ミネオラオレンジとは何か?
「ミネオラオレンジ」はデコポンに似た柑橘類です。スーパーなどでは「タンジェロ」「タンゼロ」といった名前で売られていることがありますが、買ったことがあるでしょうか?ここではミネオラオレンジがどのような果物なのかと、その選び方や見分け方、食べ方をご紹介します。スイーツにも向いている品種ですので、見かけたら作りたくなるかもしれません。
ミネオラオレンジの基本データ
分類 | 果樹 |
形態 | 高木 |
原産 | アメリカ |
旬 | 3月~4月 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 比較的強い |
ボタニ子
ミネオラオレンジの特徴
アメリカで誕生
ミネオラオレンジは1931年、アメリカのフロリダ州オレンジ郡の県庁所在地「オーランド」で開発されました。ミネオラの名前は、フロリダ州の地名が由来しています。現在、流通しているミネオラオレンジのほとんどはカリフォルニア産です。
デコポンとの違いは”皮”
ミネオラオレンジは大人の拳ほどの大きさをしており、茎の部分(果梗部)にはコブのような突起があります。形状だけ見るとデコポンに似ていますが違いは分かりやすいです。見分け方は、ミネオラオレンジの方がデコポンより一回り小さく、表皮の色が濃くて艶があります。
呼び名が複数ある
ミネオラオレンジは単純に「ミネオラ」と呼ばれることもありますが、「タンジェロ」と表記されることもあります。これは、そもそもミネオラオレンジはオレンジに属さず、ミカン属タンジェロ種に属する柑橘類だからです。また、形状が鈴に似ていることから、贈答用では「ハニーベル」と呼ばれることもあります。
ミネオラオレンジの旬と選び方
ミネオラオレンジの旬
ミネオラオレンジの旬の時期をご紹介します。ミネオラオレンジが出荷されるのは2月下旬あたりで、市場に出回る時期は3月~5月ごろです。そのうち、ミネオラオレンジの食べごろは3月~4月です。デコポンも出荷と旬の時期が同じなので、一緒に店頭に並ぶことがあります。
ミネオラオレンジの選び方
ミネオラオレンジの選び方をご紹介します。注目すべきポイントは”皮”です。皮の色が濃く、張りと艶があるものがおすすめです。また、持ったときに重量感があるほうがよいです。逆に持ったときに皮がブカッっとしたような触感がしたり、ヘタが枯れていたりするものは、味が落ちているので選ばないほうがよいでしょう。
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市場に出てるミネオラオレンジのほとんどはカリフォルニア産なんです!最近は国産のものも少しずつ出回り始めています。