo by YUMIKO_okp

みかん品種「不知火」の花言葉

  • あなたは純潔

不知火の花言葉の由来は不明です。しかし、みかんが「花嫁の喜び」「清純」という花言葉を持っていることから付いたものと推測されます。

次のページ

みかん品種「不知火」の育て方

関連記事

Article Ranking